マーティン・シーン (今週のスター)

チャーリー・シーンの親父と呼ばないで

 名優マーティン・シーンは、今となっては息子のエミリオ・エステベス、チャーリー・シーンよりも名前が知れ渡っていないかもしれない。ほんとに名優なのに、そりゃないぜよ。でもそういえば最近は何してるんだろう?

 残念ながら、僕はマーティン・シーンがどんな映画に出演しているのか余り知らない。どうやら主演級の俳優ではないのらしく、脇を固めるのが得意らしい。無名時代にオールスターキャストの戦争映画「キャッチ22」(71)で豪華な俳優たちに紛れて顔を出していたので、将来的には大きくなる気質はあったと思えるのだが。

 主演した作品では、「地獄の逃避行」(74)、「地獄の黙示録」(79)、「Da」(85)の演技が広く知られている。「地獄の黙示録」での鏡の前で暴れるシーンは、実際に少し意識を失っていたらしく、鏡を叩き割る演出も彼がいつの間にかやってしまったモノホンの演技なのだ。その酔いっぷりは今でも語り草になるほどである。

 その他の作品では「ファイナル・カウントダウン」(80)、「ガンジー」(82)、「デッドゾーン」(83)、「ウォール街」(87)などが有名である。また、息子たちのパロディ映画にも顔を出している。

 それにしてもそっくりだぁ。

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