トミー・リー・ジョーンズ (今週のスター)

 この間、掲示板で「ハーバード大学を卒業した俳優を教えてください」というクエスチョンがあったけど、いました。トミーさん、しっかりハーバード出てます。かしこいねえ。といっても、いい大学出てるからって、いい役者かどうかとは関係ないんだけどね。もちろんトミーさんはいい役者ですけど。

 この人は、有名になった頃は、もういぶし銀みたいな感じになってた。ま、昔も「歌え!ロレッタ・愛のために」(80)とかあったけど、やっぱりこの人は90年代からだね。オリバー・ストーン監督作品もいいけど、「メン・イン・ブラック」(97)のサングラス・スタイルも決まってます。

 僕がすごいと思ったのは、「逃亡者」(93)でアカデミー助演男優賞を取ったとき、授賞式にハゲ頭で登場したこと。ほんとうのハゲかと思っちゃいましたよ。次の映画の役作りのために髪をそり落としていたというんだけど、世界が注目する晴れ舞台にまさかハゲで登場するとは、こやつはただものじゃないなと思った。

 「ボルケーノ」(97)、まじでいいです。ふつうなら若いスターが主役するべき映画なのに、トミーさんのようなおっさんが主演してるとこに味がある。

オリジナルページを表示する