ジョン・グッドマン (今週のスター)

名前の通り、良い男
 デブを売りにした俳優の中では誰よりも目立っている俳優だと思う。かなりの巨漢だが、性格俳優として、様々な映画に顔を出し、強烈なインパクトを残してきた。「ビッグ・リボウスキ」(98)ではウージー片手に半ばプッツンしたようなすごい役どころだったが、このようにコーエン兄弟の作品となるとよく目立つおじさんだ。「バートン・フィンク」(91)も必見。
 日本では「フリントストーン」(94)のいかにも優しそうな石器時代のサラリーマン役で人気が出てきたが、本当に人気が出たのは「ブルース・ブラザース2000」(98)あたりからだろうか。見事にジョン・ベルーシの後任を務めた。優しい声を持ち、声優としても「ラマになった王様」(00)、「モンスターズ・インク」(01)などで好印象を残している。
 初主演作は「ラルフ一世はアメリカン」(90)。割と主演作も多い。僕の一番のオススメは「夢を生きた男/ザ・ベーブ」(92)だ。ホームラン王ベーブ・ルースを演じている。これは野球映画としては、史上5本の指に入る傑作だと思う。いかにベーブがすごい野球選手で、なおかついかに人間らしい人間だったかよくわかる内容だ。名前のとおり「グッドマン」と言わせるいい男だ。

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