ジェニファー・アニストン (今週のスター)

アメリカでは最もパワーのあるスター
 ジェニファー・アニストンと聞いてピンと来る人、いったい何でピンときたのか。ブラッド・ピットの元妻としてか、それともテレビシリーズ「フレンズ」のレイチェル役としてか。とにかく今のところはあまり日本ではまともな映画女優としての評価を得ていないジェニファーであるが、アメリカでは最も力のあるスターとも言われているのだから、あちらとこちらではえらい違いがある。正直、エンターテイメント・ウィークリー誌などでベタボメされたところで、僕は「誰じゃ?」と思っていたのである。でも、ブラピが離婚後もまだ結婚指輪をはめっぱなしにしていたほどだから、それほどのいい女には違いない。テレビの賞であるエミー賞やゴールデングローブ賞では常連の感あり。映画を観ることで忙しい僕は、あちらの国のテレビ番組のことまで勉強したら収集が付かなくなってしまうので、実を言うと彼女のことはよくわからないのだが、ただし一本だけ「ブルース・オールマイティ」(03)という劇場公開映画で彼女の活躍をたっぷりと堪能させてもらった。「ブルース・オールマイティ」は日本ではイマイチ受けないでアメリカではやたら受けているジム・キャリーが主演する少々悪のりのコメディで、これまた日本では無名のキャサリン・ベル(ところがあちらではビッグスターだ)も出演してるもんだから、そりゃアメリカでは大騒ぎになっただろう。同作はバカンスに出かける神様の代役を務めることになったジム・キャリーが、神の力を得るも、恋人のジェニファー・アニストンの心だけは動かすことができなかったというお話で、ジム・キャリーさんが神の力を頼ることなく、一生懸命必死になってジェニファーにアタックするそのけなげさが受けた映画である。たしかに「ブルース・オールマイティ」のジェニファーは、大切にしたくなる素敵な女性だった。僕はこの1本だけで今まで無視していたジェニファーの大ファンになりましたよ。ジェニファーの笑顔を見てるとホント癒されます。なにか包容力のある女優さんだ。

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