オリヴィア・ハッセー (今週のスター)
日本で人気があった女優が帰ってきた
オリビア・ハッセーといえば、なんと言っても「ロミオとジュリエット」(68)に尽きる。シェイクスピアの書いた台本では、ロミオとジュリエットはティーンエイジャーであったのに、それまでの舞台劇では決まって主役は成人した人が演じていたものだった。舞台劇ならまだましだが、映画では40くらいの女性が16・7歳になる少女役を演じるのには無理がある。そこで監督のフランコ・ゼフィレッリは、シェイクスピアが最初に意図した年齢と同じ年齢の役者を起用することを決意し、見事オリビア・ハッセーがその役を射止めたのである。映画は、ニーノ・ロータの音楽と共に大ヒット。オリビア・ハッセーは一躍アイドルとなった。日本人みたいな顔立ちだったためか、日本ではその人気が大爆発。映画ファン雑誌の表紙を何度も飾るなど、まさに人気絶頂期に突入した。悪くいえば、日本ではこのジュリエット役だけで人気を保っていたような気もするが、日本でのその人気は他国にとっては想像できないものだったろう。もちろん日本では日本のCMにも出演しているし、聖母マリアを演じた「ナザレのイエス」(76)はテレビ映画でありながらも、日本では劇場公開されている。深作欣二の「復活の日」(80)では日本映画に出演を果たした。そして同年布施明と結婚(7年後離婚)したのだ。ブエノスアイレス生まれにして、スペイン語、イタリア語、英語をこなし、各国飛び回る国際女優であるが、やはり日本での人気が一番だろう。80年代以降は主にテレビ映画主体で、あまりマスコミに顔を出さなくなった感はあるが、しかし日本での隠れファンは相変わらず多い。
しかし、なぜ今更オリビア・ハッセーなのか? オリビアをバカにしちゃいけませんぞ。現在ももちろん女優業を続けているし、最近では「マザー・テレサ」(05)でマザー・テレサ役を演じているのだから! 故ヨハネ・パウロ2世もオリビアのことが大のお気に入りだったとか。今年(2005年)は18年ぶりに来日して、いまだにその美貌は健在であることを示してくれた。こうなると、これからも期待できそうである。
オリビア・ハッセーといえば、なんと言っても「ロミオとジュリエット」(68)に尽きる。シェイクスピアの書いた台本では、ロミオとジュリエットはティーンエイジャーであったのに、それまでの舞台劇では決まって主役は成人した人が演じていたものだった。舞台劇ならまだましだが、映画では40くらいの女性が16・7歳になる少女役を演じるのには無理がある。そこで監督のフランコ・ゼフィレッリは、シェイクスピアが最初に意図した年齢と同じ年齢の役者を起用することを決意し、見事オリビア・ハッセーがその役を射止めたのである。映画は、ニーノ・ロータの音楽と共に大ヒット。オリビア・ハッセーは一躍アイドルとなった。日本人みたいな顔立ちだったためか、日本ではその人気が大爆発。映画ファン雑誌の表紙を何度も飾るなど、まさに人気絶頂期に突入した。悪くいえば、日本ではこのジュリエット役だけで人気を保っていたような気もするが、日本でのその人気は他国にとっては想像できないものだったろう。もちろん日本では日本のCMにも出演しているし、聖母マリアを演じた「ナザレのイエス」(76)はテレビ映画でありながらも、日本では劇場公開されている。深作欣二の「復活の日」(80)では日本映画に出演を果たした。そして同年布施明と結婚(7年後離婚)したのだ。ブエノスアイレス生まれにして、スペイン語、イタリア語、英語をこなし、各国飛び回る国際女優であるが、やはり日本での人気が一番だろう。80年代以降は主にテレビ映画主体で、あまりマスコミに顔を出さなくなった感はあるが、しかし日本での隠れファンは相変わらず多い。
しかし、なぜ今更オリビア・ハッセーなのか? オリビアをバカにしちゃいけませんぞ。現在ももちろん女優業を続けているし、最近では「マザー・テレサ」(05)でマザー・テレサ役を演じているのだから! 故ヨハネ・パウロ2世もオリビアのことが大のお気に入りだったとか。今年(2005年)は18年ぶりに来日して、いまだにその美貌は健在であることを示してくれた。こうなると、これからも期待できそうである。