メルシャン品川アイマックスシアター (メールマガジン)
2007/04/09 Vol.106 発行部数 675
こんにちは。ミネラルウォーターよりも水道水の方が好きな澤田です。
今日久しぶりに「エイリアン2」観たんですけど、やっぱり何度観てもいいですね。海兵隊が最初にエイリアンにおそわれるシーンは、あまりのすごさに思わず感動泣きするとこでした。あの動体レーダーと心電図がかっこいいです。映像は今からするとチープに見えますが、ストーリーがすごく練りに練られているから飽きません。主人公のリプリーって本当に気の毒な人なんですよね。いつもいつもエイリアンと戦うことになって、いつも自分だけが取り残されて独りぼっちなんですよね。「エイリアン3」でエイリアンに向かって「長いつきあいになるわね」とつぶやいていたのが印象的でした。
コラム「メルシャン品川アイマックスシアター」
残念なニュースです。メルシャンのアイマックスシアターが品川、軽井沢ともに3月31日の上映を最後に閉館となってしまいました。品川のアイマックスシアターは「都内唯一」を謳っていて、僕もかなり利用していたので(アイマックスの新作は欠かさず見ていました)、非常に残念です。品川に行く楽しみがもうなくなってしまいました。
アイマックスシアター、知らない人のために説明すると、とにかくスクリーンが大きな映画館でして、特殊グラスをかけてみる立体映像作品をメインに上映していました。「スーパーマンリターンズ」「オープンシーズン」などが、アイマックスシアターでは飛び出す画面で見られたわけです。「ハリーポッター」シリーズはアイマックス名物のひとつでした。
映像が大きい上に画質も綺麗で、服の材質感や、産毛の一本一本から、スターのニキビや肌の毛穴の脂汚れまでくっきりと映し出していました。何度見ても驚きの連続でした。
映画が始まったとき、カウントダウンの数字がだんだんと巨大化していって、スクリーンを埋め尽くし、数字が自分の目の前まで差し迫っていく映像は崇高な感じさえありました。
ところがこの映画館、いつも貸し切りみたいに誰もいなかったんですよ。僕が仕事の後に見に行っても、お客さんは僕を入れて2・3人くらいのときがほとんどでした。だから僕はいつも一番見やすい席で見ていましたよ。
「アントブリー」という映画を見に行ったときには、お客さんが誰もいなくて、僕も一映画ファンとしてこれでいいのかと心配したものです。僕にとっては寄付してもいいくらいありがたい映画館でした。
「アントブリー」は、アリから見た人間の世界を描いた映画でしたが、アリの視点から見たキッチンの映像がものすごく大きくて、迫力に圧倒されたものでした。もうこういった映像も見ることができないのかと思うと寂しくてなりません。
映像が大きい。ただそれだけで、こんなにも楽しめるのに、どうしてかお客さんが来なかった。映画を見終わったお客さんが「疲れた」とつぶやく光景を僕は何度も見たことがあるので、映画を見慣れていない人には苦痛となる映像だったのかもしれません。プリンスホテルの6階にあるという点も客足が遠のいた理由かもしれません。あれだけのスペースをとるわけですから、維持費もかかったでしょうから、あれだけの客数で、今までよくやっていたものです。
最も小さい映画である8ミリ映画が去年消滅するといわれて、結局復活して軽くブームになっているというのに、一方で、大きさが売りなのに、それが仇となって、閉館してしまったアイマックスシアター。ある種アトラクションのごとく映画を楽しめた映画娯楽の結晶ともいうべきものだったのに、いやはや、これがなくなったのは残念極まりないのです。
こんにちは。ミネラルウォーターよりも水道水の方が好きな澤田です。
今日久しぶりに「エイリアン2」観たんですけど、やっぱり何度観てもいいですね。海兵隊が最初にエイリアンにおそわれるシーンは、あまりのすごさに思わず感動泣きするとこでした。あの動体レーダーと心電図がかっこいいです。映像は今からするとチープに見えますが、ストーリーがすごく練りに練られているから飽きません。主人公のリプリーって本当に気の毒な人なんですよね。いつもいつもエイリアンと戦うことになって、いつも自分だけが取り残されて独りぼっちなんですよね。「エイリアン3」でエイリアンに向かって「長いつきあいになるわね」とつぶやいていたのが印象的でした。
コラム「メルシャン品川アイマックスシアター」
残念なニュースです。メルシャンのアイマックスシアターが品川、軽井沢ともに3月31日の上映を最後に閉館となってしまいました。品川のアイマックスシアターは「都内唯一」を謳っていて、僕もかなり利用していたので(アイマックスの新作は欠かさず見ていました)、非常に残念です。品川に行く楽しみがもうなくなってしまいました。
アイマックスシアター、知らない人のために説明すると、とにかくスクリーンが大きな映画館でして、特殊グラスをかけてみる立体映像作品をメインに上映していました。「スーパーマンリターンズ」「オープンシーズン」などが、アイマックスシアターでは飛び出す画面で見られたわけです。「ハリーポッター」シリーズはアイマックス名物のひとつでした。
映像が大きい上に画質も綺麗で、服の材質感や、産毛の一本一本から、スターのニキビや肌の毛穴の脂汚れまでくっきりと映し出していました。何度見ても驚きの連続でした。
映画が始まったとき、カウントダウンの数字がだんだんと巨大化していって、スクリーンを埋め尽くし、数字が自分の目の前まで差し迫っていく映像は崇高な感じさえありました。
ところがこの映画館、いつも貸し切りみたいに誰もいなかったんですよ。僕が仕事の後に見に行っても、お客さんは僕を入れて2・3人くらいのときがほとんどでした。だから僕はいつも一番見やすい席で見ていましたよ。
「アントブリー」という映画を見に行ったときには、お客さんが誰もいなくて、僕も一映画ファンとしてこれでいいのかと心配したものです。僕にとっては寄付してもいいくらいありがたい映画館でした。
「アントブリー」は、アリから見た人間の世界を描いた映画でしたが、アリの視点から見たキッチンの映像がものすごく大きくて、迫力に圧倒されたものでした。もうこういった映像も見ることができないのかと思うと寂しくてなりません。
映像が大きい。ただそれだけで、こんなにも楽しめるのに、どうしてかお客さんが来なかった。映画を見終わったお客さんが「疲れた」とつぶやく光景を僕は何度も見たことがあるので、映画を見慣れていない人には苦痛となる映像だったのかもしれません。プリンスホテルの6階にあるという点も客足が遠のいた理由かもしれません。あれだけのスペースをとるわけですから、維持費もかかったでしょうから、あれだけの客数で、今までよくやっていたものです。
最も小さい映画である8ミリ映画が去年消滅するといわれて、結局復活して軽くブームになっているというのに、一方で、大きさが売りなのに、それが仇となって、閉館してしまったアイマックスシアター。ある種アトラクションのごとく映画を楽しめた映画娯楽の結晶ともいうべきものだったのに、いやはや、これがなくなったのは残念極まりないのです。