方言について (メールマガジン)

2006/9/4 Vol.99

こんにちは。澤田です。

テレビゲームしすぎてフラフラです。ずっとテレビ画面を凝視するのは毒ですよ。


コラム「方言について」

地方の人って、自分が訛っていることに気づいていないことがありますよね。僕は熊本生まれですが、僕も熊本にいた頃は自分が訛ってるなんて全然思ってませんでした。地元を離れてみて初めて自分が訛っていることに気づくのです。イントネーションもアクセントもまるでダメ。カルチャーショックでしたよ。

【熊本市民が標準語と勘違いしている熊本弁】
ハワク   掃く
ヌカル   刺さる
ナオス   収める
ノサル   手に入る
アトゼキ  出たら戸を閉める
イッチョン 全然
キナ    黄色
ダゴ    とても

よくよくみると、こりゃまるで外国語ですよ。これらはあくまで「熊本市」の言葉なので、同じ熊本県でも八代や阿蘇だとまたニュアンスも違ってくるわけです。でも、それぞれの地区で言葉が独自の発展を遂げてるところがすごい!地方同士では通じあえるけど、一歩外に出ると通じないところはまるでファンタジーの世界のようです! ちなみに熊本では幼稚園児にも猫にも尊敬語を使うので、たまに実家に帰ると、変な気持ちになっちゃいます。

前置きが長くなりました。この方言が映画ではどうなるか。方言を使うと、映画の味わいも深まりますね。「男はつらいよ」はシリーズを通して様々な方言が飛び交います。

でも、地方をロケした映画でも、メインキャストでは標準語が使われるケースも多いような気がします。これは万人受けを狙ってのことでしょうか? そういえば、関西弁を話す芸人は多いけど、熊本弁を話す芸人は少ないですね。全国的になじみのない言葉を映画の世界で使うのは、難しいのかもしれません。

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