全席指定に物申す （メールマガジン）

2005/12/5 Vol.64

こんにちは。澤田です。

自分が1年間に何本の映画を見たのか、今まで数えたことはなかったのですが、来年から数えることにしました。毎日映画を見るたびに記録をつけていくのです。いつ、どこで、何を見たか。払った金額と、誰と見たかなども詳しくメモしていきます。果たして僕は1年間に何本映画を見てるのかな？？　300本はたぶん見てると思うのですが、正確なところは自分でもわかりませんから。自分が誰よりも結果を楽しみにしているのです。

見る映画の本数には目標はありません。自分が見たいと思ったときに見て、見たくないときにはわざわざ見ません。これからも今まで通り、自由気ままにのびのびと、映画と付き合っていくつもりです。


ミニコラム「全席指定に物申す」

今、日本中のあらゆる映画館が全席指定になってしまいましたね。自由席の映画館といえばミニシアターくらいのもので、本当に少なくなってしまいました。

指定席の利点といえば、立ち見がなくなるということくらいでしょうか。指定席というと、どうしても映画館側の都合に思えてきます。指定席すなわちそれは各回入れ替え制を意味します。2回続けてみることができないのです。2回見ようと思ったら1800円の倍の3600円払わなければなりません。5年前は良かったですね。1800円で何度見ても良かったのですから。もっと昔なら2本立てで、1800円で2本も映画が見られたのに、今では1800円でたったの1本1回分ですよ。近年映画の興行成績が上がってきてますが、もしかしたら入れ替え制になったことも少なからず成績に影響があったのかもしれませんよ。リピーターなんて言葉が流行りだしたのも全席指定が導入されてからのような気がしないでもないです。

僕もすっかり全席指定に慣れてしまいました。自分の席はいつも決まっていて、それぞれの映画館に自分の心の中の指定席を持っています。たいてい僕は左側の後方座席に座ってます。だからたまに右側に座ると落ち着きませんね。

映画館側としては、お客さん同士が隣り合わないように席と席の間をあけて席を売るのが礼儀というものです。例えば僕が仕事帰りによく行く品川プリンスシネマは、隣に人が座らないように注意して、ちゃんと間をあけて席を取ってくれます。ところが先日行った有楽町の某映画館は、ガラガラだったのにも関わらず、隣に別のお客さんが座っている席でもお構いなしに売っていました。あきれましたね。お陰で僕は肘掛けも使えずに窮屈でしたよ。隣のお客さんも律儀な人で、僕が横に座っているのに自分の指定席を離れようとしませんでした。映画館側も、全席指定にするのなら、ちゃんと客の立場をわかった上でやってもらいたいもんですね。