ガルボはガルボに消された (メールマガジン)

2005/11/7 Vol.60

こんにちは。澤田です。

いきなり出張で長崎に行ってきました。急だったのでカメラを持って行けなかったのが残念ですが、会社のお金でしっかり長崎の町を観光してきましたよ。

僕が泊まったホテルは商船を豪華客船風に改造したホテルでした。一泊3900円。ふかふかの絨毯の広い部屋に感動です。ホテル内にレストランやバーやサウナもあって、エンジンルームも見学できました。さながらタイタニック気分です。デッキでは落っこちそうで怖かったですが、船上から望む景色は絶景ですね。外国みたいな夜景が綺麗でした。長崎ってロマンチックな港町なんでね。

グラバー園には本当に感動しましたね。日本に現存する最も古い西洋のお家がそのままの形で展示されていまして、当時の生活風景が浮かんできました。高い天井に暖炉。厨房、貯蔵庫、隠し部屋、花園。映画ではよく見慣れたものですが僕の憧れている世界がそこにありました。

原爆資料館は小学校の頃に行きましたが、まったく覚えてなかったので初めて訪れた気分です。展示品が少なく、原爆の悲惨さを伝えるのにはまだ不十分という気はしましたが、11時2分で止まっている時計にはショックを受けました。

路面電車にも乗りました。料金は100円。僕は熊本出身なので路面電車には慣れているつもりでしたが、すごい混みようで、おりたいところでおりたくてもおりられず、1駅余分に乗車してしまいました。


ミニコラム「ガルボはガルボに消された」

グレタ・ガルボの人気は、マリリン・モンロー同様、いつまでも廃れませんね。彼女が人気があった秘訣は、ミステリアスだったということでしょう。どういう人なのか、どういう生活を送っていたのか、よくわからない人なんですね。僕はガルボに関する書籍を読んだことがないのでファンの皆さんが知っていることほど詳しいことは知りませんが、映画会社側は、ガルボをミステリアスな女優として演出していたようです。どういう人なのか世間にプライベートをさらすよりも、ファンの想像をかきたてさせた方が人気も揺るぎないものになるという作戦だったのでしょう。何年か前に「シモーヌ」という映画がありましたが、あの映画のモデルもガルボじゃないかと僕は思っています。

36歳という若さでガルボは映画界を引退し、その美しい容姿を若いまま永遠に観客の記憶にとどめました。本当にタイミングのいい引退だと今でも言われますが、実はガルボは映画会社を「クビ」になったらしいのです。ガルボ本人としては女優を続けたかったようで、その証拠に、50歳くらいのガルボが映画会社に送るための写真も撮影しています。しかし映画会社はガルボを復帰させませんでした。ガルボの築き上げた伝説を守るためだったのでしょう。ガルボは自分の名声に抹殺された女優だったんですね。

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