先行上映で成績アップ (メールマガジン)

2005/7/4 Vol.47

こんにちは。澤田です。

雨が続いて嫌な季節ですよね。洗濯物は部屋干しするしかなく、1日干しても生乾きのままで、匂っちゃいます。こんなときに衣類乾燥機があればなあと思います。


ミニコラム「先行上映で成績アップ」

話題作は、決まって先行上映されるようですが、どうしてわざわざ1週間前に上映するのでしょうか。これは、オープニング記録の数字を稼ぐためです。日本でいうオープニング記録というのは、公開された土日2日間の興行成績のことですが、実はここに先行上映で稼いだ数字を上乗せすることができるのです。

今週公開される「スター・ウォーズ/エピソード3」のオープニング記録には、先々行上映と先行上映の成績もプラスされます。こうなると、必然的に興行成績が良いように見えてきますね。

さらに、先行上映をすると、公開前に見た観客たち(そのほとんどはスター・ウォーズをすぐにでも見たくてたまらないファンたち)が「面白かった」と口コミで宣伝してくれるので、話題性が高まります。口コミの威力は侮れません。テレビの方も「スター・ウォーズ/エピソード2」を公開前日に放送するので、それを見た視聴者も「エピソード3」に興味を持ってくれますし、さらにテレビ局としても上映前の放送ということで視聴率が稼げて、まさに一石二鳥です。

こうなると「エピソード3」が1位になることは間違いないでしょう。そして1位になった時点で「オープニング記録第1位」という宣伝文句が利用できるようになり、またメディアから注目され、観客を誘い込めます。

映画会社の人たちは、興行成績をあげることに一番躍起になってるかと思われるほど、数字を気にしているようです。

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