テレビで30分カットされてもいいじゃない (メールマガジン)

2005/5/30 Vol.45

こんにちは。澤田です。

出てきたお腹をひっこめるために、とうとうロードレース用の自転車を買ってしまいました。色はオレンジです。スピードが出過ぎてちょっとおっかないですが、車道を走るのは気持ちがいいものですよ(歩道側はデコボコしていて怖くてとても走れません)。足がガクガクになりますけど、いい汗が出ます。

何を隠そう、僕の趣味は自転車なんですよ。実は僕は小学生のころは自転車に乗れませんでした。クラスでも自転車に乗れなかったのは僕だけでしたね。ずっと隠していましたが、中学になってやっと乗れました。いっきにのめり込みましたね。それ以来しょっちゅう自転車で遠出していました。熊本-博多間をママチャリで何往復したか覚えていません。

僕は今ままでに何度も自転車を盗まれているので、今度は絶対盗まれないように、部屋の中に置くようにしています。お陰様で部屋がかなり狭くなりました。これからとうぶん土日は愛車と一緒にツーリングにでかけるつもりです。


ミニコラム「テレビで30分カットされてもいいじゃない」

僕はテレビで放送される短縮版の映画が大好きです。こんなことを書くと「おまえはそれでも映画ファンか?」と言われるかもしれません。

僕の友達の多くは、テレビで内容がカットされることに反感を持っています。2時間の映画でも、CMを入れて番組の枠内で放送するためには30分カットしなくてはいけません。「短縮版ではちゃんと見たことにならない」「公平に評価できない」という映画ファンの意見ももっともです。

でも、テレビの短縮版は、30分カットしてもストーリーがちゃんとわかるようになっていて、非常に良くできたものです。DVDでノーカットで見直してみると、いかに短縮版がバッサリと手際よくカットしているかかがわかります。その大胆なカットぶりには感動すら覚えます。テンポがよくなり、まったくだらけません。カットしてこそ映画は面白い思うことさえあります。

ところどころにCMを入れるために、短縮版はよく考え抜かれています。最初の30分間はCMがありません。そこで視聴者をキープするのです。中盤あたりでは数分おきの間隔でCMが何度も入ってきます。このCMのタイミングが絶妙で、視聴者を白けさせません。CMが流れている間も緊張感をいつまでも維持しているのです。

テレビの短縮版は、そもそも映画ファンのためのものではなく、たまに映画をみる一般視聴者をひきつけて視聴率を稼ぐために放送されるものです。一般人は映画ファンほど映画を見ることに対しての集中力を持ち合わせていません。だからテンポよくコンパクトに収まった短縮版がテレビには不可欠なのです。もちろん、できるだけ多くの視聴者を獲得するため、音声は日本語に吹き替えます。これを見て「面白い」と言ってくれる人が増えるのだから、短縮版も悪いものではありません。

傑作というものは、30分カットしても色あせないものですよ。それでもノーカットで見たいというのなら、映画館に行って見れば良いじゃないですか。テレビがこれだけ気軽なんだから、1800円を払って映画館でじっくりと映画を見るありがたさもわかってくるというものです。

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