小森のおばちゃまを偲ぶ (メールマガジン)

2005/1/11 Vol.32

こんにちは。澤田です。

先週が僕の誕生日でした。僕が今年の誕生日にしたことは、名刺を作ったことです。今までは手作りの名刺を使ってましたけど、これからはちゃんとした名刺を使っていこうと思いまして。これで自分が少しは偉くなったかなと。

その日は会社の近くのファミレスでワインを飲んで、ハンバーグとケーキを食べて帰りました。慣れないワインを飲んだせいで、電車の中で熟睡してしまい、終点で車掌に起こされました。


ミニコラム「小森のおばちゃまを偲ぶ」

1月8日、映画評論家の小森和子さんが亡くなりました。95歳でした。「おばちゃまはね」で始まるお茶目トークですっかりおなじみだった人です。シャーリー・マクレーンと仲の良い人でした。

僕が小さい頃もよくテレビで見てましたけど、あの頃は色々なバラエティに出てましたから、職業が映画評論家だったなんて知らなかったです。でも僕が映画に興味を持つようになってから、おばちゃまが本当はスゴイ人だということがわかりました。おばちゃまの本を一冊買って読みましたが、感銘を受けたのはスターをよく褒めていることです。おばちゃまが出会ったスターは600人以上いるらしく、おばちゃまは実際にスターと会ったときの印象をそのまま文章に書いているのでした。おばちゃまはスター主義者で、映画評論家というよりは映画愛好家というべき人でした。おばちゃまの映画愛が僕らにも伝わってくるから、とても好感が持てました。「映画があるから人生は10倍楽しい」というおばちゃまの言葉を聞くと、この人は本当に映画が好きな人だったんだなぁと、僕は感心してしまうわけです。小森のおばちゃまこそ映画評論家のスターでした。

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