仕草がかわいい女優たち (メールマガジン)

2004/10/18 Vol.22

澤田です。2週ぶりのコンチニワですね。

最近お腹が出てきたので、何か運動をしなくちゃいかん、と思いまして、バッティング・センターに行ってきました。ところが、空振りとファウルの連続で、すっかり自分の運動神経に自信をなくしてしまいました。こう見えても草野球には自信があったんですけど・・・。
友達はどんなスポーツでも簡単にこなせるのに、僕は何をやってもヘッポコで、ちょっと自己嫌悪に陥っちゃいました。


コラム「仕草がかわいい女優たち」

映画女優は、スクリーン上の見栄えでその価値が決まる。どんなに可愛い女の子でも、どんなに写真写りがいいモデルでも、スクリーン上の見栄えが良くなければスターにはなれない。逆に言えば、スクリーン上で輝いているならスターになれる。マリリン・モンローだって、数ある写真集を見てもらうよりも、「お熱いのがお好き」の最初の登場シーンを見てもらう方が分かりやすい。モンローの魅力は「仕草」にあるからである。「仕草」が素敵な女優といえば、米のナタリー・ウッド、伊のソフィア・ローレン、仏のアンナ・カリーナなどもそうで、彼女たちは写真で見ただけでは、何が魅力的なのかよくわからないが、ひとたび動いているところを見ると、まるで魔法にかかったように、その魅力の虜になってしまう。僕は彼女たちのように、スクリーン上で光り輝く女優こそ、真のスターだと思うのである。


イベントリポート「ヴィスコンティ映画祭」

朝日ホールで開催中のヴィスコンティ映画祭、本当に有意義な時間を過ごせました。毎回満席ですごかったですね。18歳くらいの女の子が一人で見に来てたり。あんなに硬派な映画にお客さんがぞろぞろ来るなんて感激です。かっこいい俳優がいっぱい出てくるからでしょうか? 僕が一番注目していた「異邦人」では客席が混雑して上映が5分遅れるほどの盛況ぶり。内容も大満足でした。客層は、おばあちゃんが多かったのですが、受付の人に「この映画には日本語の字幕はついてますか?」と質問する人がけっこう多かったですね。字幕は付いて当たり前。おそらくこういう質問をする人は、ひさしく映画を見てないんじゃないかな。

座談会ではフィルムを復元した機関の責任者でもあるラウラ・アルジェントさん(ダリオ・アルジェントさんの従兄弟にあたります)がゲストに招かれて、フィルムの復元作業の実態について語ってくれました。

ヴィスコンティ映画祭で上映されたフィルムは、よく見るとあまり綺麗じゃないんですよ。というのもスタッフの人たちは、フィルムを綺麗にすることが目的ではなくて、マスターのネガを保存することを目的としているからなんですね。つまり、映画祭で上映された映像は、ヴィスコンティが作った大本の映像だったんですね。

オリジナルページを表示する