トム・クルーズ世界最大のファン・サービス (メールマガジン)

2004/09/21 Vol.19

こんにちは。澤田です。
MGMの買収問題で、ワーナーに転がるかソニーに転がるかで問題になりましたが、結局下馬評通りソニーに行っちゃいました。MGMは米メジャースタジオの中では僕の最も好きな映画会社だっただけに、単独でもっと色々やってもらいたかったのですが・・・。こうなるとソニーはますますスゴイ会社になっちゃうのかなあ


コラム「トム・クルーズ世界最大のファン・サービス」

トム・クルーズは最もスターらしいスターでしょう。出る映画すべてがことごとく当たってますし、男からも女からも好かれます。親日家で、小泉首相に会ったり、ジョイポリスに遊びに来たりして、好感度はますますアップです。

そんなトムが10月21日、有楽町で5000人のファンと握手会をするそうです。5000人はいくらなんでも凄すぎじゃないですか! 一人2秒と考えても全員握手するのに3時間かかりますよ。大変でしょうねえ。5000人は全員がファンだから、一瞬でも気は抜けませんし、全員に一声掛けて欲しい物です。手が痛くても、1人たりともファンをがっかりさせるような態度をみせるわけにはいかないのです。

おそらく日本で最も数多くの独占インタビューをやってきたであろう軽部真一さんは、トム・クルーズの握手を今まで会ったスターの中でも最高の握手だとコメントしていました。トムは握手するとき、いつも親友であるかのようにしっかりと手を握ってくれるとのことです。

ほんと、トム・クルーズは俳優としても人間としても心から尊敬しますよ。

10/21追記※結局握手会は新作クランクイン日程変更にともない中止となりました。


名作案内「ヴィスコンティ映画祭」

こんな映画祭を待っていました。イタリアの巨匠ルキーノ・ヴィスコンティのなんと全作品を一挙公開しようという11日間のイベントです。この数年間で、ベルイマン、フェリーニ、トリュフォーなど、ヨーロッパの映画監督の作品を一挙上映する映画祭が目立ちましたが、今回のヴィスコンティ映画祭は他のイベントとは規模が違います。復元に15年。費用は1億円以上とか。芸術のためにここまでやれるのはイタリアならでは。フィルムはイタリアから一時的に借りてくる貴重品。これはヴィスコンティを映画館で見られる最後のチャンスかもしれませんよ。

僕の個人的なイチオシは「白夜」ですが、隠し目玉は「異邦人」といってよいでしょう。「異邦人」だけはビデオ未発売でして、僕もこれだけ未見だったので、まさに幻の作品でした。これだけは会社を休んででも見に行こうと思っています。

ヴィスコンティというと、耽美的なテクニカラーの貴族映画がなにかと話題にあがりますが、僕としては初期のモノクロのネオレアリズモ映画こそ知ってもらいたいですね。ヴィスコンティのような映画こそ、テレビではなく映画館で見るべきだと考えている僕としては、上映が待ち遠しくてたまりません。

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