ミニシアターにわざわざ行く意義 (メールマガジン)

2004/08/30 Vol.16  発行部数585部

こんにちは。澤田です。
オリンピックの野球に感動しました。僕にとっては今年一番の感動でした。普通にすんなり金メダルを取っていたら、こんなに感動はしなかったでしょう。一度やぶれた後の勝利。選手達は一回り大きく成長しました。インタビューで中畑ヘッドコーチが男泣きしながら「この銅は金以上だ」「ひとつも恥じることはない」と言ったときは、僕もうるうるしてしまいました。かっこいいなあ。あそこまで自分のチームに誇りが持てるなんて、本当にじんときます。メダルなんて色じゃないんですね。


コラム「ミニシアターにわざわざ行く意義」

僕は東京に来てから、ミニシアターに行くのが楽しみになりました。地方ではなかなか見ることができない映画が東京ではちゃんと見ることができますから。いわゆる「単館上映」となると、普通は東京でしかやってくれませんからね。

ミニシアターなんて、通な映画ファンでなければ、なかなか行く機会はないと思います。誰しも、映画は自宅か会社の近くの映画館に行きたいところです。拡大系の映画館ならばあちこちに点々とあるので、会社の帰りに寄ることもできましょうが、ミニシアターの場合はそうもいきません。ミニシアターでしかやってない映画を見たければ、そこまで出向かなければなりません。必然的に時間と交通費を割くことになります。映画を見るためだけに、ごちゃごちゃした渋谷まで、わざわざ満員電車に乗って行きたくないという人もいるでしょう。そういった要因が、一般人のミニシアター離れを招いていると思うのです。でも僕は映画館は「わざわざ見に行く」ことに意義があると考えています。そうすることで映画に対する愛着心がわいてくると思うのです。

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