映画業界の陰謀 (メールマガジン)

2004/08/23 Vol.15  発行部数595部

こんにちは。澤田です。
先週末、また大きな買い物をしてしまいました。1年間も悩んだあげく、ついに一眼レフのデジカメを買ったのです。レンズとストロボも一緒に一括で。今後、ホームページの内容強化のために役立てようと思ってます。これで貯金は底をつきましたけど、後悔はしてません。
デジカメといえばキャノンですが、僕はニコン製を選びました。というのも、レニ・リーフェンシュタール愛用のカメラがニコン製だったからです。今は、だいぶ前に買ったアンリ・カルティエ・ブレッソンの写真集を見ながら、面白い写真の撮り方を研究中です。またひとつ趣味が増えました。


ミニコラム「映画業界の陰謀」

最近はどこもかしこも「ヴァン・ヘルシング」の話題ばかりです。宣伝の力は偉大ですね。映画雑誌各誌で表紙を飾っていますし、メイキングDVDを付けた雑誌もいくつかありました。テレビ番組とタイアップしたり、先にアニメのDVDを販売したり、あらゆる手を使って公開前から徹底的に盛り上げています。公開日の9月4日は他に話題作もなく、対抗馬といえば「LOVERS」くらいなので、「ヴァン・ヘルシング」の1位はほぼ確定でしょう。

「ヴァン・ヘルシング」は、費用の大半が宣伝に使われているのではないかと思えるほどですが、僕はこれだけ派手に宣伝すれば、どんな映画でも1位を取れるような気がするのです。観客には見る映画を選ぶ権利がありますが、「ヴァン・ヘルシング」のように雑誌のページを独占してしまえば、映画の内容に関係なく、観客は必然的にそれを選ぶしかありません。映画業界の陰謀というと大袈裟ですが、とてもうまい宣伝戦略だと思います。配給会社の課題は、いかにして観客の目を引くか、というところなんでしょうね。


気になる新作「バイオハザードII アポカリプス」

これは予告編がいいですね。今年一番面白い予告編といえるでしょう。見てない人はぜひ一度見てみてください。整形美容のCMかと思わせるナレーションと、廃墟のモンタージュ映像がいい感じです。映画の内容はほとんど見せないで、作品の雰囲気を醸し出したイメージだけで観客の興味をあおる、こうしたタイプの予告編を「ティーザー」といいます。

主演のミラ・ジョヴォヴィッチ。最近かなり注目してます。キャノンのIXYの「チェンジ」というCMに出ていますけど、このミラの服装と髪型がすっごく可愛いんですよね。肩をくいっとあげるしぐさとか、セクシーさの中にあどけなさがあって、とても気に入ってます。映画でもこんなミラを見たいんですけど、そうもいかないでしょうね。CMでは視聴者に好印象を与えるためにスターを立たせるものですが、映画では何よりもストーリーを優先するからです。

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