上映中は時計を見ないこと (メールマガジン)

2004/07/26 Vol.11  発行部数553部
こんばんは。担当の澤田です。

読売新聞の「人生案内」が気に入ってます。Q&A形式の悩み相談コーナーです。悩み事を送ってくるのはあらかた主婦です。そのほとんどは夫への悩みなのですが、いつも的確なアドバイスをしてくれます。例えば、「夫が車好きで困ってます」という悩みには「車はあなたにとってはただの乗り物でも、夫にとっては自己実現の方法なので、理解してあげてください」という感じで、「夫が趣味ばかりで私に構ってくれません」という悩みには「男はそういうものなんです」という感じに、いつも悩んでる人を丸め込んでしまう所が面白いです。


ミニコラム「上映中は時計を見ないこと」

僕は映画館で映画を見る際は、必ず腕時計をポケットの中にしまいます。途中で時計は決して見ません。なぜって、時計を見て「もうすぐ終わるから、そろそろ決着がつくな」みたいなことを考えるのが嫌いだからです。僕はたいていの映画は上映時間が何分かも調べずに見ます。不思議と、その方が映画の世界にどっぷりと浸かれるのです。時計を見てしまうと、現実に引き戻される気がしてなりません。テレビで放送している映画は仕方ないとしても、せめて映画館だけは時間のことは何も考えずに、どっぷりと浸かりたいものです。だから、ひとつお願いがあります。0分になるとピッと音が鳴る時計はやめてください。


気になる新作「マッハ!」

よく「スタントマンを使わずに自分で演じた」なんてことを自慢する俳優がいますが、僕はこれに昔っから反発してました。CGで顔を変えられるようになった今日では、「ジュラシック・パーク」では子供が天井から落ちそうになるシーンでは、スタントマンが代わって演じた映像に子供の顔の映像をかぶせていました。別に本人が演じようが、スタントマンを使おうが、アクション自体は同じことなので、本人が危険なシーンを演じることにあまりメリットがないように思えるのです。

でも世界最強の格闘技ムエタイのアクション大作「マッハ!」は違います。これは主人公本人が全て演じているという事実を楽しむことが、最大の見所であるといって良いでしょう。その意味ではジャッキー・チェンにも通じますが、これはジャッキーと違って、早回しをやってません。現在公開中です。

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