カンヌ映画祭審査員の気まぐれ (メールマガジン)

2004/05/31 Vol.3  発行部数153部
こんばんは。担当の澤田です。

今流行の「冬のソナタ」を初めて見ました。どうしてあそこまで人気があるのかと思ってましたが、たしかに、人気が出たのもわかる気がします。心の葛藤がよく描けてますし、話が悪い方に向かっていく手並みもうまいですね。途中から見ても、すんなり入りこめました。

日本人は本当は、ああいうシリアスでクサいラブ・ストーリーを見たかったのかもしれませんね。

ミニコラム「カンヌ映画祭審査員の気まぐれ」
今年のカンヌはにぎやかでしたね。ウォン・カーウァイ監督の遅刻。日本人の史上最年少受賞。

カンヌ映画祭の目玉でもあるパルムドールは、数ある映画賞の中でも最も傾向がわからない賞かもしれません。というのも、受賞作品は審査員の気まぐれで決まってしまうからです。

今年の審査員は、ジェリー・シャッツバーグ、ツイ・ハーク、キャスリーン・ターナーら9人。フランス人はエマニュエル・ベアールだけです。審査員長がタランティーノだから、今年は何か異変が起きる予感はあったけれども、ブッシュ政権を批判した記録映画「華氏911」が受賞したのは予想外でした。だから受賞者した本人が一番驚いてたんですね。だからカンヌは面白いんです。

気になる新作「スパイダーマン2」
7月の公開とはいえ、ずいぶん早くから積極的に宣伝していまして、広告の規模には驚くばかりです。大リーグのベースにも広告を入れようとして批判されたこともあります。

この間は、スパイダーマンの変身コスチュームの広告を見ました。かなり精巧なコスチュームのようですが、これって大人サイズもあるのでしょうか?
子供のころはヒーローに変身するのが夢だったのに、大人になるにつれて、自己顕示欲の方が強くなって、だんだん変身することに興味が無くなってくるんですよね。だから大人が期待する「スパイダーマン2」の興味は、変身せずにいかに世間に認められるかどうかだと思うんです。

(おまけ)5月の検索ワード Top5
Googleなどのサーチエンジンで、何を検索して当サイトを訪れたか、その傾向を調査しました。

1位「コン・リー」 110人が検索しました
(木村拓哉さんと共演した影響ですかね?)

2位「エリザベス・シュー」 81人
(もしかしてテレビで「セイント」を見て気になりました?)

3位「パルムドール」 45人

4位「ウォルフガング・ペーターゼン」 30人
(今話題の「トロイ」の監督ですね)

5位「アラン・ドロン」 22人
(衛星放送で特集してたからかも)

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