100年前のクラシック映画から映画史を読み解く


2007年殿堂入り発表 (映画史博物館)

ケイト・ウィンスレット
≪管理人のコメント≫2007年はケイト・ウィンスレットで即決。『ブラッド・ダイヤモンド』のレオナルド・ディカプリオもかっこよかったし、奇しくもこの年はかつての『タイタニック』の主役二人が良作に恵まれた年となった。当サイトでは、毎年3人から6人の俳優をこの場で選出しているが、ケイト・ウィンスレットは出演作の出来栄えといい存在感といいその輝きはダントツだったので、他の俳優を同じ欄に載せることは彼女の価値を落としかねないと考え、今年は彼女一人だけをここにフィーチャーした。

 『ホリデイ』は、英米両国で2人の女性の恋を描いた作品だが、これはこの年のベスト5に入れても良い傑作。「ラブコメ」というジャンルでは、ここ数年間に作られた映画の中でも屈指の傑作といえる。ケイトはいわゆる負け犬の役だが、欧米にこれほど純粋な女性がいたのかと、見ているこっちが惚れてしまうほど。二枚目ではなく三枚目の男を選ぶラストまでニコニコしながら見させてもらった。ケイトがまじで可愛いッス。

 『リトル・チルドレン』もこの年のベスト5に入れても良い傑作。群像劇はいつの時代も何かしら作られるものだが、この映画ではナレーターが登場人物の心中をはっきりと言葉で逐一説明してくれるので新鮮である。不倫に陥る女性の心理解説には思わず胸が火照ってくる。捨て身の演技を見せるケイトは美人の役ではなく、顔に自信のない女性の役だが、赤色の水着で好きな男性にアピールする姿にはなかなかドキッとさせられた。

 政治ドラマの『オール・ザ・キングスメン』は最近流行りのリメイク映画のひとつ。他の2作とは異なり、半ばヴァンプ的な一面も覗かせ、色っぽい魅力で迫った。

 前々から駄作知らずの大作系女優だとは思っていたが、2007年(彼女当人にとっては2006年だが)はまさにケイト・ウィンスレット・イヤーともいえる活躍ぶりだったのではないだろうか。

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