100年前のクラシック映画から映画史を読み解く


1959年 (映画史博物館)

1959年は史劇がヒットした年である。「ベン・ハー」がアカデミー賞で史上最多11部門受賞を果たし、興行成績でも第1位。映画のスケールの大きさは、今見ても驚くべきものがある。またキング・ヴィダーは「ソロモンとシバの女王」を監督、イタリア映画界からも史劇が多数作られた。
この年の一大事件がヌーベルバーグの登場だ。フランスの「カイエ・デュ・シネマ」誌で映画批評を書いていた若い作家たちが監督になり、自由奔放な作風で映画を撮り、世界の映画界に多大なる影響を与えた。その代表作がフランソワ・トリュフォーの「大人は判ってくれない」であり、ジャン・リュック・ゴダールの「勝手にしやがれ」であり、クロード・シャブロルの「いとこ同志」だった。またアラン・レネが日本を題材にした映画「二十四時間の情事」を作ったことでも話題になり、映画史的に見れば1959年は圧倒的なフランス年だったと言える。
この年はソ連映画界も元気で、「誓いの休暇」、「人間の運命」という大傑作が発表されている。
セシル・B・デミル、エセル・バリモア、プレストン・スタージェス、エロール・フリン、ヴィクター・マクラグレン、ジェラール・フィリップがこの年亡くなった。
 



マリリン・モンロー
「お熱いのがお好き」に出演。本人はモノクロで撮られることに反対していたが、これが彼女にとって最高に魅力的な作品となった。




ジャン・リュック・ゴダール
フランスの監督。シーンをズタズタにカットする自由な作風で作られた「勝手にしやがれ」を発表し、ヌーベルバーグの旗手となる。



ラウシェンバーグ
アメリカの画家。常に新しい技術に挑戦。その作品数は驚異的で、この年9つの展示会に出品。この時34歳のことである。



1. ベン・ハー
2. 夜を楽しく
3. ボクはむく犬
4. お熱いのがお好き
5. ペティコート作戦


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