アンジェリカ・ヒューストン (今週のスター)

美しく恐ろしい魔女役にぴったり
 アンジェリカ・ヒューストンは大好きな女優だ。大きくて、見た目からゴージャスだからね。父親はご存じジョン・ヒューストン。ヒューストン監督の晩年の傑作「女と男の名誉」(85)と「ザ・デッド」(87)に出て、前者ではアカデミー賞をもらった。
 僕がアンジェリカは凄い女優だと思ったのは「ウィッチズ/大魔女をやっつけろ!」(89)を見てから。僕は当時は中学生だった。アンジェリカはタイトル通り大魔女の役だった。悪い魔女というのは昔から美人だと相場が決まってたけど、ほんと、この人ほど魔女役が似合う女優はいないと思った。艶やかで、迫力があって、ぴったりの役だ。魔法をかけるときに腰に手をあてて堂々と身構えてる姿がすごい様になってて、今も脳裏に焼き付いている。これだけのインパクトだったのだから、その後「アダムス・ファミリー」(91)に抜擢されたのも当然だろう。
 故・淀川長治氏もアンジェリカ・ヒューストンのファンだったようで、「アダムス・ファミリー2」(93)を絶賛していた。
 近年はウェス・アンダーソンの「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(01)と「ライフ・アクアティック」(04)に出演している。「ライフ・アクアティック」のアンジェリカがまた50を過ぎているのになんと色っぽいことか。黒髪ストレートのロングがよく似合っていてかっこいい。アンジェリカの色気がわかるようになったら、君も一人前のオトナだゾ

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