ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド98年クリスマス・全アトラクション・レポート (特別企画)
企画16
この間、友達とユニバーサル・スタジオ・ジャパンの話題で盛り上がってたら、急にハリウッドのユニバーサル・スタジオが懐かしくなってきたので、時代遅れかもしれんけど、ここに特集しちゃうことにしました。
僕がハリウッドのユニバーサル・スタジオに行ったのは、98年の12月4日のことです(当時21歳、長旅で髭面になってました)。アメリカを一人旅していた頃に寄ったのでした。アトラクションがかなり面白かったので、独りぼっちでも心寂しくなかったです。
入場料は一日券が38ドル、一年券が64ドルでした。二日以上行くなら一年券がオトクですが、98年の内容では、うまく調整すれば一日で全てのアトラクションを見ることが可能だったので、一日券で充分でした。
ユニバーサル・スタジオのアトラクションは、「乗物に乗ってスリルを体感するもの」よりも、「見たり参加したりして楽しむもの」が多いです。例えば、劇とか、ダンス・ショーとか、歌とかです。観客もステージに引っぱり出されてショーはどんどん盛り上がります。これがユニバーサル・スタジオの特徴です。
僕はまだ大阪のUSJには行ってないので、大阪のUSJがどうなのかはわかりませんが、このページでは、大阪のことは無視して、あくまで98年の時点でのハリウッドのユニバーサル・スタジオを、僕の写真を添えて、当時の感動のままにレポートしました。
映画撮影所ご案内ツアー
バックロット・トラムツアー「キング・コング」「大地震」「ジョーズ」ほか
ユニバーサル・スタジオを遊園地だと勘違いしている人がいますが、当然メインは映画の撮影をやっている所です。
このアトラクションでは、バスのような乗物にのって、ユニバーサル・スタジオの撮影所内を見学するというものです。おじさんガイドがジョークも交えて親切にガイドしてくれます。コンクリートの壁に囲まれた地味なステージから、西部劇の町や禁酒法時代の町のセット、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「スパルタカス」「サイコ」で使われたセットなどを見ることができます。運が良ければ建築中のセットや、撮影の様子が見られるかもしれません。
ただのスタジオ見学に終わらせないところが、娯楽主義ハリウッドらしいところで、途中キング・コングやサメが襲ってきたり、大洪水や大地震にあったりします。
ロック・スタンダードの華やかなレビュー
ビートルジュース・ロッキン・グレイブヤード・レビュー
数多くのホラー映画の名作を生みだしたユニバーサル・スタジオは、やたらと往年のホラー映画に誇りをもっている会社でして、スタジオのあちこちにフランケンシュタインやドラキュラなどのポスターが飾られています。
このビートルジュースのショーは、ユニバーサルが生んだホラー界のスターたちが共演する華やかなダンス・ショーとなっています。歌っている人たちがみんなコスプレしてるだけで、言ってしまうと、普通のロック・ショーなのですが、選曲でクイーンやキッスなどのロックのスタンダード・ソングをピックアップしているところが嬉しいです。
これが本場のアメリカン・ジョーク?
ワイルド・ワイルド・ワイルド・ウエスト・スタント・ショー
アメリカ人はとても西部劇が好きです。西部劇では、凄腕のガンマンがでてきて、悪役をやっつけるのが定石ですが、このショー(というよりコント)では、そんな西部劇のヒーロー像は打破され、裏切ったようにヘッポコなガンマンたちが登場します。そしてヘッポコな追っかけを繰り広げた後、爆発ありの落下スタントを見せてくれます。
僕の個人的な意見では、スタントの場面はなかなか見応えがあったのですが、他のところが退屈だったかな。受け狙いのジョークも、悪ノリしすぎているようで(西部劇なのにスパイスガールズの話題が出てきたりするのです)、観客は誰も笑ってませんでした。ネタが寒かったです。これが本場のアメリカン・ジョークなのかな?なんて思いながら見ていました。
筐体が本当に加速してるみたい
バック・トゥ・ザ・フューチャー・ライド
ディズニーランドでいうと「スター・ツアーズ」みたいな奴です。スクリーンの映像と連動して乗物が動きます。アトラクション全体は一貫して物語になっています。
映像自体すごくスピーディな感じで撮られているのですが、僕が凄いと思ったのは、実際に筐体が加速していることです。錯覚なんですかね? スクリーンと筐体は別設置なのに、いったいどうやったらこんなにスピード感を感じることができるんでしょうかねえ?
これはユニバーサル・スタジオの顔みたいなものなので、必須ですね。
嫌でも水に濡れちゃうアクション・スペクタクル
ウォーターワールド
これもユニバーサル・スタジオの目玉アトラクションのひとつですね。アクション満載、爆発ありの派手なスペクタクル・ショーです。最後にはびっくりする大掛かりな仕掛けもあります(皆さん知ってると思うけどね)。
このアトラクションで面白いのは、客に水をぶっかけること。スタッフの皆さんはとにかく容赦しません。客席に向かってバケツで水をぶちまけたり、前を通るお客さんに後ろからホースで水を浴びせたり、ついには客席に乱入してきて、濡れた袋を振り回したりします。標的になってしまったお客さんたちは逃げ回るので必死だけど、周囲のお客さんたちはそれを見て大喜び。濡れたくない人も濡れてしまうので、最初から濡れても良い服を着てこなければなりませんね。
空飛んだ瞬間、感動してじーんときちゃいます
ETアドベンチャー
ユニバーサル・スタジオに行ったら、絶対に見て欲しいアトラクションがこれです。これは一番のオススメですね。
自転車の形をした乗物にのって、E.T.の映画のような大冒険を繰り広げるアトラクションですが、自転車が突然フワッと空に飛び上がる瞬間は、本気で感動してじーんときちゃいます。乗物が上から吊りあげらて下が底抜けになっているので、本当に空を飛んでいるような気になるんですね。足の下に広がる町の夜景のセットも素敵です。E.T.の星にも行けるのですが、それがどんな星だったかは覚えていません。
最後はE.T.が僕たちの名前を呼んでくれるのですが、日本人の名前はうまく発音できないので、そこのところはあまり期待しないように。
なんと目の前で大火災が・・・!?
バックドラフト
目の前で大火災を見ることができるアトラクションです。燃えさかる炎と観客の間には、ガラスの壁はありません。まさに目の前に炎が広がっています。さすがにガラスがないと、ちょっとドキドキです(分厚い空気の壁が守ってくれるので危険はありません)。何の前触れもなく爆発して、ドラム缶が跳び上がったりするので、びっくりしてしまいます。
ショーとショーの間の開いている時間に見に行くといいと思います。
やっぱりプロの動物たちは全然チガいます!
アニマル・アクターズ・ステージ
「こんな所に来てまで動物ショーなんて見ている暇ない」などと言わずに、ぜひ見てもらいたいです。何しろ天下のハリウッドなんですから、そこら辺にある動物ショーなんかとは格が違います。このステージに出てくる動物たちは皆、人間の役者たちと同じ名優たちなのです。
犬、猫、オランウータンはもちろんのこと、なんと、馬、豚、鳥(鷲、鶏、オウムなど)、そして鼠!まで芸をしてくれます。チームワークも最高です。しかもちゃんとしたストーリー仕立てになっているのですから、ただただ驚くばかりですね。おかしくって、微笑ましくて、とにかく絶対オススメです。僕も目の色変えて楽しんだんですから。
観客たちも参加しての大盛況ライブ
ブルース・ブラザース2000
これは楽しいです。大人気ブルース・ブラザースの仲間たちが歌い踊る屋外ステージのライブです。役者の皆さんはハスキーボイスで、歌がとてもお上手です。R&Bの名曲てんこ盛りで、もうノリノリでした。客席はカフェみたいな感じで、役者たちも客席に降りてきて、客のみんなを強引にステージに引っ張り出して、大勢入り乱れて盛り上がります。一大パーティ・ショーといったところですね。
いかにもアメリカンなクレイジー・ショー
トータリー・ニッケルオデオン
このアトラクションについては言いたいことが山ほどあります。僕はこれが一番印象に残ってますから。かつてこれほどクレイジーなショーは見たことがありませんでした。これを見て、やっと僕はアメリカに来たのだと実感しましたね。
ノリノリのお兄さんお姉さんが出てきて、観客たちをステージに連れ出して、勝手に赤コーナーと青コーナーにわけて、ゲーム大会を始めます。アスレチックとか玉投げゲームはまだ序の口。だんだん熱くなってくるとパイ投げが始まって、ステージは凄い有様に。スタッフのお姉さんもお客さんの顔にパイをぶつけて、周りの子供達はキャーキャー大喜びです。お次はお客さんが巨大ハンバーガーに閉じこめられて、子供達にケチャップやらマヨネーズやらを塗りたくられます。クライマックスでは選ばれし少年が大量のスライムを頭からかぶせられます。ラストはカウントダウン後、客席に紙吹雪攻撃! 観客達の熱狂ぶりは凄まじいものがありました。これぞ集団洗脳。
映画の世界に入った気分になれる絶叫マシン
ジュラシック・パーク・ライド
小さな船が滝のような斜面を急降下するジュラシック・パーク・ライドは、ユニバーサル・スタジオ唯一の絶叫マシンですが、ディテールまでこだわった作りに感心しました。遊園地によくあるジェットコースターには、ストーリーがありませんが、ジュラシック・パーク・ライドにはきちんとしたコンセプトとストーリーがあるのです。観客たちは恐竜動物園のツアーに行くという設定で乗り込むのですが、だから感情移入もかなりのもので、先に進むにつれてだんだんと高まっていく緊張感がたまりません。後半からは興奮の連続です。心臓バクバクしました。
P.S. 僕は濡れるとわかっていたので、カメラは持っていきませんでした。
映画の裏側見せちゃいます
ワールド・オブ・シネマジック
テーマパークを目一杯遊ぶことを目的にスタジオに来た人にとっては、このアトラクションは少し物足りない気がするかもしれませんが、映画が好きでスタジオに遊びにきた映画ファンにとっては、なかなか興味深いアトラクションだといえます。というより、映画ファンなら入らないわけにはいかないでしょう。きっと気に入ると思います。
愛嬌たっぷりのお兄さんお姉さんが「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、「逃走迷路」、「サイコ」、「ハリーとヘンダスン一家」などの映画を引用して、特殊効果の仕組みについてユーモラスに語ってくれるアトラクションです。本格的なセットも用意されているので、撮影の雰囲気を間近で見学することができます。右写真は観客たちと一緒に実際にその場で効果音を録音している様子です。
アメリカはこういうところが温かい
ごめんなさい。とても好きだったのですが、アトラクションの名前を忘れてしまいました。4人のおじさんとおばさんたちが、車の上の小さなステージで、オールディーズやクリスマス・ソングをアカペラで歌う、とても素敵なアトラクションでした。冬の寒い中、独りぼっちだった僕は、彼らの優しい歌声を聞いて、ちょっぴりホームシックに。アメリカはこういうところが温かくっていいですね。
映画も見られて食事もできる落ち着いた町
シティウォークはテーマパークに隣接する小さなショッピング街です。ここは、もはやひとつの「町」として成り立っているといっていいでしょう。営業時間はテーマパークよりも長く、入場券はいりません。おみやげショップから、ピザ屋やB.B.キングのシブ~い店などがあり、もちろん映画館もあります。バーでほろ酔い気分でディナーショーを見るもよし、しみじみと外で路上バンドたちのライブを聴くもよしです。
僕が行ったときにはクリスマス・ツリーがあって、パレードも催されていて、とてもにぎやかでしたが、本当はもっと落ち着いた雰囲気のある町のようです。また、テーマパーク内に比べて、こちらは開放的なイメージがありました。ユニバーサル・スタジオでは、もう一度遊びに行ってみたいところです。
日本のユニバーサル・スタジオにも行ってみよう!
この間、友達とユニバーサル・スタジオ・ジャパンの話題で盛り上がってたら、急にハリウッドのユニバーサル・スタジオが懐かしくなってきたので、時代遅れかもしれんけど、ここに特集しちゃうことにしました。
僕がハリウッドのユニバーサル・スタジオに行ったのは、98年の12月4日のことです(当時21歳、長旅で髭面になってました)。アメリカを一人旅していた頃に寄ったのでした。アトラクションがかなり面白かったので、独りぼっちでも心寂しくなかったです。
入場料は一日券が38ドル、一年券が64ドルでした。二日以上行くなら一年券がオトクですが、98年の内容では、うまく調整すれば一日で全てのアトラクションを見ることが可能だったので、一日券で充分でした。
ユニバーサル・スタジオのアトラクションは、「乗物に乗ってスリルを体感するもの」よりも、「見たり参加したりして楽しむもの」が多いです。例えば、劇とか、ダンス・ショーとか、歌とかです。観客もステージに引っぱり出されてショーはどんどん盛り上がります。これがユニバーサル・スタジオの特徴です。
僕はまだ大阪のUSJには行ってないので、大阪のUSJがどうなのかはわかりませんが、このページでは、大阪のことは無視して、あくまで98年の時点でのハリウッドのユニバーサル・スタジオを、僕の写真を添えて、当時の感動のままにレポートしました。
映画撮影所ご案内ツアー
バックロット・トラムツアー「キング・コング」「大地震」「ジョーズ」ほか
ユニバーサル・スタジオを遊園地だと勘違いしている人がいますが、当然メインは映画の撮影をやっている所です。
このアトラクションでは、バスのような乗物にのって、ユニバーサル・スタジオの撮影所内を見学するというものです。おじさんガイドがジョークも交えて親切にガイドしてくれます。コンクリートの壁に囲まれた地味なステージから、西部劇の町や禁酒法時代の町のセット、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「スパルタカス」「サイコ」で使われたセットなどを見ることができます。運が良ければ建築中のセットや、撮影の様子が見られるかもしれません。
ただのスタジオ見学に終わらせないところが、娯楽主義ハリウッドらしいところで、途中キング・コングやサメが襲ってきたり、大洪水や大地震にあったりします。
ロック・スタンダードの華やかなレビュー
ビートルジュース・ロッキン・グレイブヤード・レビュー
数多くのホラー映画の名作を生みだしたユニバーサル・スタジオは、やたらと往年のホラー映画に誇りをもっている会社でして、スタジオのあちこちにフランケンシュタインやドラキュラなどのポスターが飾られています。
このビートルジュースのショーは、ユニバーサルが生んだホラー界のスターたちが共演する華やかなダンス・ショーとなっています。歌っている人たちがみんなコスプレしてるだけで、言ってしまうと、普通のロック・ショーなのですが、選曲でクイーンやキッスなどのロックのスタンダード・ソングをピックアップしているところが嬉しいです。
これが本場のアメリカン・ジョーク?
ワイルド・ワイルド・ワイルド・ウエスト・スタント・ショー
アメリカ人はとても西部劇が好きです。西部劇では、凄腕のガンマンがでてきて、悪役をやっつけるのが定石ですが、このショー(というよりコント)では、そんな西部劇のヒーロー像は打破され、裏切ったようにヘッポコなガンマンたちが登場します。そしてヘッポコな追っかけを繰り広げた後、爆発ありの落下スタントを見せてくれます。
僕の個人的な意見では、スタントの場面はなかなか見応えがあったのですが、他のところが退屈だったかな。受け狙いのジョークも、悪ノリしすぎているようで(西部劇なのにスパイスガールズの話題が出てきたりするのです)、観客は誰も笑ってませんでした。ネタが寒かったです。これが本場のアメリカン・ジョークなのかな?なんて思いながら見ていました。
筐体が本当に加速してるみたい
バック・トゥ・ザ・フューチャー・ライド
ディズニーランドでいうと「スター・ツアーズ」みたいな奴です。スクリーンの映像と連動して乗物が動きます。アトラクション全体は一貫して物語になっています。
映像自体すごくスピーディな感じで撮られているのですが、僕が凄いと思ったのは、実際に筐体が加速していることです。錯覚なんですかね? スクリーンと筐体は別設置なのに、いったいどうやったらこんなにスピード感を感じることができるんでしょうかねえ?
これはユニバーサル・スタジオの顔みたいなものなので、必須ですね。
嫌でも水に濡れちゃうアクション・スペクタクル
ウォーターワールド
これもユニバーサル・スタジオの目玉アトラクションのひとつですね。アクション満載、爆発ありの派手なスペクタクル・ショーです。最後にはびっくりする大掛かりな仕掛けもあります(皆さん知ってると思うけどね)。
このアトラクションで面白いのは、客に水をぶっかけること。スタッフの皆さんはとにかく容赦しません。客席に向かってバケツで水をぶちまけたり、前を通るお客さんに後ろからホースで水を浴びせたり、ついには客席に乱入してきて、濡れた袋を振り回したりします。標的になってしまったお客さんたちは逃げ回るので必死だけど、周囲のお客さんたちはそれを見て大喜び。濡れたくない人も濡れてしまうので、最初から濡れても良い服を着てこなければなりませんね。
空飛んだ瞬間、感動してじーんときちゃいます
ETアドベンチャー
ユニバーサル・スタジオに行ったら、絶対に見て欲しいアトラクションがこれです。これは一番のオススメですね。
自転車の形をした乗物にのって、E.T.の映画のような大冒険を繰り広げるアトラクションですが、自転車が突然フワッと空に飛び上がる瞬間は、本気で感動してじーんときちゃいます。乗物が上から吊りあげらて下が底抜けになっているので、本当に空を飛んでいるような気になるんですね。足の下に広がる町の夜景のセットも素敵です。E.T.の星にも行けるのですが、それがどんな星だったかは覚えていません。
最後はE.T.が僕たちの名前を呼んでくれるのですが、日本人の名前はうまく発音できないので、そこのところはあまり期待しないように。
なんと目の前で大火災が・・・!?
バックドラフト
目の前で大火災を見ることができるアトラクションです。燃えさかる炎と観客の間には、ガラスの壁はありません。まさに目の前に炎が広がっています。さすがにガラスがないと、ちょっとドキドキです(分厚い空気の壁が守ってくれるので危険はありません)。何の前触れもなく爆発して、ドラム缶が跳び上がったりするので、びっくりしてしまいます。
ショーとショーの間の開いている時間に見に行くといいと思います。
やっぱりプロの動物たちは全然チガいます!
アニマル・アクターズ・ステージ
「こんな所に来てまで動物ショーなんて見ている暇ない」などと言わずに、ぜひ見てもらいたいです。何しろ天下のハリウッドなんですから、そこら辺にある動物ショーなんかとは格が違います。このステージに出てくる動物たちは皆、人間の役者たちと同じ名優たちなのです。
犬、猫、オランウータンはもちろんのこと、なんと、馬、豚、鳥(鷲、鶏、オウムなど)、そして鼠!まで芸をしてくれます。チームワークも最高です。しかもちゃんとしたストーリー仕立てになっているのですから、ただただ驚くばかりですね。おかしくって、微笑ましくて、とにかく絶対オススメです。僕も目の色変えて楽しんだんですから。
観客たちも参加しての大盛況ライブ
ブルース・ブラザース2000
これは楽しいです。大人気ブルース・ブラザースの仲間たちが歌い踊る屋外ステージのライブです。役者の皆さんはハスキーボイスで、歌がとてもお上手です。R&Bの名曲てんこ盛りで、もうノリノリでした。客席はカフェみたいな感じで、役者たちも客席に降りてきて、客のみんなを強引にステージに引っ張り出して、大勢入り乱れて盛り上がります。一大パーティ・ショーといったところですね。
いかにもアメリカンなクレイジー・ショー
トータリー・ニッケルオデオン
このアトラクションについては言いたいことが山ほどあります。僕はこれが一番印象に残ってますから。かつてこれほどクレイジーなショーは見たことがありませんでした。これを見て、やっと僕はアメリカに来たのだと実感しましたね。
ノリノリのお兄さんお姉さんが出てきて、観客たちをステージに連れ出して、勝手に赤コーナーと青コーナーにわけて、ゲーム大会を始めます。アスレチックとか玉投げゲームはまだ序の口。だんだん熱くなってくるとパイ投げが始まって、ステージは凄い有様に。スタッフのお姉さんもお客さんの顔にパイをぶつけて、周りの子供達はキャーキャー大喜びです。お次はお客さんが巨大ハンバーガーに閉じこめられて、子供達にケチャップやらマヨネーズやらを塗りたくられます。クライマックスでは選ばれし少年が大量のスライムを頭からかぶせられます。ラストはカウントダウン後、客席に紙吹雪攻撃! 観客達の熱狂ぶりは凄まじいものがありました。これぞ集団洗脳。
映画の世界に入った気分になれる絶叫マシン
ジュラシック・パーク・ライド
小さな船が滝のような斜面を急降下するジュラシック・パーク・ライドは、ユニバーサル・スタジオ唯一の絶叫マシンですが、ディテールまでこだわった作りに感心しました。遊園地によくあるジェットコースターには、ストーリーがありませんが、ジュラシック・パーク・ライドにはきちんとしたコンセプトとストーリーがあるのです。観客たちは恐竜動物園のツアーに行くという設定で乗り込むのですが、だから感情移入もかなりのもので、先に進むにつれてだんだんと高まっていく緊張感がたまりません。後半からは興奮の連続です。心臓バクバクしました。
P.S. 僕は濡れるとわかっていたので、カメラは持っていきませんでした。
映画の裏側見せちゃいます
ワールド・オブ・シネマジック
テーマパークを目一杯遊ぶことを目的にスタジオに来た人にとっては、このアトラクションは少し物足りない気がするかもしれませんが、映画が好きでスタジオに遊びにきた映画ファンにとっては、なかなか興味深いアトラクションだといえます。というより、映画ファンなら入らないわけにはいかないでしょう。きっと気に入ると思います。
愛嬌たっぷりのお兄さんお姉さんが「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、「逃走迷路」、「サイコ」、「ハリーとヘンダスン一家」などの映画を引用して、特殊効果の仕組みについてユーモラスに語ってくれるアトラクションです。本格的なセットも用意されているので、撮影の雰囲気を間近で見学することができます。右写真は観客たちと一緒に実際にその場で効果音を録音している様子です。
アメリカはこういうところが温かい
ごめんなさい。とても好きだったのですが、アトラクションの名前を忘れてしまいました。4人のおじさんとおばさんたちが、車の上の小さなステージで、オールディーズやクリスマス・ソングをアカペラで歌う、とても素敵なアトラクションでした。冬の寒い中、独りぼっちだった僕は、彼らの優しい歌声を聞いて、ちょっぴりホームシックに。アメリカはこういうところが温かくっていいですね。
映画も見られて食事もできる落ち着いた町
シティウォークはテーマパークに隣接する小さなショッピング街です。ここは、もはやひとつの「町」として成り立っているといっていいでしょう。営業時間はテーマパークよりも長く、入場券はいりません。おみやげショップから、ピザ屋やB.B.キングのシブ~い店などがあり、もちろん映画館もあります。バーでほろ酔い気分でディナーショーを見るもよし、しみじみと外で路上バンドたちのライブを聴くもよしです。
僕が行ったときにはクリスマス・ツリーがあって、パレードも催されていて、とてもにぎやかでしたが、本当はもっと落ち着いた雰囲気のある町のようです。また、テーマパーク内に比べて、こちらは開放的なイメージがありました。ユニバーサル・スタジオでは、もう一度遊びに行ってみたいところです。
日本のユニバーサル・スタジオにも行ってみよう!