『劇場版 カンナさん大成功です！』
山田優、山崎静代、中別府葵、初日舞台挨拶
1月17日、新宿にて、『劇場版 カンナさん大成功です！』の初日舞台挨拶が行われ、主演の山田優と、南海キャンディーズの山崎静代、中別府葵、浅野ゆう子、監督の井上晃一が出席した。女性4人はポスターと同じマイクロミニのワンピース姿で登場し、生足をちらつかせ、大いに会場を沸かせた。
『劇場版 カンナさん大成功です！』は、日本の人気漫画が原作。韓国で先に映画化されており、今回ようやく日本で映画化が実現した。山田優は本作で映画初主演となり、全身整形美女カンナの役を演じている。
山田は「撮影がすごく楽しかった。みんな和気あいあいとしていて、プライベートでも仲が良かったので、どんどん親友になっていく様がスクリーンにも出ていると思う。監督は本当に優しくて、相談しやすい人でした」と振り返った。これを聞いた監督は「そんなの初めて聞いたよ」と赤面していた。山田は自分が歌う映画の主題歌の作詞も担当している。
自分に自信を持った”勘違いブス”を演じた山崎は「ブスの役作りが大変でした。私はブスの気持ちがわからないので、ブスならここで何をするかと想像しながら演じました。普段の自分とは違ってブスな役を演じられて楽しかったです」とコメント。司会から「可愛いワンピースですね」と褒められると、「そうですね。今日も可愛いです。今回の衣装は自分にぴったりの服だったので買い取らせてもらいました。ここやという勝負のときに着たいと思います」と答え、場内の笑いを誘っていた。
中別府は3人の中では最も若いが、役では一番年上を演じている。17歳で27歳の役を演じたことについては「どうやって演じようかと悩んでいたけど、衣装や髪型を変えると、役にすっと入れた。普段着ないような大人っぽい服だったので、かっこいい人の気分になれた」と嬉しそうに語ってくれた。
怖い上司役の浅野は、セーラー服で現場に来た中別府を初めて見たとき、そのあまりの若さに驚き、母親の年齢が41歳だと聞いたときには「どうなのよそれは」とショックを受けたことを明かした。3人とはすぐに打ち解け、監督から「怖い顔をして」といわれても、つい笑ってしまうことがあったという。現場では、みんな山田優に魅了されて、楽しく時間が過ぎていったという。
最後に山田は「誰しもコンプレックスを持っていると思う。この映画はコンプレックスを克復できる映画。明日から前向きにがんばっていこうという気持ちになる映画だと思います」とアピールして、無事に舞台挨拶は幕を下ろした。(2009/1/17 文・撮影：澤田)
