左からノーラン監督、クリスチャン・ベール、マギー・ギレンホール、アーロン・エッカート、チャールズ・ローブン、エマ・トーマス

クリスチャン・ベール、C・ノーラン監督来日
『ダークナイト』舞台挨拶&記者会見レポート

7月28日(月)、東京国際フォーラムにて、『ダークナイト』(作品の画像はこちら)のジャパンプレミアが開催され、バットマン役のクリスチャン・ベール、出演のマギー・ギレンホール、アーロン・エッカート、プロデューサーのエマ・トーマス、チャールズ・ローブン、監督のクリストファー・ノーランが来日。舞台挨拶を行った。

舞台挨拶では、まずチャールズ・ローブンがメモ帳に書かれた長いスピーチを全て日本語で読み上げた。あまりうまい日本語ではなく、何と言っているのかよくわからないスピーチだったため、会場のあちこちから笑い声が聞こえてきたが、熱意は伝わったようで読み終えると客席から大きな声援が送られた。続いてアーロン・エッカートがメモ帳を取り出し、「チャールズも練習したんだよ。僕も一生懸命読むから笑わないでね」と言って、やはり日本語で長々とスピーチ。一方マギー・ギレンホールは「日本語でスピーチできなくてごめんなさい。私にはメモ帳を入れるポケットがないのよ」と英語で挨拶した。クリスチャン・ベールは「コンバンワ。ニッポンニ、マタ来レテ嬉シイデス。『ダークナイト』ヲ楽シンデ下サイ」と非常に短い挨拶ではあったが、その片言の日本語に客席は沸いた。

その翌日、六本木グランドハイアットホテルにて、来日スターの記者会見が開かれた。会見では主に急死したヒース・レジャー(ジョーカー役)について話題が集中。アーロンはこの映画で最も好きなシーンとしてジョーカーとトゥーフェイスが病室で戦うシーンを挙げ、ヒースの混沌とした演技を賞賛。マギー、クリスチャンも「一緒に演じられたことを誇りに思う」と同調した。

会見では映画以外の質問は一切禁止であったにも関わらず、日本の恥さらしともいえる一人の記者が直接先日のクリスチャン・ベールの暴行事件に触れ、一同をひやっとさせたが、クリスチャンは「それはプライベートな質問だ」といって明言を避けた。クリスチャンは作品についてはドラマ性で妥協していないことと、トラックが一回転するシーンなどスタントシーンの迫力について見どころを語ってくれた。

ノーラン監督は「この映画で得た物は沢山ある。私はハリウッドの大作を見て育った。自分がこれだけスケールのある娯楽大作を作れるのはまたとないチャンスだったので、今回はIMAXのフォーマットを使って臨場感のある体験ができるようにした。この映画には私の少年の頃の夢が詰まっている」と作品のスケールの大きさを強調した。(構成・写真:澤田)

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以上6枚はレッドカーペットにて。日本人ゲストについてはこちらで。


以上6枚は屋外特設ステージにて。


以上4枚はスクリーン前舞台挨拶にて。


以上8枚は7/29の記者会見にて。

ダークナイト』は、8月9日(土)より、丸の内プラゼールほか、夏休み全国ロードショー。8月2日(土)・3日(日)先行上映。