東京ドーム『スピード・レーサー』
世界最大級IMAXによる超ド級ジャパンプレミア
6月29日(日)『スピード・レーサー』のジャパンプレミアが「スピード・レーサー スーパープレミア GO! TOKYO DOME」と題されて東京ドームにて開催されました。
このプレミア、スケールにびっくりです。東京ドームをその会場に選び、3万5千人を招待。なんと、IMAXの協力を得て、世界最大級のスクリーンサイズで上映することになりました。
東京ドームでの試写自体、『パール・ハーバー』以来7年ぶり。スクリーンのサイズは『パール・ハーバー』の縦14.5m×横35mよりもさらに一回り大きく、縦17.5m×横40mという超ド級のスケール。これは日本最大のスクリーンサイズを誇る映画館TOHOシネマズ海老名1の縦9.5m×横22.6mの3倍サイズとなります。スクリーンを横にしたらフットサルでもできちゃいそうですね。東京ドームともなると、やはりこれくらいは大きくなければ!
これだけ大がかりなプレミアなので、その裏舞台も気になるところですね。シネマガは特別に映写室内の撮影を許可されたので、中まで取材させていただきました。
これだけ規模が大きいと、さすがに台座も大きくなってきます。上映するためだけに、わざわざこれだけ大きな台座が建てられました。この最上階に映写室があります。(最上階は手すりがなくてちょっと怖かったです・笑)
映写室の中は、そのスペースの大部分をフィルムが占領していました。とても狭くて移動するのが大変です。写真で見ると小さく感じるかもしれませんが、お化けフィルムといってもいいほどで、直径はおそらく1.5mくらいはあったでしょうか。スタッフの人もフィルムを運んできてセットするだけでも大仕事だと語っていました。通常のフィルムは縦にかけるものですが、IMAXは横向きに置きます。『スピード・レーサー』は2時間強の映画ですが、このひとかたまりで2時間強を一気に見せるそうです。
これがIMAX用のフィルムです。画像が横向きにプリントしてあります。巨大スクリーンで上映しても画像が粗くならないように、フィルムの一コマ一コマからして特大なのです。
プレミアでは、主演のエミール・ハーシュさんと、本作品に出演している真田広之さんが実物のマッハ号の前で舞台挨拶をしました。ハーシュさんは「東京ドームは本当に素晴らしい会場だと思います。この映画はまさにこのような世界最大級のスクリーンでこそ見て頂きたい作品です」と挨拶しました。
僕もこの日、このIMAXの大画面でこの映画を見せてもらいました。肌の質感まで鮮明にくっきりと映し出していたし、背景映像もとてもカラフルで、こういう実写とアニメを合成させた作品は大きいスクリーンで見ると栄えますね。DVD発売まで待つという映画ファンが増えてきた今日この頃ですが、ぜひこれは映画館のスクリーンで見てもらいたいですね。(2008/6/29 取材・澤田)
フォトアーカイブ
画像をクリックすると拡大します。
写真説明左から:(1)会場写真、(2)展示されたマッハ号、(3)世良公則・クノシンジ・小宮山雄飛、(4)藤田朋子、(5)叶姉妹、(6〜8)エミール・ハーシュ、真田広之 ※(1)のみオフィシャルフォトから借用
『スピード・レーサー』は7/5(土)サロンパス、ルーブル丸の内他全国ロードショー