『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』フォトコールより

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』
ハリソン・フォード、ジョージ・ルーカス来日会見

 6月4日(水)六本木のホテルにて、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』の記者会見が行われた。主演のハリソン・フォード、共演のカレン・アレン、製作総指揮のジョージ・ルーカス、フランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディが質疑に答えた。出席を予定していたスティーヴン・スピルバーグ監督は、娘の卒業式を優先し、来日はキャンセルした。

 スピルバーグの不在もなんのその、この日はスチールカメラ150台以上、テレビカメラ60台以上、総勢800人以上のマスコミが集まった。映画の記者会見としては異例の同時通訳による進行も試みられ、その規模は今年最大級。会見というよりはある種のパーティーイベント的な雰囲気さえあった。

 記者の多くは子供の頃に『インディ・ジョーンズ』シリーズを見て育った世代。仕事とはいえ、個人的な興奮を抑えきれず、スターを前にして喜びと感動が伝わってくる質問が多く寄せられた。

記者会見会場にて

 ハリソンは「インディは僕にとって最もモチベーションの高い役なんだ。インディほど徹底して観客を楽しませたシリーズは他にないからね。だからまたインディの役でジョージ、スティーヴン、カレンと仕事ができると決まったときには、まるでクリスマスの朝、たくさんのオモチャを与えられたような気分だった」と、19年ぶりのインディ役を感慨深げに語った。

 ルーカスは「ハリソンがインディの姿でセットに立ったときには、まるで魔法の世界に来たような感覚を受けたよ。『スター・ウォーズ』でもこんなことはなかった。『スター・ウォーズ』にもインディほどのアイコンはないからね」と、その思い入れを明かした。

 時代設定について質問があると、ルーカスは「ハリソンも年を取ったし、僕も年を取った。だからインディを昔と同じ年代の人物として描きたくはなかった。今回は50年代を背景にしている。50年代はロックン・ロールの生まれた年でもあるし、僕の育った大好きな時代なんだ。映画では僕の実体験の要素も反映している」と答えた。

 インディ・ジョーンズのキャラクターの魅力について聞かれると、ハリソンは「ユーモアがあって、勇気があるところ。そして喜んで困難に立ち向かっていくところ。インディには色々な要素が入っているんだ」と語り、ルーカスは「インディはスーパーヒーローではなくて、僕らと同じ普通の人間なんだ。普通の人間が困難を切り抜けるから面白いんだ」と愛着を込めて語った。

 『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』は日本の公開を待つまでもなく、すでにシリーズ最高の興行収入を記録。日本では6月21日(土)より全国で一斉ロードショーされる。(14日(土)・15日(日)に先行公開もあるぞ!)

ハリソン・フォード カレン・アレン フォードとルーカス クリスタル・スカルの王国フォトコール
画像をクリックすると拡大表示します。(撮影・澤田)