アヌーク・エーメ (今週のスター)

 「女」です。

 彼女の作品見るたびに、誰もがうっとり惚れ込んじゃいます。それは彼女が、「どこか自分の近くにもいるような気がする理想の大人のお姉さん」のような雰囲気を持った女優だからです(なんのこっちゃ)。

 ボサノバの甘いメロディで有名な「男と女」(66)。これを見て、おいらはぶったまげた。このとき、「女」役、34歳。綺麗な未亡人を演じてた。まだ映画を真面目に見ることのできなかった僕は、映画の内容なんかそっちのけで、アヌーク・エーメに見とれてしまった(ほんとに内容はどんなのか見てない!)。瞳が大きくて綺麗なんだけど、それよりも素晴らしいのは口元だ。口元が、どこか悲しげな表情を見せている。この女優は凄い!と思った。

 ジャック・ベッケル「モンパルナスの灯」、ジャック・ドゥミ「ローラ」、etc...。
 実は演技者としても優秀で、出演作を見てみると、作品数は少ないけど、やってくれてます。アヌーク・エーメは日本の著名人たちの間からも非常に人気が高いけど、この美しさでこの高いアタリ率なら当然だ。名監督たちに囲まれて育ったという感じでしょうか。

 そういえば、フェリーニの「8 1/2」では厳ついメガネをはめてて、ちょっとびびったけど、やっぱ顔がいいから、様になっててこりゃ不思議。意外にも、もったいないという気にはならなかった。美人は何をやっても美人に見えちゃうんだね。

 しかし、アルバート・フィニーがかつて彼女のハートを射止めたとは・・・。うーむ、考えるなあ。

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