ケイト・ベッキンセイル
No.335 Kate Beckinsale (1973-) British Actress
ケイト・ベッキンセイルは綺麗すぎ。まるで人形みたい。『アンダーワールド』(03)のシリーズで知られる女優だが、それに出る以前からすでにイングランド一の美女と言われたほどだ。おそらく『セレンディピティ』(01)が受けていたのだろう。僕は彼女の演じた役の自分勝手ぶりに、なんじゃこいつは!と呆れたものだが、女性ファンはこういう役柄のヒロインに惹かれるとのことです。
オックスフォード大学在学中にシェイクスピアの『から騒ぎ』(93)に出演し、映画デビューを飾る。大学を中退してからは順調に映画の仕事をこなして『パール・ハーバー』(01)で一気に人気女優になった。そして二丁拳銃でガンガン撃ちまくる吸血鬼に扮した『アンダーワールド』から独自の個性を発揮しはじめた。
僕は『ヴァン・ヘルシング』(04)で初めて彼女を意識した。作品に似つかわしくないんじゃないかと思うほどのその美貌に驚いた。肌もすべすべで、唇も厚く、髪もゴーシャスにウェーブしていた。ちょっと開いた口元が子供っぽくて可愛い。僕は彼女のチャームポイントはこの出っ歯な前歯なんじゃないかと思う。顔立ちが整いすぎているせいか少々性格がきつめに見えてしまうから、こういう隙が男にはたまらなく魅力的に映る。
ケイトといえば『アンダーワールド』なので、僕も見ておこうと思って先日このDVDを借りてみました。なるほど納得。『ヴァン・ヘルシング』に抜擢されたのは「このノリを再び」ということだったわけね。きりっとした目つきが小悪魔チックで、小さなキバもなかなかキュート。でもファンには悪いけど、吸血鬼映画愛好家の僕に言わせれば『アンダーワールド』と『ヴァン・ヘルシング』はちょっと許せない出来だったんだよね。この両方にケイトが出てるから、なんだか気の毒な女優だなあと思ったものだけど、調べてみたら全米では両方ともナンバー1ヒットしたとのことで、恐れ入りました。一般人はこういう映画が好きなんだね。
この他に『シューティング・フィッシュ』(97)(ショートヘアがお好きならどうぞ)や、『もしも昨日が選べたら』(06)などに出演。頭も良く、アクションからコメディまでなんでもできる女優である。(2008/2/11)