た行-て (専門用語事典)
【て】
テアトル theatre [映]
フランス語で映画館の意味。
THXサウンドシステム [映]
1983年にルーカスフィルム社が提唱した音響品質管理基準。製作者の意図した音響を忠実に再現しているかどうかを基準とする。THXサウンドシステムを導入した映画館は、日本ではごく僅かだ。
DLP digital Light Processing [映]
ハードディスクに収められたデータを、専用の映写機を使って上映するシステム。フィルムを使わないため、映像が劣化することがなく、どこの映画館でも同じ色合いと画質で上映ができる。「スター・ウォーズ エピソードI」から導入された。
DVD digital versatile disc [他]
CDと同じ大きさだが、大容量の映像データが記録できる映像メディア・ディスク。アナログのビデオテープのように映像が劣化することがなく、デジタルなので、使い道が多様になった。
DVI digital video interactive [他]
インテル社が開発した動画像圧縮技術。コンピュータ内で映像の管理がしやすくなった。
DVE digital video effect [編]
デジタルビデオならではの映像効果。撮影後の映像にズームインしたり、アナログにはできない効果が容易に可能になる。
→ノンリニア編集
TFT thin film transistor color liquid crystal display [他]
液晶ディスプレイのひとつで、各ドットのセルの電極ごとにトランジスタを積み重ねたもの。低消費電力で普通のテレビ形CRTディスプレイと同等の画質を得ることができる。
DTS digital theatre sistem [映]
MCAとユニバーサルが共同開発したデジタルサウンド方式。フィルムに音声のタイムコードを焼き込み、別途収録したCD-ROMのタイムコードと同調させてそこから音を出す。メインの壁側左右、前方、後方左右、サブウーファの5.1chにより、重厚で、極めて劣化が少ないクリアなサウンドを実現。自然な空間表現が可能になった。「ジュラシック・パーク」で最初に使われた。
→ドルビー・デジタル、SDDS
dpi dot per inch [他]
コンピュータの画面表示や印刷などで、1インチの長さに含まれるドットの数。数値が大きいほど画像のきめは細かい。
DivX [他]
MPEG4映像圧縮フォーマットの規格。高解像度でも高い圧縮率を実現する、
ティーザー teaser [映]
→特報
ディープ・フォーカス deep-focus [撮]
手前の被写体から奥の被写体まで、視野全体を鮮明に写して奥行きを強調した映像。広角レンズを使い、絞り込んで撮影する。撮影監督グレッグ・トーランドが「市民ケーン」で確立。パン・フォーカス。
→シャロウ・フォーカス
テイク take [撮]
ひとつのショットのバリエーションのひとつ。監督が満足のいくショットが撮れるまで、テイク数は増えていく。
ディゾルヴ dissolve [編]
前のショットが消えながら、それに重なって、次のショットが次第に現れる映像。オーヴァーラップよりも時間は短く、ちょっとした時間の経過や近距離の場所の移動を表現するときに用いられる。ラップディゾルヴ。DIS。
→アイリス、オーヴァーラップ、ワイプ
ディテール・ショット [撮]
→細部ショット
ティパージュ typage [編]
出演者の持つ典型的な特徴と形式。プドフキン、エイゼンシュタインを代表する20年代ソ連の映画作家は、登場人物の細かい性格描写はしないで、ティパージュを利用して、モンタージュだけで説得力のあるシーンを作り上げていた。
ディフューザー diffuser [装]
散光器。ゼラチンの板で、照明に取り付けて光の質感を変える。肌荒れを隠せるので、女優のアップなどで使う。ディフュージョン・ディスク。
ディベート debate [製]
1つのテーマをめぐり、敢えて肯定組と否定組に別れて、意見を出し合い、よりよい企画を開発しようとする討論会。
ディベロプメント [製]
企画開発。ストーリー、コンセプト、キャスティング、タイアップ、予算など、企画に関する作業を総じてディベロプメントという。
デイライト・タイプ [撮]
シングル8の撮影フィルムの種類のひとつで、太陽の下で撮影するためのもの。室内撮影では暗くなってしまう。
→タングステン・タイプ
デイリー dailies [撮]
ラッシュのこと。
テイル tail [編]
一巻のフィルムの終わりの部分。
ティルト tilt [撮]
カメラ本体は移動しないで、首だけを上下に動かすこと。上に動かすことをティルト・アップ、下に動かすことをティルト・ダウンという。
→パン
ディレクター director [撮]
英語で映画監督、演出家。日本ではテレビ番組の監督の意味合いが強い。
ディレクターズ・カット [編]
作品で監督が編集をしたバージョン。上映したバージョンに不満のある監督が新たに作り直したもの。
テーマ theme [脚]
主題。映画作家の伝えたいこと。
テーマ曲 [他]
作品のイメージを決定づける最も重要なBGMまたは主題歌。「第三の男」、「禁じられた遊び」、「ジェームズ・ボンド・シリーズ」、「ロッキー」、「スター・ウォーズ」などは好例。時には「ポセイドン・アドベンチャー」の挿入歌「モーニング・アフター」のように、ちょっとした場面で歌われた曲をテーマ曲と言うこともある。
テーマパーク [他]
特定の題材に基づいて構成された遊園地。ディズニーランド、ユニヴァーサル・スタジオなど。
テクスチャ・マップ [編]
CGで作られたモデルの表面に貼り付ける材質。光沢、汚れ、シミなど、ディテールまでこだわる。
→ワイヤーフレーム
テクニカラー Technicolor [撮]
カラー・フィルム・システムの商標名。1935年「虚栄の市」から始まった。染色転写によって色を生み出していたので、化学プロセスによるイーストマンカラーには出せない鮮やかな色彩が表現ができた。80年代からは、ほとんど使用されなくなった。日本ではかつて「総天然色」という名前で呼ばれていた。
→イーストマンカラー
テクニカル・ディレクター technical derector [編]
テレビ放送で、コントロール・ルームを指揮する人。どのカメラの映像に切り替えるか、などを指示する。
デクパージュ decoupage [編]
→コンティニュイティ(1)
デクパージュ・クラシーク [編]
編集スタイルで、複数ショットの空間と時間が連続しているものを指す。コンティニュイティ・スタイル、ハリウッド古典スタイルとも呼ばれる。
デジタルシネマ Digital Cinema [映]
映画をデジタル化し、通信衛星などで映画館に配給するシステム。
デフォルメ deformer [他]
形を変形したり、いびつにしたりすること。たとえば「カリガリ博士」のセットはデフォルメされたものである。
デフラグ defragmentation [編]
ハードディスクを最適化して、断片化したファイルをきれいにまとめること。ノンリニア編集では、断片化しているハードディスクをそのまま使用すると、コマ落ちの原因となってしまうので、定期的にデフラグをする必要がある。
デモ demonstration program [作]
ゲームソフトなどで、内容がどういうものなのかを映像で見せたもの。
デュープ dupe [編]
ポジから複写ネガを作ること。またはそのフィルム。
テレシネ [編]
フィルムからビデオテープへの変換方式。
→キネコ
テレビ映画 [作]
テレビ放映用の帯ドラマで、映画スタジオと同じ方式で撮られたもの。つまりフィルムカメラを使っており、スタジオが大きいので舞台に広がりがある。劇場用映画と大きく異なるのは、ドラマの長さがきっちり決まっていること。劇場用映画をテレビ放送したものとは区別する。
テレビドラマ [作]
テレビスタジオを使用して作られた低予算のドラマ。セットが小さく、そのためほとんどのストーリーは同一の部屋の中で進められていく。かつてはテレビで放送されているドラマといえば、フィルム撮影がふつうだったが、最近ではビデオ撮影のものが増えており、日本では時代劇や刑事ドラマもほとんどこのスタイルに変わりつつある。VTR番組。
テレフィーチャー [作]
テレビ放映を前提として作られた低予算の単発映画。「ウィンチェスター銃'73」、「激突!」など、優れた名作もある。しばしばテレビ映画と混同される。
→劇場用映画
テレプレイ teleplay [脚]
テレビドラマ用の脚本。またはテレビドラマ。
テロップ telop [編]
合成映像などを可能にするテレビ用の投写機。野球放送のスコアなどはテロップを使って表示している。
テンガロン・ハット ten-gallon hat [装]
西部劇のガンマンがかぶっている帽子。カウボーイ・ハット。
伝記映画 biopic [作]
実在の人物の半生を歴史に忠実に映画化したもの。「アラビアのロレンス」、「1492 コロンブス」、「シンドラーのリスト」など。
テンポ tempo [編]
モンタージュにおける速度感。ふつう、細かくカットした映像は早いテンポになる。
テアトル theatre [映]
フランス語で映画館の意味。
THXサウンドシステム [映]
1983年にルーカスフィルム社が提唱した音響品質管理基準。製作者の意図した音響を忠実に再現しているかどうかを基準とする。THXサウンドシステムを導入した映画館は、日本ではごく僅かだ。
DLP digital Light Processing [映]
ハードディスクに収められたデータを、専用の映写機を使って上映するシステム。フィルムを使わないため、映像が劣化することがなく、どこの映画館でも同じ色合いと画質で上映ができる。「スター・ウォーズ エピソードI」から導入された。
DVD digital versatile disc [他]
CDと同じ大きさだが、大容量の映像データが記録できる映像メディア・ディスク。アナログのビデオテープのように映像が劣化することがなく、デジタルなので、使い道が多様になった。
DVI digital video interactive [他]
インテル社が開発した動画像圧縮技術。コンピュータ内で映像の管理がしやすくなった。
DVE digital video effect [編]
デジタルビデオならではの映像効果。撮影後の映像にズームインしたり、アナログにはできない効果が容易に可能になる。
→ノンリニア編集
TFT thin film transistor color liquid crystal display [他]
液晶ディスプレイのひとつで、各ドットのセルの電極ごとにトランジスタを積み重ねたもの。低消費電力で普通のテレビ形CRTディスプレイと同等の画質を得ることができる。
DTS digital theatre sistem [映]
MCAとユニバーサルが共同開発したデジタルサウンド方式。フィルムに音声のタイムコードを焼き込み、別途収録したCD-ROMのタイムコードと同調させてそこから音を出す。メインの壁側左右、前方、後方左右、サブウーファの5.1chにより、重厚で、極めて劣化が少ないクリアなサウンドを実現。自然な空間表現が可能になった。「ジュラシック・パーク」で最初に使われた。
→ドルビー・デジタル、SDDS
dpi dot per inch [他]
コンピュータの画面表示や印刷などで、1インチの長さに含まれるドットの数。数値が大きいほど画像のきめは細かい。
DivX [他]
MPEG4映像圧縮フォーマットの規格。高解像度でも高い圧縮率を実現する、
ティーザー teaser [映]
→特報
ディープ・フォーカス deep-focus [撮]
手前の被写体から奥の被写体まで、視野全体を鮮明に写して奥行きを強調した映像。広角レンズを使い、絞り込んで撮影する。撮影監督グレッグ・トーランドが「市民ケーン」で確立。パン・フォーカス。
→シャロウ・フォーカス
テイク take [撮]
ひとつのショットのバリエーションのひとつ。監督が満足のいくショットが撮れるまで、テイク数は増えていく。
ディゾルヴ dissolve [編]
前のショットが消えながら、それに重なって、次のショットが次第に現れる映像。オーヴァーラップよりも時間は短く、ちょっとした時間の経過や近距離の場所の移動を表現するときに用いられる。ラップディゾルヴ。DIS。
→アイリス、オーヴァーラップ、ワイプ
ディテール・ショット [撮]
→細部ショット
ティパージュ typage [編]
出演者の持つ典型的な特徴と形式。プドフキン、エイゼンシュタインを代表する20年代ソ連の映画作家は、登場人物の細かい性格描写はしないで、ティパージュを利用して、モンタージュだけで説得力のあるシーンを作り上げていた。
ディフューザー diffuser [装]
散光器。ゼラチンの板で、照明に取り付けて光の質感を変える。肌荒れを隠せるので、女優のアップなどで使う。ディフュージョン・ディスク。
ディベート debate [製]
1つのテーマをめぐり、敢えて肯定組と否定組に別れて、意見を出し合い、よりよい企画を開発しようとする討論会。
ディベロプメント [製]
企画開発。ストーリー、コンセプト、キャスティング、タイアップ、予算など、企画に関する作業を総じてディベロプメントという。
デイライト・タイプ [撮]
シングル8の撮影フィルムの種類のひとつで、太陽の下で撮影するためのもの。室内撮影では暗くなってしまう。
→タングステン・タイプ
デイリー dailies [撮]
ラッシュのこと。
テイル tail [編]
一巻のフィルムの終わりの部分。
ティルト tilt [撮]
カメラ本体は移動しないで、首だけを上下に動かすこと。上に動かすことをティルト・アップ、下に動かすことをティルト・ダウンという。
→パン
ディレクター director [撮]
英語で映画監督、演出家。日本ではテレビ番組の監督の意味合いが強い。
ディレクターズ・カット [編]
作品で監督が編集をしたバージョン。上映したバージョンに不満のある監督が新たに作り直したもの。
テーマ theme [脚]
主題。映画作家の伝えたいこと。
テーマ曲 [他]
作品のイメージを決定づける最も重要なBGMまたは主題歌。「第三の男」、「禁じられた遊び」、「ジェームズ・ボンド・シリーズ」、「ロッキー」、「スター・ウォーズ」などは好例。時には「ポセイドン・アドベンチャー」の挿入歌「モーニング・アフター」のように、ちょっとした場面で歌われた曲をテーマ曲と言うこともある。
テーマパーク [他]
特定の題材に基づいて構成された遊園地。ディズニーランド、ユニヴァーサル・スタジオなど。
テクスチャ・マップ [編]
CGで作られたモデルの表面に貼り付ける材質。光沢、汚れ、シミなど、ディテールまでこだわる。
→ワイヤーフレーム
テクニカラー Technicolor [撮]
カラー・フィルム・システムの商標名。1935年「虚栄の市」から始まった。染色転写によって色を生み出していたので、化学プロセスによるイーストマンカラーには出せない鮮やかな色彩が表現ができた。80年代からは、ほとんど使用されなくなった。日本ではかつて「総天然色」という名前で呼ばれていた。
→イーストマンカラー
テクニカル・ディレクター technical derector [編]
テレビ放送で、コントロール・ルームを指揮する人。どのカメラの映像に切り替えるか、などを指示する。
デクパージュ decoupage [編]
→コンティニュイティ(1)
デクパージュ・クラシーク [編]
編集スタイルで、複数ショットの空間と時間が連続しているものを指す。コンティニュイティ・スタイル、ハリウッド古典スタイルとも呼ばれる。
デジタルシネマ Digital Cinema [映]
映画をデジタル化し、通信衛星などで映画館に配給するシステム。
デフォルメ deformer [他]
形を変形したり、いびつにしたりすること。たとえば「カリガリ博士」のセットはデフォルメされたものである。
デフラグ defragmentation [編]
ハードディスクを最適化して、断片化したファイルをきれいにまとめること。ノンリニア編集では、断片化しているハードディスクをそのまま使用すると、コマ落ちの原因となってしまうので、定期的にデフラグをする必要がある。
デモ demonstration program [作]
ゲームソフトなどで、内容がどういうものなのかを映像で見せたもの。
デュープ dupe [編]
ポジから複写ネガを作ること。またはそのフィルム。
テレシネ [編]
フィルムからビデオテープへの変換方式。
→キネコ
テレビ映画 [作]
テレビ放映用の帯ドラマで、映画スタジオと同じ方式で撮られたもの。つまりフィルムカメラを使っており、スタジオが大きいので舞台に広がりがある。劇場用映画と大きく異なるのは、ドラマの長さがきっちり決まっていること。劇場用映画をテレビ放送したものとは区別する。
テレビドラマ [作]
テレビスタジオを使用して作られた低予算のドラマ。セットが小さく、そのためほとんどのストーリーは同一の部屋の中で進められていく。かつてはテレビで放送されているドラマといえば、フィルム撮影がふつうだったが、最近ではビデオ撮影のものが増えており、日本では時代劇や刑事ドラマもほとんどこのスタイルに変わりつつある。VTR番組。
テレフィーチャー [作]
テレビ放映を前提として作られた低予算の単発映画。「ウィンチェスター銃'73」、「激突!」など、優れた名作もある。しばしばテレビ映画と混同される。
→劇場用映画
テレプレイ teleplay [脚]
テレビドラマ用の脚本。またはテレビドラマ。
テロップ telop [編]
合成映像などを可能にするテレビ用の投写機。野球放送のスコアなどはテロップを使って表示している。
テンガロン・ハット ten-gallon hat [装]
西部劇のガンマンがかぶっている帽子。カウボーイ・ハット。
伝記映画 biopic [作]
実在の人物の半生を歴史に忠実に映画化したもの。「アラビアのロレンス」、「1492 コロンブス」、「シンドラーのリスト」など。
テンポ tempo [編]
モンタージュにおける速度感。ふつう、細かくカットした映像は早いテンポになる。