さ行ーす (専門用語事典)
【す】
スウィッシュ・パン swish pan [撮]
画面が見えなくなるほど早いパン。
スーパー superimposition [編]
特殊効果で、ひとつの映像に別の映像を重ねること。
スーパー・インポーズド・タイトル superimposed title [編]
字幕スーパー。スーパーインポーズとは二重焼きすることを意味する。
ズーム zoom [撮]
レンズの焦点距離を撮影中に変化させて作るショット。広角から望遠に接近するのはズーム・イン(ズーム・アップ)、望遠から広角に引くのはズーム・アウト(ズーム・ダウン)という。しばしば移動ショットの代わりに使われる。ズーミング。
→移動ショット
スカウト scout [製]
新人発掘。
スクイーズ [他]
DVDソフトの画面アスペクト比を説明する用語。ワイドスクリーンの画面を左右から圧縮して収録したもの。16:9比のワイドテレビでは画像が引き伸ばされ、4:3比の通常のテレビでは上下に黒い幕場がでる。
→レターボックス
スクリーミング女優 [演]
ホラー映画で活躍する美人女優。叫ぶ(scream)ことが多いので、こう呼ばれる。古くはフェイ・レイ、最近の女優ではジェイミー・リー・カーティスが有名。
スクリーン screen [映]
映画の画像が投影される平面。しばしばテレビ画面のこともスクリーンとよばれる。
スクリーン・プロセス screen process [撮]
あらかじめ撮影しておいた背景の映像を映写して、そのスクリーンの前で役者が演技をし、あたかも現地で撮影したかのように見せる特殊技術。
スクリプター scripter [撮]
撮影現場で、監督の横に座って、撮影した全てのことを筆記する人。どういうアングルで撮影したか、小道具は何を使ったか、ビールの飲み残りはあとどのくらいか、など、あらゆることに目を配らなければならない。日本では「記録」という。
スクリプト・ドクター [脚]
脚本を手直しする人。脚本家としてはクレジットされない。
スクリム scrim [撮]
影を落として自然光のような感じを出すためにライトの前につけられる板。
筋売り [脚]
導入部で人物や場所などを説明すること。
筋書き [脚]
脚本を執筆する前に、物語をいくつかの章にわけて、展開をメモしておくもの。
スター・システム star system [製]
50年代までのハリウッドのシステムで、スターを会社の専属にして、他の会社には出演させず、スターを中心に映画を製作、売り出すこと。スタジオ・システムともいう。
→ブロック・ブッキング・システム、メジャー・スタジオ
スタント stunt [演]
危険な演技。離れ技。怪我するおそれのある撮影で、スターの代わりに演技をする人をスタント・マンという。
スタンド・イン [撮]
ロング・ショットなど、スターの顔が見えないような場面で、スターの代わりに別の人を立たせること。替玉。
スティル still [製]
映画の一コマの拡大写真。宣伝用に使われる。スチル。スチール。
捨てぜりふ [脚]
ストーリーとは関係のない台詞だが、いれておかなければならない台詞。登場人物が重要な台詞だけを喋っていたのでは、面白くないし、わかりにくいので、こういう捨てぜりふを適度に加えなければならない。
ステディカム Steadicam [撮]
手持ちカメラ撮影用の機材で、これを使うと移動撮影をしても画面がぶれることはない。モニターがついているので、カメラマンはファインダーを覗きこむ必要はない。「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」(75)で初めて使われ、「シャイニング」(80)の直進方向移動撮影で有名になった。低予算映画製作に向いており、アマチュアでもわりと簡単に購入することができる。【写真はシネマプロダクツ社のステディカム】
ストック・ショット stock shot [編]
フィルム収蔵庫から借りてくる映像素材。ライブラリー・ショット。
ストップモーション [編]
静止している画面。「大人は判ってくれない」のラストで効果的に使われた。フリーズ・フレーム。
ストップモーション・アニメーション [撮]
粘土で作ったキャラクターなどを、微妙に動かしながら1コマ1コマずつ撮影し、連続した動きを作り出すこと。1秒間の映像でも24回も動かさなければならない。昔の特撮の主流であった。
ストリーミング [他]
インターネット上で、完全にダウンロードしていなくても再生可能な映像・音声など。前の部分を再生しながら次の部分をバッファに蓄えて継続的に見せる。
スニーク・プレビュー [映]
映画の製作段階で、予告なしに行う先行試写会。観客の反応を見て作品は手直しされる。
スピンオフ spinoff [作]
テレビ・シリーズで、シリーズの設定を借りたまま、あらたに新しく作られるシリーズ。人気の脇役キャラクターが主演に回ったシリーズなど。
スプライス splice [編]
フィルムとフィルムの断片を特殊テープなどで接合すること。
スプリット・スクリーン split screen [編]
フレーム内でオーバーラップされていない2つ以上の映像。
スプリットフィールド・ダイオプターレンズ [撮]
極端な前景と後景の両方に焦点をあてて撮影することを可能にするレンズ。
スプロケット穴 sprocket hole [撮]
→パーフォレーション
スプロケット・ホイール sprocket wheel [撮]
フィルムを走行させる歯車。
スペクタクル spectacle [作]
大勢のエキストラが登場し、衣裳や装置などが大掛かりな作品。「ベン・ハー」など。
スポークン・タイトル spoken title [編]
サイレント映画などで、セリフを書いた字幕。
3CCD [撮]
デジタルカメラなどの撮影読みとり方式。被写体の色情報をR、G、Bの3色に分けてそれぞれにCCDを割り当てるため、色の再現力に優れている。3版式。
→CCD
3-D three-dimensions [撮]
立体映像。左右の作りが異なる特殊なメガネをはめて見ると飛び出して見える。赤と青の映像をかけあわせたものや、縦線と横線をかけあわせたものなどがある。
スリーパー sleeper [作]
前評判が悪かったのに大ヒットした映画。
スリット・スキャン [撮]
特殊効果装置の一種で、一コマ撮影する間に細い隙間を上下左右に動かすことによってフィルム上に光学的な模様を作り出す。「2001年宇宙の旅」のスターゲートの場面で劇的に使われた。
スリラー thriller [作]
サスペンス、ホラーなど、恐怖映画全般を指す。観客に不安と恐怖を抱かせる映画。
→サスペンス、ホラー映画
スロー・モーション slow motion [撮]
ゆっくりしたアクション。フィルムの回転速度を速めることで、作り出される。ミニチュアセットを使った爆発シーンなどは、スローモーションで見せると、重量感が生まれる。昆虫の羽の動きなど、通常は見えないような動きも撮影することができる。
スウィッシュ・パン swish pan [撮]
画面が見えなくなるほど早いパン。
スーパー superimposition [編]
特殊効果で、ひとつの映像に別の映像を重ねること。
スーパー・インポーズド・タイトル superimposed title [編]
字幕スーパー。スーパーインポーズとは二重焼きすることを意味する。
ズーム zoom [撮]
レンズの焦点距離を撮影中に変化させて作るショット。広角から望遠に接近するのはズーム・イン(ズーム・アップ)、望遠から広角に引くのはズーム・アウト(ズーム・ダウン)という。しばしば移動ショットの代わりに使われる。ズーミング。
→移動ショット
スカウト scout [製]
新人発掘。
スクイーズ [他]
DVDソフトの画面アスペクト比を説明する用語。ワイドスクリーンの画面を左右から圧縮して収録したもの。16:9比のワイドテレビでは画像が引き伸ばされ、4:3比の通常のテレビでは上下に黒い幕場がでる。
→レターボックス
スクリーミング女優 [演]
ホラー映画で活躍する美人女優。叫ぶ(scream)ことが多いので、こう呼ばれる。古くはフェイ・レイ、最近の女優ではジェイミー・リー・カーティスが有名。
スクリーン screen [映]
映画の画像が投影される平面。しばしばテレビ画面のこともスクリーンとよばれる。
スクリーン・プロセス screen process [撮]
あらかじめ撮影しておいた背景の映像を映写して、そのスクリーンの前で役者が演技をし、あたかも現地で撮影したかのように見せる特殊技術。
スクリプター scripter [撮]
撮影現場で、監督の横に座って、撮影した全てのことを筆記する人。どういうアングルで撮影したか、小道具は何を使ったか、ビールの飲み残りはあとどのくらいか、など、あらゆることに目を配らなければならない。日本では「記録」という。
スクリプト・ドクター [脚]
脚本を手直しする人。脚本家としてはクレジットされない。
スクリム scrim [撮]
影を落として自然光のような感じを出すためにライトの前につけられる板。
筋売り [脚]
導入部で人物や場所などを説明すること。
筋書き [脚]
脚本を執筆する前に、物語をいくつかの章にわけて、展開をメモしておくもの。
スター・システム star system [製]
50年代までのハリウッドのシステムで、スターを会社の専属にして、他の会社には出演させず、スターを中心に映画を製作、売り出すこと。スタジオ・システムともいう。
→ブロック・ブッキング・システム、メジャー・スタジオ
スタント stunt [演]
危険な演技。離れ技。怪我するおそれのある撮影で、スターの代わりに演技をする人をスタント・マンという。
スタンド・イン [撮]
ロング・ショットなど、スターの顔が見えないような場面で、スターの代わりに別の人を立たせること。替玉。
スティル still [製]
映画の一コマの拡大写真。宣伝用に使われる。スチル。スチール。
捨てぜりふ [脚]
ストーリーとは関係のない台詞だが、いれておかなければならない台詞。登場人物が重要な台詞だけを喋っていたのでは、面白くないし、わかりにくいので、こういう捨てぜりふを適度に加えなければならない。
ステディカム Steadicam [撮]
手持ちカメラ撮影用の機材で、これを使うと移動撮影をしても画面がぶれることはない。モニターがついているので、カメラマンはファインダーを覗きこむ必要はない。「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」(75)で初めて使われ、「シャイニング」(80)の直進方向移動撮影で有名になった。低予算映画製作に向いており、アマチュアでもわりと簡単に購入することができる。【写真はシネマプロダクツ社のステディカム】
ストック・ショット stock shot [編]
フィルム収蔵庫から借りてくる映像素材。ライブラリー・ショット。
ストップモーション [編]
静止している画面。「大人は判ってくれない」のラストで効果的に使われた。フリーズ・フレーム。
ストップモーション・アニメーション [撮]
粘土で作ったキャラクターなどを、微妙に動かしながら1コマ1コマずつ撮影し、連続した動きを作り出すこと。1秒間の映像でも24回も動かさなければならない。昔の特撮の主流であった。
ストリーミング [他]
インターネット上で、完全にダウンロードしていなくても再生可能な映像・音声など。前の部分を再生しながら次の部分をバッファに蓄えて継続的に見せる。
スニーク・プレビュー [映]
映画の製作段階で、予告なしに行う先行試写会。観客の反応を見て作品は手直しされる。
スピンオフ spinoff [作]
テレビ・シリーズで、シリーズの設定を借りたまま、あらたに新しく作られるシリーズ。人気の脇役キャラクターが主演に回ったシリーズなど。
スプライス splice [編]
フィルムとフィルムの断片を特殊テープなどで接合すること。
スプリット・スクリーン split screen [編]
フレーム内でオーバーラップされていない2つ以上の映像。
スプリットフィールド・ダイオプターレンズ [撮]
極端な前景と後景の両方に焦点をあてて撮影することを可能にするレンズ。
スプロケット穴 sprocket hole [撮]
→パーフォレーション
スプロケット・ホイール sprocket wheel [撮]
フィルムを走行させる歯車。
スペクタクル spectacle [作]
大勢のエキストラが登場し、衣裳や装置などが大掛かりな作品。「ベン・ハー」など。
スポークン・タイトル spoken title [編]
サイレント映画などで、セリフを書いた字幕。
3CCD [撮]
デジタルカメラなどの撮影読みとり方式。被写体の色情報をR、G、Bの3色に分けてそれぞれにCCDを割り当てるため、色の再現力に優れている。3版式。
→CCD
3-D three-dimensions [撮]
立体映像。左右の作りが異なる特殊なメガネをはめて見ると飛び出して見える。赤と青の映像をかけあわせたものや、縦線と横線をかけあわせたものなどがある。
スリーパー sleeper [作]
前評判が悪かったのに大ヒットした映画。
スリット・スキャン [撮]
特殊効果装置の一種で、一コマ撮影する間に細い隙間を上下左右に動かすことによってフィルム上に光学的な模様を作り出す。「2001年宇宙の旅」のスターゲートの場面で劇的に使われた。
スリラー thriller [作]
サスペンス、ホラーなど、恐怖映画全般を指す。観客に不安と恐怖を抱かせる映画。
→サスペンス、ホラー映画
スロー・モーション slow motion [撮]
ゆっくりしたアクション。フィルムの回転速度を速めることで、作り出される。ミニチュアセットを使った爆発シーンなどは、スローモーションで見せると、重量感が生まれる。昆虫の羽の動きなど、通常は見えないような動きも撮影することができる。