さ行ーし (専門用語事典)
【し】
CIC Cinema International Corporation [製]
ユニバーサル、パラマウント、MGMの作品をビデオ発売する会社。もともとはUIPの前身であった。
→UIP
CF [作]
コマーシャル・フィルム。映像のCM。
シーケンス sequence [編]
いくつかのシーン、ショットの組み合わせ。ひとつのストーリーとなる場面の単位。シークェンス。
→シーン、ショット
シーケンス・ショット sequence shot [撮]
複雑なアクションを一回で撮った単一の長いショット。ヒッチコックの「ロープ」はほぼ全編がひとつのシーケンス・ショットから成り立っている。ワンシーン・ワンカット。
CG computer graphics [編]
コンピュータを使って画像を創作したり、加工したりすること。「トロン」から本格的に使われ、現在はほとんどの映画で活用されている。
CCD charge coupled device [撮]
光情報を電気信号に変換する半導体素子。DV、スキャナ、ファックスなどに使用される。光を画素ごとに電気信号に変換するため、CCD画素数が多いほど画像は美しくなる。
→3CCD
CGI computer generated image [編]
CGで作られた3次元映像。
シーン scene [編]
一場面を指す単位。単一のアクションの連なり。普通、いくつかのショットの組み合わせ。シーンを組み合わせると、シーケンスとなる。
→シーケンス、ショット
ジェネレーター generator [装]
ロケーションのときに仕様する発電器。騒音がひどいため、撮影現場から離れた場所に設置される。
磁気サウンドトラック [編]
録音方式のひとつで、フィルムに塗られた磁気に音が記録される。
→サウンドトラック
史劇 historical play [作]
歴史上の人物に取材したドラマ。歴史劇。
→コスチューム・プレイ
試写 [映]
映画の公開に先立って、その作品を上映すること。試写での反応をもとにして、作品のクオリティは練られていく。
→ラッシュ
時代劇 jidai-geki [作]
武家時代を題材や背景にした日本映画。黒澤明の功績により、世界的にも人気が高いジャンルである。
シチュエーション situation [脚]
劇的境遇。状況。事態。
シナリオ scenario [脚]
脚本のあらすじ。あるいは脚本そのもの。
→脚本
シナリオ・ハンティング scenario hunting [製]
シナリオに出てくる土地に実際に訪れ、調査すること。
→ロケーション・ハンティング
シネカリ [編]
フィルムを直接ひっかいて絵を描くアニメーション。ダイレクト・ペイント。
シネマ・ヴェリテ cinema verite [作]
簡単な機材を使って少人数スタッフで作ったフランスのドキュメンタリー映画。演出を加えず、真実を映す。ジャン・ルーシュの作品が有名。
シネマコンプレックス [映]
10前後の複合映画館。完全入替制であるため立ち見がなく、メジャー作品でもゆったりと座って見られる。日本では神奈川のワーナーマイカルシネマズ海老名、福岡のキャナルシティ・AMCエンタテインメントの成功をバネに、次々とシネコンが建てられている。ショッピングセンター内にあるのが特徴で、買い物ついでに映画を見る観客が増加し、映画産業の流れを大きく変えている。
シネマスコープ CinemaScope [映]
1953年に20世紀フォックスが開発したワイドスクリーンの商標名。最初の映画は「聖衣」。高さは普通のサイズと変わらないが、幅は高さの2倍から2.5倍と、とにかく横長である。映画館のスクリーン・スペースをいっぱいにつかって上映するために、映像はかなり巨大化する。【写真はシネマスコープのロゴ】
シネマトグラフ cinematographe [映]
1894年にフランスのリュミエール兄弟が発明したカメラ映写機。一般公開されたのは1895年の末である。
シネマ・ノーヴォ Cinema Novo [作]
1960年代のブラジルで起きた運動で、新しい作風の映画を作ることを目指した。グラウベル・ローシャの「アントニオ・ダス・モルテス」など。
→ニューシネマ、フリーシネマ、ヌーベルバーグ
シネ・モービル [製]
70年代頃から製作費を節約するためにアメリカで使われるようになった手法で、機材を何もかもトレーラーに積み込み、スタッフ・キャストもトレーラー・ハウスで撮影地まで移動するというもの。
シネラマ Cinerama [映]
アメリカのフレッド・ウォーラーが開発したワイドスクリーンの一方式。1952年に発表。3台のカメラで同時撮影したものを、3台の映写機で、湾曲したスクリーンに上映するというもの。縦横比は1:2.88。錯覚で立体的に見える。1962年からは、アナモフィック・レンズと70mmフィルムを利用した1台カメラ・1台映写機のシステムに変更された。シネラマ作品では「おかしな・おかしな・おかしな世界」、「2001年宇宙の旅」などの傑作がある。
シノプシス synopsis [脚]
あらすじ。
絞り diahragm [撮]
カメラで、レンズを通る光の量を調節するための装置。絞りを開くと(F値は小さくなる)、被写界深度が浅くなり、ピントの合ってない部分がぼやけて写る。絞りを絞り込むと(F値は大きくなる)、被写体深度が深くなり、遠景と近景の両方がくっきりと写る。シャッター・スピードと密接に関わる。
→F値、シャッター速度、被写界深度
字幕スーパー [映]
せりふの意味や画面の説明などをフィルムに焼き付けてスクリーン上に写し出すもの。
市民ケーン Citizen Kane [作]
最高の映画のたとえ。1941年にオーソン・ウェルズが発表した作品から。
下手 [他]
画面の左側。
→上手
写真 picture [他]
映画。日本の映画業界の人たちは映画のことを「写真」という。
シャッター・スピード shutter speed [撮]
カメラで、レンズを通る光量を調節するための設定のひとつ。シャッター・スピードを上げると、感光時間が短くなるため、ブレを解消することができるが、暗い場所では絞りを開く必要があるので、焦点が浅くなってしまう。シャッター・スピードを下げると、感光時間が長くなるので、暗い場所でも撮影ができるが、ブレが生じやすくなってしまう。
→絞り
シャレード charade [脚]
2種類ほどの場面を使って、伝えたいものを間接的に描写すること。
シャロウ・フォーカス afterimage [撮]
奥行きの浅い焦点面を作り出して撮影したもの。ピントの合ってない部分はピンボケする。
→ディープ・フォーカス、被写界深度
ジャンプ・カット jump cut [編]
ひとつのシーンの中で画面を切り替え、連続した時間を断続的に見せる技法。ジャン・リュック・ゴダールが「勝手にしやがれ」で意識的に使っている。時間の短縮、テンポの調整、フィルム代の節約など、用途は様々である。
ジャンル genre [作]
作品を種類別にしたときの、その種類名。アメリカではジャンルは大きくわけて「アクション」、「コメディ」、「犯罪もの」、「ドキュメンタリー」、「ホラー」、「ミュージカル」、「SF」、「西部劇」、「ドラマ」にわけられる。
集音マイク [装]
役者のセリフなどを同時録音するための巨大なマイク。ポールに固定してあり、役者の頭の上に差し出して録音する。このとき、スタッフたちはフレームにマイクの影などが写らないように注意をはらわなければならない。
主観カメラ subjective camera [作]
映画の内容を、主人公の視点あるいは作者の視点から見せること。
シュルレアリスム surrealisme [作]
1920年代フランスで起きた前衛的な芸術運動。映画ではルネ・クレール、ルイス・ブニュエルの初期作品が代表的である。超現実主義。シュール。
焦点距離 focal length [撮]
主点から焦点までの距離。カメラ用語では、レンズからフィルムまでの距離のこと。焦点距離の長いものは望遠レンズで、短いものは広角レンズである。
→広角レンズ、望遠レンズ
16ミリ 16mm [撮]
フィルム・サイズのひとつ。35ミリ・フィルムに比べると画質は粗いが、テレビよりは画質が良く、低予算で撮影ができる。ドキュメンタリー映画、B級映画、インディーズでよく使われる。上映の際、35ミリに引き延ばしてプリントすることが多い。
→35ミリ、70ミリ、8ミリ
照明 lighting [撮]
撮影で、光に関する技術・装置。照明を工夫して、スターを美しく見せたり、舞台にムードを持たせたり、キャラクターの感情を表現したりする。欧米では、照明を取り仕切るのは撮影監督の仕事で、日本のように「照明監督」は存在しない。
松竹 [製]
日本の映画会社。1902年に白井松次郎、大谷竹次郎兄弟が演劇の会社として設立、アメリカ映画を見習って、1920年から「島の女」を皮切りに映画も手掛けるようになる。
助監督 [撮]
監督のアシスタントを務めるスタッフ。ランクがあり、チーフはキャスティング・ロケハン・エキストラの演出・編集などを担当、セカンドはスタッフへの指示・記録などを担当、サードはカチンコ・力仕事などを担当、フォースはその他の雑用を担当する。ジャン・ルノワールの助監督として付き添っていたルキノ・ヴィスコンティ、ジャック・ベッケル、ロバート・アルドリッチのように、後に監督として独り立ちするケースもまれにある。
初号プリント [製]
上映用としてプリントされたもので、一番最初にできあがったもの。
shockwave [他]
インターネット上でFLASHなどのマルチメディア・データを再生するソフト。マクロメディアが開発。shockwave用のデータは、同社のDirectorというソフトを使って作ることができる。
ショット shot [撮]
長さに関係なく、切れ目なしに撮影された単一のフィルム。場面のまとまりを表す最小単位である。
シリアル serial [作]
日本では連続活劇と言い、同じ登場人物、同じ舞台設定で何作も製作すること。最初から続き物として作るため、話の途中で映画が終わることもある。コロンビアの「三馬鹿大将」は190本も作られた人気長寿シリアルである。シリアルは、後のテレビドラマの原点でもある。
シリーズ series [作]
続きもの。各ストーリーは一回ごと完結する。「ジェームズ・ボンド」、「スター・ウォーズ」、「エイリアン」、「男はつらいよ」、「インディ・ジョーンズ」など。ハリウッドでは作品がヒットすると、シリーズ化される可能性が高い。高い興行収入が見込めるからである。
シリカゲル Silikagel [他]
乾燥剤のひとつ。フィルムを湿気から守る。効き目がなくなっても、火を通せば再利用することができる。
シルバー・スクリーン [映]
劇場で使われている映写用のスクリーン。表面に金属粉を塗布してあり、スクリーン全体均等に色を再現する。銀幕。
シンクロサウンド [編]
撮影中に同時録音された音声。
ジングル [編]
15秒程度の短い曲。ラジオやテレビ番組、ゲームなどで使われる印象的なサウンドである。
シングルショット single-shot [撮]
フレーム内に人物がひとりだけいるショット。
CIC Cinema International Corporation [製]
ユニバーサル、パラマウント、MGMの作品をビデオ発売する会社。もともとはUIPの前身であった。
→UIP
CF [作]
コマーシャル・フィルム。映像のCM。
シーケンス sequence [編]
いくつかのシーン、ショットの組み合わせ。ひとつのストーリーとなる場面の単位。シークェンス。
→シーン、ショット
シーケンス・ショット sequence shot [撮]
複雑なアクションを一回で撮った単一の長いショット。ヒッチコックの「ロープ」はほぼ全編がひとつのシーケンス・ショットから成り立っている。ワンシーン・ワンカット。
CG computer graphics [編]
コンピュータを使って画像を創作したり、加工したりすること。「トロン」から本格的に使われ、現在はほとんどの映画で活用されている。
CCD charge coupled device [撮]
光情報を電気信号に変換する半導体素子。DV、スキャナ、ファックスなどに使用される。光を画素ごとに電気信号に変換するため、CCD画素数が多いほど画像は美しくなる。
→3CCD
CGI computer generated image [編]
CGで作られた3次元映像。
シーン scene [編]
一場面を指す単位。単一のアクションの連なり。普通、いくつかのショットの組み合わせ。シーンを組み合わせると、シーケンスとなる。
→シーケンス、ショット
ジェネレーター generator [装]
ロケーションのときに仕様する発電器。騒音がひどいため、撮影現場から離れた場所に設置される。
磁気サウンドトラック [編]
録音方式のひとつで、フィルムに塗られた磁気に音が記録される。
→サウンドトラック
史劇 historical play [作]
歴史上の人物に取材したドラマ。歴史劇。
→コスチューム・プレイ
試写 [映]
映画の公開に先立って、その作品を上映すること。試写での反応をもとにして、作品のクオリティは練られていく。
→ラッシュ
時代劇 jidai-geki [作]
武家時代を題材や背景にした日本映画。黒澤明の功績により、世界的にも人気が高いジャンルである。
シチュエーション situation [脚]
劇的境遇。状況。事態。
シナリオ scenario [脚]
脚本のあらすじ。あるいは脚本そのもの。
→脚本
シナリオ・ハンティング scenario hunting [製]
シナリオに出てくる土地に実際に訪れ、調査すること。
→ロケーション・ハンティング
シネカリ [編]
フィルムを直接ひっかいて絵を描くアニメーション。ダイレクト・ペイント。
シネマ・ヴェリテ cinema verite [作]
簡単な機材を使って少人数スタッフで作ったフランスのドキュメンタリー映画。演出を加えず、真実を映す。ジャン・ルーシュの作品が有名。
シネマコンプレックス [映]
10前後の複合映画館。完全入替制であるため立ち見がなく、メジャー作品でもゆったりと座って見られる。日本では神奈川のワーナーマイカルシネマズ海老名、福岡のキャナルシティ・AMCエンタテインメントの成功をバネに、次々とシネコンが建てられている。ショッピングセンター内にあるのが特徴で、買い物ついでに映画を見る観客が増加し、映画産業の流れを大きく変えている。
シネマスコープ CinemaScope [映]
1953年に20世紀フォックスが開発したワイドスクリーンの商標名。最初の映画は「聖衣」。高さは普通のサイズと変わらないが、幅は高さの2倍から2.5倍と、とにかく横長である。映画館のスクリーン・スペースをいっぱいにつかって上映するために、映像はかなり巨大化する。【写真はシネマスコープのロゴ】
シネマトグラフ cinematographe [映]
1894年にフランスのリュミエール兄弟が発明したカメラ映写機。一般公開されたのは1895年の末である。
シネマ・ノーヴォ Cinema Novo [作]
1960年代のブラジルで起きた運動で、新しい作風の映画を作ることを目指した。グラウベル・ローシャの「アントニオ・ダス・モルテス」など。
→ニューシネマ、フリーシネマ、ヌーベルバーグ
シネ・モービル [製]
70年代頃から製作費を節約するためにアメリカで使われるようになった手法で、機材を何もかもトレーラーに積み込み、スタッフ・キャストもトレーラー・ハウスで撮影地まで移動するというもの。
シネラマ Cinerama [映]
アメリカのフレッド・ウォーラーが開発したワイドスクリーンの一方式。1952年に発表。3台のカメラで同時撮影したものを、3台の映写機で、湾曲したスクリーンに上映するというもの。縦横比は1:2.88。錯覚で立体的に見える。1962年からは、アナモフィック・レンズと70mmフィルムを利用した1台カメラ・1台映写機のシステムに変更された。シネラマ作品では「おかしな・おかしな・おかしな世界」、「2001年宇宙の旅」などの傑作がある。
シノプシス synopsis [脚]
あらすじ。
絞り diahragm [撮]
カメラで、レンズを通る光の量を調節するための装置。絞りを開くと(F値は小さくなる)、被写界深度が浅くなり、ピントの合ってない部分がぼやけて写る。絞りを絞り込むと(F値は大きくなる)、被写体深度が深くなり、遠景と近景の両方がくっきりと写る。シャッター・スピードと密接に関わる。
→F値、シャッター速度、被写界深度
字幕スーパー [映]
せりふの意味や画面の説明などをフィルムに焼き付けてスクリーン上に写し出すもの。
市民ケーン Citizen Kane [作]
最高の映画のたとえ。1941年にオーソン・ウェルズが発表した作品から。
下手 [他]
画面の左側。
→上手
写真 picture [他]
映画。日本の映画業界の人たちは映画のことを「写真」という。
シャッター・スピード shutter speed [撮]
カメラで、レンズを通る光量を調節するための設定のひとつ。シャッター・スピードを上げると、感光時間が短くなるため、ブレを解消することができるが、暗い場所では絞りを開く必要があるので、焦点が浅くなってしまう。シャッター・スピードを下げると、感光時間が長くなるので、暗い場所でも撮影ができるが、ブレが生じやすくなってしまう。
→絞り
シャレード charade [脚]
2種類ほどの場面を使って、伝えたいものを間接的に描写すること。
シャロウ・フォーカス afterimage [撮]
奥行きの浅い焦点面を作り出して撮影したもの。ピントの合ってない部分はピンボケする。
→ディープ・フォーカス、被写界深度
ジャンプ・カット jump cut [編]
ひとつのシーンの中で画面を切り替え、連続した時間を断続的に見せる技法。ジャン・リュック・ゴダールが「勝手にしやがれ」で意識的に使っている。時間の短縮、テンポの調整、フィルム代の節約など、用途は様々である。
ジャンル genre [作]
作品を種類別にしたときの、その種類名。アメリカではジャンルは大きくわけて「アクション」、「コメディ」、「犯罪もの」、「ドキュメンタリー」、「ホラー」、「ミュージカル」、「SF」、「西部劇」、「ドラマ」にわけられる。
集音マイク [装]
役者のセリフなどを同時録音するための巨大なマイク。ポールに固定してあり、役者の頭の上に差し出して録音する。このとき、スタッフたちはフレームにマイクの影などが写らないように注意をはらわなければならない。
主観カメラ subjective camera [作]
映画の内容を、主人公の視点あるいは作者の視点から見せること。
シュルレアリスム surrealisme [作]
1920年代フランスで起きた前衛的な芸術運動。映画ではルネ・クレール、ルイス・ブニュエルの初期作品が代表的である。超現実主義。シュール。
焦点距離 focal length [撮]
主点から焦点までの距離。カメラ用語では、レンズからフィルムまでの距離のこと。焦点距離の長いものは望遠レンズで、短いものは広角レンズである。
→広角レンズ、望遠レンズ
16ミリ 16mm [撮]
フィルム・サイズのひとつ。35ミリ・フィルムに比べると画質は粗いが、テレビよりは画質が良く、低予算で撮影ができる。ドキュメンタリー映画、B級映画、インディーズでよく使われる。上映の際、35ミリに引き延ばしてプリントすることが多い。
→35ミリ、70ミリ、8ミリ
照明 lighting [撮]
撮影で、光に関する技術・装置。照明を工夫して、スターを美しく見せたり、舞台にムードを持たせたり、キャラクターの感情を表現したりする。欧米では、照明を取り仕切るのは撮影監督の仕事で、日本のように「照明監督」は存在しない。
松竹 [製]
日本の映画会社。1902年に白井松次郎、大谷竹次郎兄弟が演劇の会社として設立、アメリカ映画を見習って、1920年から「島の女」を皮切りに映画も手掛けるようになる。
助監督 [撮]
監督のアシスタントを務めるスタッフ。ランクがあり、チーフはキャスティング・ロケハン・エキストラの演出・編集などを担当、セカンドはスタッフへの指示・記録などを担当、サードはカチンコ・力仕事などを担当、フォースはその他の雑用を担当する。ジャン・ルノワールの助監督として付き添っていたルキノ・ヴィスコンティ、ジャック・ベッケル、ロバート・アルドリッチのように、後に監督として独り立ちするケースもまれにある。
初号プリント [製]
上映用としてプリントされたもので、一番最初にできあがったもの。
shockwave [他]
インターネット上でFLASHなどのマルチメディア・データを再生するソフト。マクロメディアが開発。shockwave用のデータは、同社のDirectorというソフトを使って作ることができる。
ショット shot [撮]
長さに関係なく、切れ目なしに撮影された単一のフィルム。場面のまとまりを表す最小単位である。
シリアル serial [作]
日本では連続活劇と言い、同じ登場人物、同じ舞台設定で何作も製作すること。最初から続き物として作るため、話の途中で映画が終わることもある。コロンビアの「三馬鹿大将」は190本も作られた人気長寿シリアルである。シリアルは、後のテレビドラマの原点でもある。
シリーズ series [作]
続きもの。各ストーリーは一回ごと完結する。「ジェームズ・ボンド」、「スター・ウォーズ」、「エイリアン」、「男はつらいよ」、「インディ・ジョーンズ」など。ハリウッドでは作品がヒットすると、シリーズ化される可能性が高い。高い興行収入が見込めるからである。
シリカゲル Silikagel [他]
乾燥剤のひとつ。フィルムを湿気から守る。効き目がなくなっても、火を通せば再利用することができる。
シルバー・スクリーン [映]
劇場で使われている映写用のスクリーン。表面に金属粉を塗布してあり、スクリーン全体均等に色を再現する。銀幕。
シンクロサウンド [編]
撮影中に同時録音された音声。
ジングル [編]
15秒程度の短い曲。ラジオやテレビ番組、ゲームなどで使われる印象的なサウンドである。
シングルショット single-shot [撮]
フレーム内に人物がひとりだけいるショット。