か行ーこ (専門用語事典)
【こ】
広角レンズ wide-angle lens [撮]
広い画角を持ったレンズ。奥行きは強調されるが、多少の歪みが生じる。
→望遠レンズ
光学トラック optrack [編]
サウンドトラックで、光学式のもの。電気信号化された音を光に転換して録音する。
→磁気トラック
興行収入 box office [映]
チケット販売総額。インフレを考慮すれば、興収は「風と共に去りぬ」が歴代ベストで、今の映画の売上げは同作の足下にも及んでいない。興収。グロス。
合成 [編]
特撮で、2つ以上の映像を組み合わせること。何もないところで役者に演技をさせ、後から背景を合成すれば、予算の節約になる。
高速度撮影 [撮]
コマ数を24コマ以上の速度で撮影すること。できあがった映像はスローモーションになる。
→コマ落とし、スローモーション
後退ショット pull-back shot [撮]
カメラを引いて行き、場面全体を明らかにする移動ショットあるいはズーム・ショット
降板 [製]
役者やスタッフが、クランク・インした後に降ろされること。辞退すること。
ゴースト ghost image [編]
動きのある映像で、残像が追いかけていくような映像。多重露光で作り出す。
ゴー・モーション [撮]
一コマずつ撮影するストップ・モーション・アニメーションにおいて、ブレを表現することで、従来カクカクしていた動作を、より滑らかにみせる技術。
→ストップ・モーション・アニメーション、フル・モーション
ゴールデングローブ賞 the Golden Globe Awards [他]
記者たちの投票によって決められる映画賞・テレビ賞。アカデミー賞授賞式の前哨戦としてニュース価値が高い。最優秀賞にはドラマ部門とミュージカル/コメディ部門の二種類がある。
五社協定 [製]
東宝・松竹・東映・日活・大映の間で結ばれていた協定で、それぞれの所属の俳優は、別のスタジオでは出演できないものとした。
→スター・システム、ブロック・ブッキング・システム
コスチューム・プレイ costume play [作]
衣裳や舞台装置の豪華さで観客を引きつける大掛かりな歴史劇。「ベン・ハー」、「クレオパトラ」など。
固定カメラ locked-off camera [撮]
固定ショットを撮るため、カメラを三脚に固定して、動かないようにしたもの。
固定ショット static shot [撮]
カメラを動かさないで撮ったショット。
5.1chサラウンド [編]
DVDの音声再生方式のひとつ。取り囲むように、前方に3つ、後方に2つのスピーカを配置し、それにサブウーファ(低音のみ)を加えたもの。ドルビー・デジタル方式、DTS方式などが再現できる。
小道具 property [装]
映画に使われる道具で、役者が手に持つことができるもの。椅子、拳銃など。
ゴトク [撮]
ローアングルを撮影するための三脚。ハイハット。鉄三。
コピーガード copy guard [他]
ビデオの不正コピーを防止するための信号。無理にダビングした映像は明滅してしまう。
コマ落とし [撮]
フィルムの回転速度を落として撮影すること。できあがった映像は動きが早くなる。
→高速度撮影
コマ撮り stop motion photography [撮]
カメラを一コマずつ作動させながら動きをつけていく撮影方式。特撮映画でよく使われる。
コメディ comedy [作]
笑いや快活な気分を呼び起こし、明るい気持ちにさせてくれる映画。喜劇。広義では、ヒューマン・ドラマ、ブラック・ユーモアなどもコメディ映画に位置づけられる。ドタバタしたアクションを売りにしたものをスラップスティック・コメディ、状況のおかしさを売りにしたものをシチュエーション・コメディ、洗練された都会派コメディをソフィスティケーテッド・コメディ、男性と女性の会話を中心としたスクリューボール・コメディ、その他、色々なカテゴリーに分類される。チャールズ・チャップリン、ビリー・ワイルダーの作品群が代表的。
コメディ・リリーフ comedy relief [演]
緊迫したシーンの間に軽く加えられた息抜きの場面。あるいはその場面に登場するコメディアン。
コラージュ collage [編]
映像を切り取って別の映像に貼り付けたり、挿入したりする演出。
コロンビア Columbia [製]
ハリウッドのメジャー・スタジオのひとつ。1924年創設。30年代におけるハリー・コーン、フランク・キャプラの活躍から地位をのばしていき、「或る夜の出来事」、「地上より永遠に」、「波止場」、「アラビアのロレンス」、「クレイマー、クレイマー」など名作を発表し続け、最もアカデミー賞受賞回数の多い名門スタジオになる。83年には別の映画部門として、ペガサス・マークのトライスター社を設立。89年からは日本のソニーに買収されて社名がソニー・ピクチャーズとなる。【写真は会社のマーク】
コンストラクション construction [脚]
シナリオの構成。
コンティニュイティ continuity [脚]
1)カメラの動かし方や演技などが書かれた設計図。コンテ。台本
2)画面・ショットのつながり。
コントラスト contrast [撮]
明暗の対比。ハイ・コントラストの映像は黒と白の区別がはっきりしているが、ロー・コントラストの映像は灰色が強調されている。
コントラプンクト [編]
映像と音声のそれぞれが違う感情を持っていること。例えば暗い映像に明るい音楽をかぶせたりする。対位法ともいう。
→ユニゾン
コンポジション composition [撮]
平面の映像に美的効果を出すための配列・組み合わせ。構図。
広角レンズ wide-angle lens [撮]
広い画角を持ったレンズ。奥行きは強調されるが、多少の歪みが生じる。
→望遠レンズ
光学トラック optrack [編]
サウンドトラックで、光学式のもの。電気信号化された音を光に転換して録音する。
→磁気トラック
興行収入 box office [映]
チケット販売総額。インフレを考慮すれば、興収は「風と共に去りぬ」が歴代ベストで、今の映画の売上げは同作の足下にも及んでいない。興収。グロス。
合成 [編]
特撮で、2つ以上の映像を組み合わせること。何もないところで役者に演技をさせ、後から背景を合成すれば、予算の節約になる。
高速度撮影 [撮]
コマ数を24コマ以上の速度で撮影すること。できあがった映像はスローモーションになる。
→コマ落とし、スローモーション
後退ショット pull-back shot [撮]
カメラを引いて行き、場面全体を明らかにする移動ショットあるいはズーム・ショット
降板 [製]
役者やスタッフが、クランク・インした後に降ろされること。辞退すること。
ゴースト ghost image [編]
動きのある映像で、残像が追いかけていくような映像。多重露光で作り出す。
ゴー・モーション [撮]
一コマずつ撮影するストップ・モーション・アニメーションにおいて、ブレを表現することで、従来カクカクしていた動作を、より滑らかにみせる技術。
→ストップ・モーション・アニメーション、フル・モーション
ゴールデングローブ賞 the Golden Globe Awards [他]
記者たちの投票によって決められる映画賞・テレビ賞。アカデミー賞授賞式の前哨戦としてニュース価値が高い。最優秀賞にはドラマ部門とミュージカル/コメディ部門の二種類がある。
五社協定 [製]
東宝・松竹・東映・日活・大映の間で結ばれていた協定で、それぞれの所属の俳優は、別のスタジオでは出演できないものとした。
→スター・システム、ブロック・ブッキング・システム
コスチューム・プレイ costume play [作]
衣裳や舞台装置の豪華さで観客を引きつける大掛かりな歴史劇。「ベン・ハー」、「クレオパトラ」など。
固定カメラ locked-off camera [撮]
固定ショットを撮るため、カメラを三脚に固定して、動かないようにしたもの。
固定ショット static shot [撮]
カメラを動かさないで撮ったショット。
5.1chサラウンド [編]
DVDの音声再生方式のひとつ。取り囲むように、前方に3つ、後方に2つのスピーカを配置し、それにサブウーファ(低音のみ)を加えたもの。ドルビー・デジタル方式、DTS方式などが再現できる。
小道具 property [装]
映画に使われる道具で、役者が手に持つことができるもの。椅子、拳銃など。
ゴトク [撮]
ローアングルを撮影するための三脚。ハイハット。鉄三。
コピーガード copy guard [他]
ビデオの不正コピーを防止するための信号。無理にダビングした映像は明滅してしまう。
コマ落とし [撮]
フィルムの回転速度を落として撮影すること。できあがった映像は動きが早くなる。
→高速度撮影
コマ撮り stop motion photography [撮]
カメラを一コマずつ作動させながら動きをつけていく撮影方式。特撮映画でよく使われる。
コメディ comedy [作]
笑いや快活な気分を呼び起こし、明るい気持ちにさせてくれる映画。喜劇。広義では、ヒューマン・ドラマ、ブラック・ユーモアなどもコメディ映画に位置づけられる。ドタバタしたアクションを売りにしたものをスラップスティック・コメディ、状況のおかしさを売りにしたものをシチュエーション・コメディ、洗練された都会派コメディをソフィスティケーテッド・コメディ、男性と女性の会話を中心としたスクリューボール・コメディ、その他、色々なカテゴリーに分類される。チャールズ・チャップリン、ビリー・ワイルダーの作品群が代表的。
コメディ・リリーフ comedy relief [演]
緊迫したシーンの間に軽く加えられた息抜きの場面。あるいはその場面に登場するコメディアン。
コラージュ collage [編]
映像を切り取って別の映像に貼り付けたり、挿入したりする演出。
コロンビア Columbia [製]
ハリウッドのメジャー・スタジオのひとつ。1924年創設。30年代におけるハリー・コーン、フランク・キャプラの活躍から地位をのばしていき、「或る夜の出来事」、「地上より永遠に」、「波止場」、「アラビアのロレンス」、「クレイマー、クレイマー」など名作を発表し続け、最もアカデミー賞受賞回数の多い名門スタジオになる。83年には別の映画部門として、ペガサス・マークのトライスター社を設立。89年からは日本のソニーに買収されて社名がソニー・ピクチャーズとなる。【写真は会社のマーク】
コンストラクション construction [脚]
シナリオの構成。
コンティニュイティ continuity [脚]
1)カメラの動かし方や演技などが書かれた設計図。コンテ。台本
2)画面・ショットのつながり。
コントラスト contrast [撮]
明暗の対比。ハイ・コントラストの映像は黒と白の区別がはっきりしているが、ロー・コントラストの映像は灰色が強調されている。
コントラプンクト [編]
映像と音声のそれぞれが違う感情を持っていること。例えば暗い映像に明るい音楽をかぶせたりする。対位法ともいう。
→ユニゾン
コンポジション composition [撮]
平面の映像に美的効果を出すための配列・組み合わせ。構図。