か行ーけ (専門用語事典)

【け】


傾斜フレーム canted frame [撮]

 カメラを傾けて、フレームを水平線と非平行にしたアングル。傾斜フレームが効果的に使われた作品で最も有名なのは「第三の男」である。ダッチアングル。中国式アングル。



ケイパー Caper [作]

 コミカルな泥棒映画。



劇映画 movie [作]

 一貫した物語としての筋のある映画。ドラマ。
→ドキュメンタリー映画



劇場用映画 theatrical film [作]

 劇場で上映するために作られた映画。我々が映画と呼んでいるもののほとんどは劇場用映画である。
→テレフィーチャー



劇中劇 play within a play [脚]

 映画の中の別のドラマの場面。普通ストーリーに何らかの関係があるものを指す。



ケミカル [編]

 字幕技術のひとつで、化学薬品を使ってフィルムの色を白く変化させて字幕を入れる。CS。
→パチ、焼き込み、レーザー



原色 primary color [撮]

 混合することによって種々の色を作り出せる基本となる三色。加法混色(光の三原色)では「緑(G)」「赤(R)」「青紫(B)」。減法混色(絵の具の三原色)では「黄(Y)」「赤紫(M)」「藍(C)」である。テレビの色は加法混色によるものだ。【写真】



原題 original title [製]

 作品の、製作国での公開タイトル。原題次第で作品の運気は大きく左右される。日本では外国映画のタイトルは邦題に改められて公開されるが、場合によっては原題と全く意味の異なるタイトルが付けられる。最近は原題をカタカナ読みにしただけの邦題が増えてきた。



検討稿 [製]

 最初に企画案の叩き台にされるシナリオ。この後、準備稿、第1稿(改定稿)、第2稿などを経て、ようやく決定稿となる。

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