あ行ーえ (専門用語事典)
【え】
エアーマット air mat [装]
落下スタントを撮影するときに使う巨大マットレス。中に空気が入っている。
映画 motion picture [映]
連続撮影したフィルムをスクリーンに投影し、いろいろの動く映像を楽しむ娯楽・芸術・商業・媒体。1895年に誕生。30年代からは音声が加わり、総合芸術と言われるようになる。ムービー、キネマ、シネマ、フィルム、フリッカー(ちらちらするもの)など、色々な呼び名があり、日本ではかつて活動写真と呼ばれた。
映画教室 [映]
学校の教育授業で、映画鑑賞に連れていくこと。ビデオが普及してからは、映画教室を行う学校は少なくなった。
映画教室に使われた作品では「東京オリンピック」が代表的で、同作は日本映画史上最高の観客動員数を記録した。
映写機 projector [映]
映画を上映するための機械。普通、映画館では2台の映写機を使って、フィルムを分けて交互に上映する。プロジェクター。
映倫 Administration Commission on Motion Picture Code of Ethics [映]
映画倫理規定管理委員会の略。映画の影響力を考慮し、倫理的水準の低下を防ぐために1949年に設置された自主規制機関。社会道徳上有害とされるシーンのカット・訂正を勧告する。規定内容には7種類あり、
(1)反民主主義的・反社会的ではないか?
(2)法律に背くような内容ではないか?
(3)宗教的に問題がないか?
(4)教育上悪影響を与えないか?
(5)風気を乱すような内容ではないか?
(6)不適切な性描写はないか?
(7)残酷な場面はないか?
などを制限する。興行会社は映倫審査を受けていない映画を上映できないため、審査を受けなかった映画は自主上映という形を取るしかない。
→レイティング・システム
ASC American Society of Cinematographers [他]
アメリカ映画撮影監督協会。カメラマンが不当な扱いを受けないために発足された。
AFI American Film Institute [他]
アメリカ映画の振興と保存、映画人育成などを目的とした非営利機関。1967年設立。映画製作の基本を教える他、活動は多岐に渡り、毎年一人だけ映画人を称えるパーティも開催している。集められた資金は奨学金として有望な生徒に与えられる。
AFM [製]
カンヌ映画祭、MIFEDと並ぶ3大見本市のひとつ。ロサンゼルスで開かれる。配給会社の担当の人はここで展開されるプロモーションを見て作品を買い、公開する。
→カンヌ映画祭、ミフェッド
ADR Automated Dialogue Replacement [編]
アフレコのこと。
エキサイター・ランプ exciter lamp [映]
音声を読みとるため、サウンドトラックを光と影に分解させるランプ。
エキストラ extra [製]
通行人や群衆などのキャスト。エキストラ専門の会社から雇ったり、ボランティアを募ったりする。普通エキストラには出演料はないが、代わりに弁当がもらえたりする。
絵コンテ story board [撮]
撮影のためのカメラアングル・構図、役者・小道具の配置、場面の雰囲気などをわかりやすく示した一連のスケッチ。簡単に線で書いただけのものもあれば、劇画調の凝ったものもあり、作品によって絵コンテは様々である。
SRD [映]
→ドルビー・デジタル
SF映画 Science Fiction [作]
過去・現在・未来の生物や人間・世界・宇宙などについて思案する映画。空想科学映画。ファンタジー映画。
60年代までは未来都市の生活や、宇宙人侵略を描いたB級ものが主流であったが、68年「2001年宇宙の旅」が作られたことで概念が塗り替えられ、77年「スター・ウォーズ」「未知との遭遇」のヒットで、最も客足の取れるジャンルのひとつになる。
SFX Special Effects [撮]
ダイナメーション、コンピュータ・グラフィックスなどの特殊撮影技術。特殊視覚効果。
SDDS sony dynamic digital sound [映]
ソニーが開発したデジタル音響方式のひとつ。8チャンネルに音を録音できる。信号は圧縮してフィルムの両端に記録。再生するためには映画館にそれなりの設備が必要。
→ドルビー・デジタル、DTS
エスタブリッシング・ショット establishing shot [撮]
シーンの始めに、登場人物の配置、ロケーション、出来事、ムードなどの情報を観客に説明するために見せるショット。日本語に直訳すると「状況設定ショット」。
→ロングショット
エディター editor [編]
1) 撮影したフィルムを作品として最終的なかたちに編集する人。フィルム・エディター。カッター。
2) 映像などを編集するための機材、ソフト
NG no good [撮]
使用できない失敗のショット。
→キープ
NTSC方式 National Television System Committee [他]
カラーテレビ標準方式のひとつで、一秒間に29.97フレームの映像で受信。走査線の数は525本。日本とアメリカではこの方式が使われる。
→PAL方式
エピソード episode [脚]
挿話。
エピローグ epilogue [脚]
終章。
F値 F-number [撮]
絞りの開口部の大きさ。F値が大きいほど、開口部は小さく、カメラに入る光は少なくなり、被写界深度は深くなる。シャッター・スピードと密接に関連している。F数。
→シャッター・スピード、絞り、被写界深度、焦点距離
FPS frames per second [撮]
一秒あたりのコマ数。コマ/秒。
MG minimum guarantee [製]
映画の企画を買うとき、買い手が最低は保証する金額。
→プリセール
MGM Metro-Goldwyn-Mayer [製]
1924年に設立されたハリウッドのメジャースタジオ。メトロ、ゴールドウィン、メイヤーの3社が合併して誕生。グレタ・ガルボ、クラーク・ゲーブル、ジュディ・ガーランドら専属スター、そして40年代・50年代のミュージカル映画の傑作群のゴージャスさは史上最高。「芸術の為の芸術」をモットーに、黄金時代はルイス・B・メイヤー、アービング・G・タールバーグの指揮の下、トップに君臨していた。81年、ユナイテッド・アーチスツ社と合併。【写真は会社のマーク】
遠近感 persective [撮]
平面上に擬似的に作り出された奥行き感。パースペクティブ。
演出 mise en scene [撮]
シナリオの独自の解釈に基づいて演技を指導し、美術・照明・効果などをまとめあげること。編集やモンタージュ概念に対して、フレーム内部での仕組みを指す。
→編集、モンタージュ
エンド・ロール end role [製]
映画で、エンドマークが出た後、スタッフとキャストの名前が出てくる部分。
→クレジット
エアーマット air mat [装]
落下スタントを撮影するときに使う巨大マットレス。中に空気が入っている。
映画 motion picture [映]
連続撮影したフィルムをスクリーンに投影し、いろいろの動く映像を楽しむ娯楽・芸術・商業・媒体。1895年に誕生。30年代からは音声が加わり、総合芸術と言われるようになる。ムービー、キネマ、シネマ、フィルム、フリッカー(ちらちらするもの)など、色々な呼び名があり、日本ではかつて活動写真と呼ばれた。
映画教室 [映]
学校の教育授業で、映画鑑賞に連れていくこと。ビデオが普及してからは、映画教室を行う学校は少なくなった。
映画教室に使われた作品では「東京オリンピック」が代表的で、同作は日本映画史上最高の観客動員数を記録した。
映写機 projector [映]
映画を上映するための機械。普通、映画館では2台の映写機を使って、フィルムを分けて交互に上映する。プロジェクター。
映倫 Administration Commission on Motion Picture Code of Ethics [映]
映画倫理規定管理委員会の略。映画の影響力を考慮し、倫理的水準の低下を防ぐために1949年に設置された自主規制機関。社会道徳上有害とされるシーンのカット・訂正を勧告する。規定内容には7種類あり、
(1)反民主主義的・反社会的ではないか?
(2)法律に背くような内容ではないか?
(3)宗教的に問題がないか?
(4)教育上悪影響を与えないか?
(5)風気を乱すような内容ではないか?
(6)不適切な性描写はないか?
(7)残酷な場面はないか?
などを制限する。興行会社は映倫審査を受けていない映画を上映できないため、審査を受けなかった映画は自主上映という形を取るしかない。
→レイティング・システム
ASC American Society of Cinematographers [他]
アメリカ映画撮影監督協会。カメラマンが不当な扱いを受けないために発足された。
AFI American Film Institute [他]
アメリカ映画の振興と保存、映画人育成などを目的とした非営利機関。1967年設立。映画製作の基本を教える他、活動は多岐に渡り、毎年一人だけ映画人を称えるパーティも開催している。集められた資金は奨学金として有望な生徒に与えられる。
AFM [製]
カンヌ映画祭、MIFEDと並ぶ3大見本市のひとつ。ロサンゼルスで開かれる。配給会社の担当の人はここで展開されるプロモーションを見て作品を買い、公開する。
→カンヌ映画祭、ミフェッド
ADR Automated Dialogue Replacement [編]
アフレコのこと。
エキサイター・ランプ exciter lamp [映]
音声を読みとるため、サウンドトラックを光と影に分解させるランプ。
エキストラ extra [製]
通行人や群衆などのキャスト。エキストラ専門の会社から雇ったり、ボランティアを募ったりする。普通エキストラには出演料はないが、代わりに弁当がもらえたりする。
絵コンテ story board [撮]
撮影のためのカメラアングル・構図、役者・小道具の配置、場面の雰囲気などをわかりやすく示した一連のスケッチ。簡単に線で書いただけのものもあれば、劇画調の凝ったものもあり、作品によって絵コンテは様々である。
SRD [映]
→ドルビー・デジタル
SF映画 Science Fiction [作]
過去・現在・未来の生物や人間・世界・宇宙などについて思案する映画。空想科学映画。ファンタジー映画。
60年代までは未来都市の生活や、宇宙人侵略を描いたB級ものが主流であったが、68年「2001年宇宙の旅」が作られたことで概念が塗り替えられ、77年「スター・ウォーズ」「未知との遭遇」のヒットで、最も客足の取れるジャンルのひとつになる。
SFX Special Effects [撮]
ダイナメーション、コンピュータ・グラフィックスなどの特殊撮影技術。特殊視覚効果。
SDDS sony dynamic digital sound [映]
ソニーが開発したデジタル音響方式のひとつ。8チャンネルに音を録音できる。信号は圧縮してフィルムの両端に記録。再生するためには映画館にそれなりの設備が必要。
→ドルビー・デジタル、DTS
エスタブリッシング・ショット establishing shot [撮]
シーンの始めに、登場人物の配置、ロケーション、出来事、ムードなどの情報を観客に説明するために見せるショット。日本語に直訳すると「状況設定ショット」。
→ロングショット
エディター editor [編]
1) 撮影したフィルムを作品として最終的なかたちに編集する人。フィルム・エディター。カッター。
2) 映像などを編集するための機材、ソフト
NG no good [撮]
使用できない失敗のショット。
→キープ
NTSC方式 National Television System Committee [他]
カラーテレビ標準方式のひとつで、一秒間に29.97フレームの映像で受信。走査線の数は525本。日本とアメリカではこの方式が使われる。
→PAL方式
エピソード episode [脚]
挿話。
エピローグ epilogue [脚]
終章。
F値 F-number [撮]
絞りの開口部の大きさ。F値が大きいほど、開口部は小さく、カメラに入る光は少なくなり、被写界深度は深くなる。シャッター・スピードと密接に関連している。F数。
→シャッター・スピード、絞り、被写界深度、焦点距離
FPS frames per second [撮]
一秒あたりのコマ数。コマ/秒。
MG minimum guarantee [製]
映画の企画を買うとき、買い手が最低は保証する金額。
→プリセール
MGM Metro-Goldwyn-Mayer [製]
1924年に設立されたハリウッドのメジャースタジオ。メトロ、ゴールドウィン、メイヤーの3社が合併して誕生。グレタ・ガルボ、クラーク・ゲーブル、ジュディ・ガーランドら専属スター、そして40年代・50年代のミュージカル映画の傑作群のゴージャスさは史上最高。「芸術の為の芸術」をモットーに、黄金時代はルイス・B・メイヤー、アービング・G・タールバーグの指揮の下、トップに君臨していた。81年、ユナイテッド・アーチスツ社と合併。【写真は会社のマーク】
遠近感 persective [撮]
平面上に擬似的に作り出された奥行き感。パースペクティブ。
演出 mise en scene [撮]
シナリオの独自の解釈に基づいて演技を指導し、美術・照明・効果などをまとめあげること。編集やモンタージュ概念に対して、フレーム内部での仕組みを指す。
→編集、モンタージュ
エンド・ロール end role [製]
映画で、エンドマークが出た後、スタッフとキャストの名前が出てくる部分。
→クレジット