バーティカル・リミット (レビュー)

Vertical Limit

★★★1/2

<アメリカ/2000年/サスペンス>
製作・監督:マーティン・キャンベル/製作:ロイド・フィリップス
撮影:デビッド・タッターソル/音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:クリス・オドネル、スコット・グレン、ビル・パクストン、
イザベラ・スコルプコ、ロビン・タニー

【PG-13】

●ハリウッド映画は繰り返される
 まったくもってハリウッドの映画の作り方には時々呆れることがある。またこういう映画作ったの?と思ってしまった。とはいっても世界のハリウッド。たとえありきたりな映画でも、きちんと感動させてくれた。
 今回は雪山のサスペンス。地割れに落っこちた妹を助けるため、兄が決死の覚悟で山を登っていく。リュックの中にはニトロ。・・・ん?久しぶりにニトロが映画に登場した気がするぞ。ニトロは、ちょっとした衝撃で大爆発するという特殊な液体である。ここから危険物運搬映画と山岳映画の両方のスパイスで楽しませてくれるのだ。
 ところどころでお涙頂戴っぽい演出も見せてくれる。主人公たち2人は事故で父を亡くしたトラウマがある。そこんところが何か「クリフハンガー」みたいだな。
 地割れの中ではロビン・タニーとビル・パクストンの生存をかけた深刻な会話対決も見もの。
 隊員たちが一人また一人と事故死していくところは、何やらあっけない気がしないでもないが、クリス・オドネルのキャラクターがなかなかかっこいいから、見ていられる。時間がないから山から山へと大ジャンプも見せてくれて、わりと見せ場も多いが、見せ場に来るまで冗長なのがちょっとね。
 一番気に入ったのは賞金目当てに参加した怖いお姉さん。実は怖く見せているだけで、ホントは夢を持っているいい人。この映画はカメラがなかなか綺麗なんだけど、彼女が死にそうになるシーンで、カメラが彼女の瞳に超クロースアップする。ここだけ他のハリウッド映画とは違ったスリル演出を見せてくれるぞ。
 

最後に一言:すげえブロンド美人が出てきたと思ったらボンドガールだった

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