ダイ・ハード2 (レビュー)

Die Hard 2

★★★1/2

【R指定】
<アメリカ/1990年/124分/アクション>
製作:ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバー、チャールズ・ゴードン
監督:レニー・ハーリン/原作:ウォルター・ウェンジャー
脚本:ダグ・リチャードソン、スティーブン・E・デ・スーザ
撮影:オリバー・ウッド/音楽:マイケル・ケイメン
出演:ブルース・ウィリス、ボニー・ベデリア、ビル・サドラー、
ジョン・エイモス、フランコ・ネロ、アート・エバンス

ネタをあかしています。

●今度は空港、運の悪い男が再び
 大ヒット映画「ダイ・ハード」の続編。前作で、テロに占拠された高層ビルで大暴れしたマックレーン刑事が、今回は空港で大暴れ。愛する妻と人質のため、マックレーンの体を張った無謀なアクションが再び蘇る嬉しい一本だ。
 相変わらず、大ピンチをからがらすり抜けるマックレーンだが、まさか再びクリスマスにこんな災難にあおうとは、運が悪いのかいいのかわからない英雄である。 
 

●今回の大きな敵は時間
 前作で、完全に閉ざされた空間で、たった独りで裸足で無茶して、それで見事に生還しやがったマックレーンは、もはや敵なしといってもいいだろうが、今回の最大の敵は”時間”である。人質は飛行機そのものだ。はやく何とかしないと、燃料が無くなって墜落してしまう。さあ今度はどうするマックレーン刑事。やがて空港はパニックと化す。
 前作以上にスケールが大きくなって、バイオレンス・シーンも強烈に。でも前作同様、やっぱりお洒落に締めちゃうところがニクイね。
 一本の映画としては十分に面白いのだが、やはり前作と比較してしまうと、相当劣る。前作のようなヒューマニズムや、危機感が、こちらの方ではただ茶化しているだけの娯楽映画にしか思えてならない。
 

最後に一言:あの夫婦、見ていて羨ましいよ

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