ダブルチーム (レビュー)

Double Team
<アメリカ/1997年/93分/アクション>
製作:モッシュ・ディアマント/監督:ツイ・ハーク
脚本:ポール・モーンズ/撮影:ピーター・ポウ/音楽:ゲイリー・チャン
出演:ジャン・クロード・ヴァン・ダム、デニス・ロッドマン、ミッキー・ローク

ストーリーのネタはあかしていませんが、作風のネタはあかしています。

●何かと話題の多かった作品
 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」の監督であり「男たちの挽歌」のプロデューサーでもある香港一の売れっ子映画作家ツイ・ハークが、何とハリウッド進出。でもってNBAのスーパープレーヤー、デニス・ロッドマンが映画初出演と、何かと話題性の強かった作品である。主演はハリウッドの格闘派アクション・スター、ジャン・クロード・ヴァン・ダムだが、相変わらず御得意の豪快キックをこれでもかと披露している。
  

●香港とハリウッド独特の「うそぉアクション」炸裂!
 香港映画の麻薬的魅力は、思わず「うそぉ」といいたくなるようなド派手なアクションである。この映画はそのアクションをそのままハリウッドでやってしまったようなもので、それはもうウルトラCの危機一髪回転アクロバットがドバドバーッと出てくる。
 ただ、香港映画なら大抵カンフーやドンパチだけで終わってしまうのであるが、せっかくハリウッドに来たのだから、大爆発もやっちまおうと、この映画はじゃんじゃん見せてくれる。ぶっとぶ人間、次から次へと迫りくる爆風の嵐・・・。ストーリーは大したことないが、ここまで盛り上がってくれると、何やら快感である。デニス・ロッドマンのキャラクターもクサクサのいい奴で、面白かった。
 

最後に一言:何枚ガラス割りゃ気がすむんだ

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