ブレイド (レビュー)

僕はすごく単純な男なので、こういう映画には単純に熱中してしまう。ハーフヴァンパイアが剣をふりまわしながら、ばったばったと吸血鬼どもをやっつけて、最後にかっこいいポーズを決める。ただそれだけでも僕は満足させてもらった。ハリウッド映画というものは、殺陣回りだけでも観客をうならせる説得力があるから驚きである。この殺陣回りに、黒人、サングラス、ムチムチのアーマーという出で立ちが新たなヒーロー像を生み出す。ラストは期待通りどんでもない強敵とさしで勝負。まっぷたつに切れた胴体がまたくっつく大げささがかっこいい。小さい頃によくごっこ遊びで擦り傷をつくった男なら、癖になること間違いなし。映画はこうでなくちゃ。

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