エボリューション (レビュー)

地球外の未知の単細胞生物が地球に落ちて、どんどん進化していくという話。アホらしい映画だけど、こういうB級テイストの映画は僕は大好きである。なんといっても進化の度合いが甚だしくて面白い。未知の生物は、たった1時間にして地球時間の1億年分の進化を遂げる。単細胞生物から、多細胞の微生物になって、次はミミズになる。ミミズサイズになっても分裂で仲間を増やしていくところがひきつけられる。こうも進化が速いと、この先どうなっていくんだ?という興味がわいてくる。ついには恐竜、霊長類まで進化。このままでは地球は奴らに侵略されてしまうといういつも通りの筋書きになるが、敵が強大になればなるほど、盛り上がってくるというもの。あくまでキャラクターたちが冗談しか言わないところもよろし。この感覚は「ゴーストバスターズ」と同じですな。後から知ったけど、同じ監督だったんすね。ライトマン監督だから、こんなにアホらしい内容でも華麗にさばけたってわけか。しかし独自性がまるでないのは弱みである。

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