アライバル侵略者 (レビュー)

The Arrival

★★★★

<アメリカ/1996年/115分/SF>
製作:トム・スミス、ジム・スティール
監督・脚本:デビッド・トゥーヒー
撮影:ヒロ・ナリタ
出演:チャーリー・シーン、リンゼイ・クルーズ、テリー・ポロ
(3月12日夜9時 テレビ朝日系列で放送)

ネタをあかしています。

●隣人は宇宙人なのかもしれない
 意外にも面白かった映画。宇宙人地球侵略ものの新風である。
 地球外知的生命体の研究をしていたチャーリー・シーンが、やがて宇宙人の存在を知ってしまい、それ以来宇宙人から命を狙われるという筋書き。
 我々地球人は火星を温暖化し、火星に移住する計画を進めているが、もしも、地球を温暖化して地球に移り住もうとする異星人がいるとしたら・・・というのが構想である。これをうまーく痛快なスリル映画に仕立てたところが見所だ。
 

●地球を救えるのはあんただけだよ
 主人公チャーリー・シーンは、他人の誰が人間で、誰が異星人なのか、全くわからず、危ないシチュエーションに次々と出くわしてしまう。警察だって宇宙人かもしれないので、誰にも頼るわけにはいかない。ついには恋人までもエイリアンなのでは?と疑わなければならない状態になり、そこがますます緊迫感を盛り上げる。
 というわけで、これはアクション映画・サスペンス映画としての要素も濃いSFであり、面白さでいえば一級である。
 

最後に一言:この映画の監督は「逃亡者」の脚本もかいてるぜ

オリジナルページを表示する