サンタVSスノーマン (レビュー)

クリスマスシーズンに合わせたお子様向きの映画のはずだが、あけてみるとサンタと雪だるまが戦争を繰り広げるというとんだ内容だった。前半の静かな氷の世界の雰囲気はアイマックスの3Dにピッタリとマッチしていたのだが、ストーリーがごちゃごちゃと忙しくなってくると、その奥行き感も意味をなさず、幾分か興醒め。主人公のスノーマンは決して喋らないところがロマンチックだが、後半から突如しっちゃかめっちゃかなギャグ映画になり、ムード破壊である。ただし戦争のシーンは「スター・ウォーズ帝国の逆襲」を巨大スクリーンで見た気にさせられ、違う意味で嬉しい。

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