レネ・ルッソ (今週のスター)

 ローリング・ストーンズのライブ会場でスカウトされ、モデルになり、その経験をバネにして映画デビュー。

 僕もかなり贔屓にしている女優さんです。タイプなんですよ(なんて書くと俺の趣味がバレるか)。大人の魅力を醸し出す女優ということでは、ケート・キャプショーさんとレネ・ルッソさんが現在一番なんじゃないかと。とくにレネ・ルッソさんは小皺までもセクシーに見えちゃうからまいりました。派手に着飾るよりも地味でいた方が、大人の魅力も引き立つということですね。

 「メジャーリーグ」(89)、大好きな映画ですけど、僕がこの映画のどこが好きかというと、友達と全然場所が違ってるんですよね。友達はこの映画のスポーツ精神に惚れ込んでるわけで、一方僕はトム・ベレンジャーの一途さに心をうたれたわけで。つまりベレンジャーが別れた妻レネ・ルッソとヨリを戻すために一生懸命努力するところが、「いいなあ」と羨ましくなったわけで、「メジャーリーグ」は本当は大人の恋愛映画なんですね。そこから僕もレネ・ルッソに憧れちゃったんです。

 それからローリング・ストーンズが主題歌の「フリージャック」(92)、ダスティン・ホフマン主演の「アウトブレイク」(93)にも出たけど、これまた落ち着いていて美しかった。いつも主人公の大切な存在となる人ばかりで、いい感じです。そう、レネ・ルッソのことを一言で言えば「大切な人」なんですね。彼女を愛しているけど愛しているとは言えない。でも一番大切にしているし、彼女もそれをわかっている。これが恋ではなくて愛というものなんだなあ。

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