リース・ウィザースプーン (今週のスター)

ちゃきちゃきのブロンド
 僕はなぜだかブロンド美人に魅力をあまり感じない男で、正直言ってメグ・ライアンもキャメロン・ディアスもどうしてあんなに受けているのかよくわからないでいるのだけれど・・・なんて書くとひんしゅく買いそうでこれ以上書かないけど、ここで紹介するリース・ウィザースプーンもたぶん2人と同系統に属すると思われる女優になっちゃうのかなぁ。しかし、リースの良さは僕もわかる。ラブコメ女王の異名を持つ女優としては、僕が特別支持したいスターである。
 代表作には「メラニーは行く!」(02)、「ハイスクール白書」(99)、「カラー・オブ・ハート」(98)などがあるけど、実は僕は「キューティ・ブロンド」(01)だけしか見たことがなく、たった1本だけで彼女のことについてさもわかってるかのごとく紹介するのは無茶かもしれない。でも僕には、これ1本だけでも十分彼女の魅力について語れる確信があった。それだけ「キューティ・ブロンド」のリースは輝いていたわけである。この映画はタイトル通り金髪がテーマであり、金髪がラストの伏線にもなっている。この映画は「金髪だから」という理由で恋人に振られるシーンから始まる。世間一般が抱く金髪美女のイメージは、尻軽で頭が悪いという負のイメージが強かったが、そのイメージを打ち砕こうとする映画である。僕が金髪ギャルが苦手なのは、僕自身も金髪に対してそういう悪いイメージを心成しか持っていたからかもしれない。でも外見で性格を決めつけるのは恥ずべき事です。ほんと、この映画のリースは金髪のイメージまったくそのまんまなんだけど、すごく輝いていた。リースはこの映画の中だけでシーンごとに髪型を変えている。その髪型のバリエーションは実に40種類になる。服装もピンクを基調としたもので(個人的には黒いスーツ姿の方が気に入ってますけどね)、マニキュアもサングラスもどれも可愛いものばかり。大学の講義のシーンで、他の生徒達がみんなWindowsを使ってるのに、彼女だけがMacを使っているシーンもニヤリ。この映画はただのラブコメ青春ドラマかと思いきや、後半から法廷ドラマになっていく描写はお見事。うーん、アメリカはこういう映画を作るのがうまい!
 小柄だけれど、かつてチアリーダーをやっていたから、動きがとってもお茶目。ちゃきちゃきのアメリカ人。そのファッション性。ウーマン・パワー。その他色々。あえて例えるならマリリン・モンローに近い。リースが今最も影響力のある女優の一人といわれているのも当然だ。

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