マスコミから質問攻め。千秋・山口もえの爆笑トークイベント
去る2月12日(火)、渋谷にて、山口もえ(35)と千秋(41)の『ゼロ・ダーク・サーティ』トークイベントが行われた。
『ゼロ・ダーク・サーティ』は、『ハート・ロッカー』でアカデミー賞を受賞したキャスリン・ビグローによる最新作。主演のジェシカ・チャステイン(35)がアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど、受賞への期待が高まっている。山口もえはジェシカと同い年という理由でゲストに呼ばれたわけだが・・・。
映画を宣伝するための話題作りとして、それにぴったりのゲストを連れてくるのがこういったイベントの面白いところだが、映画会社にとっては、いかにマスコミに注目され、いかに多くオンエアされるかが重要な問題になってくる。その意味では、今回のゲストの人選は的を射ていたように思える。もう映画の話題などそっちのけで山口もえの交際についての話題に持っていかれてしまった。しかも千秋もかなりイケイケで山口もえに突っ込んだ質問をして盛り上げてくれたし。
やらなくてもいい囲み取材(イベントのあとに別室でマスコミの質問に答えること)をあえてやったことからも映画会社はむしろそうなることを狙っていた節がある。映画会社の人が「質問は映画に関することだけでお願いします」としつこく止めに入っても囲み取材ではまったく無駄。囲み取材というものは、ゲストにプライベートな質問をぶつけるためにあるようなものである。しかしそのお陰で様々なメディアに取り上げられ、結果的に映画のタイトルの宣伝になったわけで、話題作りとしては成功しているのだから。
以下に爆笑トークのやりとりを抜粋する。映画とはほとんど関係ないけど・・・。
千秋「今日は戦う女性を意識してやってきました。私の戦闘服はこれです」
もえ「”35歳らしく”戦う女性を意識してきたんですけど」
千秋「私の嫌味じゃん。私は41歳の戦う女性です!」
司会「お二人はプライベートでは仲が良いんですって?」
千秋「そうでもないです(客席爆笑)」
もえ「そうでもないよね」
司会「映画『ゼロ・ダーク・サーティ』いかがでしたか?」
もえ「衝撃でしたね。始まって数分で涙をしてしまいまして。2000年になって普通に生きていた世界観でこういうことが行われていたのは衝撃的でした。最後まですごかったです。現代社会の女性像を代表している作品だと思います」
千秋「ニュースで報道される裏側を知るのが好きなので、この映画は歴史の裏側を知る楽しみがあります。女性の生き方としてなるほどと思って見ました。女性が男社会で決めたことを最後までやり通す意志の強さは共感しました。戦争を描いてますけど、普通に会社の中や芸能界でもありそうな話でした」
もえ「芸能界でもこんな話ありそうだよね。私は芸能界に入って、とにかく休ます働きなさいと言われました。休んでいるときに誰かが私のポジションを狙ってるぞといわれたから休まず働いていました」
千秋「怖い!」
もえ「デビューしたてのころは休みがなかったときはマネージャーにやめたいやめたいって言ってました。芸能界向いてないからいつもやめたいって言ってました」
司会「でもやめずに今日まで生き抜いて来たんですね」
もえ「途中でやめるのが好きじゃないんですね。自分の夢があってその夢を叶えるためには頑張ろうかなって。私がおかしなことをしてテレビを見ている人が笑ってくれたら幸せだなって、それが私の夢です」
司会「千秋さんにも夢はあるんですか?」
千秋「夢は歌手になることです。歌手になるためがんばってきて、一時近づいたことはあったんですけど、今もまだ永遠の歌手志望で、芸歴20年超えましたけどまだ歌手じゃないので、ずっと歌手志望で行きたいと思います。みんなが私をみて、世の中にはこんな馬鹿な人もいるなと思いながらみんなに励みになればいいなって。40歳になって頭に花つけて(爆笑)、俺の方がましだという風になってくれればいいなと思う」
もえ「なかなか40歳でお花似合う人いないよね」
千秋「80歳でもつけようと思う」
司会「この映画の主人公には執念がありました。何か二人にも執念みたいなものはありますか?」
もえ「あると思います。車の免許、私、実は三回落ちてるんですよ。うふふ」
千秋「あまり意外じゃない。そうだろうなという気がする(爆笑)」
もえ「途中で諦めることもできたんですけど、執念深く取りました」
千秋「あまりへぇと思わない。結構な授業料払ってるから絶対取りたいでしょう(爆笑)」
司会「千秋さんは何か執念ありますか?」
千秋「私は執念深いと思います。阪神タイガースのことに関しては! 20年に1回しか優勝できないというときに、自分の大事な仕事を飛ばして阪神が優勝する瞬間を見ようとして事務所とテレビ局にすごく怒られたことがあります。私服に着替えて楽屋を飛び出して本気で行っちゃおうと思って、何してんですかと言われて、頭がおかしくなったのかと思われて。”私は芸能人である前に阪神ファンなんだ!!”って言って(爆笑)、そのときにみんなに捕まって仕事をしましたが、今思えば見にいかなかったのを後悔してるくらい阪神ファンです」
司会「映画はアカデミー賞にノミネートされてますが、お互いに贈りたい賞とかありますか?」
千秋「もえちゃんとは付き合いが長いですけど、本当にのほほんとした感じですけど、本当は芯が強くて、”よくぞ世間をこんなに騙しているで賞”をあげたいと思います(爆笑)」
司会「バレンタンデーにはチョコはあげるんですか?」
もえ「アベノミクスなので、経済政策に一役買おうかなと思ってチョコを買おうと思います」
千秋「本命チョコは?」
もえ「千秋ちゃんに買わなきゃね」
千秋「私じゃなくて、本命チョコは用意しないの!?」
もえ「アベノミクスなので・・・」
千秋「(客席に向かって)こうやってもえちゃんはふわんふわんってはぐらかすけど、これ計算ですからね(爆笑)」
場所は変わって囲み取材
マスコミA「映画は執念を描いてましたが、執念について一言お願いします」
千秋「執念深いところでいうと欲しいものは絶対手に入れるということでしょうか。欲しいものは今までで全部手に入れてますから。これは私の特技です! 男の人も手に入れてきてます。遠藤くんのあの遺伝子が欲しかったので、私みたいなちっちゃい目じゃなく、娘が私の望んでいたパッチリ目が授かったときにやったー!と思いました。気持ちはもう昔のことで忘れちゃったんですけど。今日の執念はもえちゃんから皆さんが欲しいコメントを引き出すということです(マスコミ爆笑)」
マスコミA「バレンタインはどうするんですか?」
映画会社「映画に関する質問だけでお願いします!!」
マスコミB「相手は誰ですか? ふくよかな人ですか?」
映画会社「映画に関する質問だけでお願いします!!」
マスコミC「映画は『ゼロ・ダーク・サーティ』ですが、交際は『ゼロ』ではないということですね(爆笑)」
千秋「すごい!」
映画会社「映画に関する質問だけでお願いします!!」
もえ「記事たくさん書いてくださって光栄だなと思います、あることないこと」
マスコミA「千秋さん、もえさんの今の進行状況なんかもご存知ですか?」
千秋「知ってますけど、もえちゃんのマネージャーからバツのジェスチャーされました」
マスコミB「進行状況はどうなんですか?」
もえ「(天井を指差して)あそこに箱がいっぱい置いてある・・・。なんだろう・・・」
千秋「雑誌で書いてあることは皆さん先走りすぎかなと。皆さんがそおっとしておいてくれればいいかなと思います。そっとしておいてくれれば進展があると思います」
映画会社「映画に関する質問だけでお願いします!!」
マスコミC「映画は真実を語るということですが、もえさんは真実を語ってますか?(爆笑)」
もえ「・・・今日は千秋さんが一緒でよかったと思います」
映画会社「では、これで終了とさせていただきます!」
千秋「映画の話題、いいの?(爆笑)」
『ゼロ・ダーク・サーティ』は、GAGAの配給でTOHOシネマズ有楽座他全国公開中。
2013/02/17 22:47