『レ・ミゼラブル』、『アラジン』など名曲目白押しのプレミアムショー『4Stars』
1月11日(金)、日比谷にてプレミアショー『4 Stars One World of Broadway Musicals(フォー・スターズ ワン・ワールド・オブ・ブロードウェイ・ミュージカル)』(以下『4Stars』と略す)の来日記者会見が行われ、出演者のレア・サロンガ、ラミン・カリムルー、城田優、演出のダニエル・カトナー、音楽監督のジェイソン・ロバート・ブラウンが登壇した。
『4Stars』は、ミュージカル界のトップスターである、レア・サロンガ、ラミン・カリムルー、城田優、シエラ・ボーゲスの4人が結集するプレミアムショーである。『オペラ座の怪人』、『レ・ミゼラブル』、『ミス・サイゴン』、『アラジン』、『ムーラン』など、スターたちが自分の持ち歌を次々と披露する。
フィリピン出身のレア・サロンガは、『ミス・サイゴン』でキム役を射止め、アジア人としてロンドン・ウエストエンドで初演した最初の女優である。ディズニー映画『アラジン』のあの有名な「ホール・ニュー・ワールド」でジャスミンの歌声をあてていた人こそ実は彼女なのである。『4Stars』では『ミス・サイゴン』、『アラジン』の代表曲も披露する予定だ。レアは「なかなかこれだけのキャリアを積んでも、ロジャース&ハマースタインだったり、シェーンベルク&ブーブリルだったり、ロイド・ウェバーだったり、横にいるジェイソン・ロバート・ブラウンだったり、2時間でこれだけの作曲家の作品を一度に歌えるチャンスはない」と今から胸を踊らせていた。
唯一の日本人キャストである城田優は、「以前からYouTubeでずっと見ていた人たちと一緒にステージに立てるのは奇跡のようなもの。みなさんの印象はラフな感じで、これは気が合うなと僕は思っています。いつも裏ではふざけあって関係性を築いています。日本人ということで、プレッシャーを受けて、さらに緊張感が増していますが、奇跡のショーに出演できる幸せを歌として届けられるように作りたいと思います。ぜひ楽しみにしてください」と話していた。
この公演では、”ミュージカル界の貴公子”といわれるラミン・カリムルーにも注目が集まっている。会見の前には、我々記者の前で『オペラ座の怪人』の「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」と『レ・ミゼラブル』の「ブリング・ヒム・ホーム(彼を帰して)」を披露してくれた。ラミンは、つい先週ソロデビューアルバム『ラミン』を出したばかり。このアルバムは非常に秀作で、今は筆者の愛聴アルバムになっている。ミュージカル曲が4曲、カバー曲が4曲、オリジナル曲が6曲入っているが、ミュージカル曲が素晴らしいのは当然のことながら、オリジナル曲6曲もまた実に素晴らしく、ハートがこもったドラマティックで繊細かつパワフルなボーカルは唯一無二である。そんなラミンは『4Stars』にむけて「偉大な音楽を皆様とシェアできることを楽しみにしています」と語っていた。(澤田)
『4Stars』公演情報
[東京]青山劇場 2013.06.15(SAT)〜23(SUN)
[大阪]梅田芸術劇場メインホール 2013.06.27(THU)〜30(SUN)
2013/01/14 21:58