ボンドガール登場。あなたの007ファン度チェック
12月1日(土)から『007 スカイフォール』が公開される。これに先駆けて、去る11月19日(月)に有楽町でジャパンプレミアが行われ、ボンドガールのベレニス・マーロウ(33)が登場した。
ジェームズ・ボンド・シリーズも今年でなんと50周年になる。50年と言ったら半世紀である。当たり前のことだが1作目を見たときに20歳だった若者が今では70歳になっているわけで。ここまで長く続いていながらシリーズが今も愛されているのは驚異としか言えない。しかも『スカイフォール』は世界56カ国で公開するや56カ国のすべてで初登場1位になっており、今なおこのシリーズが根強い人気を獲得していることを数字が証明している。この新作が、いよいよ日本で1位になれるか否かがかかっているわけで、これは日本でも盛り上げて行きたいところである。
ジャパンプレミアでは、『スカイフォール』が50周年の記念すべき作品ということで、これまでのシリーズの特別フッテージ映像が上映された。カーリー・サイモンの『私の愛したスパイ』の歌にのせてショーン・コネリーからダニエル・クレイグまで名場面がフラッシュバックした。
続いて、会場に昔のボンドガールに紛したモデルが登場した。ここからボンドガールのちょっとしたファッションショーが行われた。
ここでクイズ。モデルが何作目のどの作品の誰に扮しているのか、当ててみよう。
まずはこちらのボンドガールから。
正解は1作目『007/ドクター・ノオ』のウルスラ・アンドレス。ずぶ濡れの白いビキニ姿で海からあがってくるシーンはボンドガールの歴史の原点である。
2人目のボンドガール。これはサービス問題かな。
正解は3作目『007/ゴールドフィンガー』のシャーリー・イートン。金粉を身体に塗るというのは、今考えても衝撃的である。モデルの人はこれを体当たりで再現してくれて、仰天した観客もかなり多かったのでは。司会も「呼吸できてますか?」と心配していた。
3人目のボンドガール。これだけはボンド通のベレニス・マーロウも答えを間違った。
正解は18作目『トゥモロー・ネバー・ダイ』のミシェル・ヨー。今思えばこの作品がきっかけでミシェルは出世したのだった。
4人目のボンドガール。
正解は20作目『007/ダイ・アナザー・デイ』のハル・ベリー。40周年記念作品、通算20作目と、これも記念すべき作品で、過去作品のオマージュもいっぱいあった。
最後に5人目のボンドガール。
正解は21作目『007/カジノ・ロワイヤル』のエヴァ・グリーン。若きボンドが唯一本当に愛した女。昔、同じタイトルの別の映画があったが、これで落とし前をつけたようだ。
ファッションショーのあと、司会に「本物のボンドガールを見たいでしょ」と紹介されて登場したベレニス。実はキャストの登壇はこの日の予定になかったが、ちょうどオメガ(ジェームズ・ボンドも劇中でオメガの時計を愛用している)の大使として来日していたところを、特別に駆けつけてくれたのである。ベレニスへの花束ゲストには吉田沙保里選手(30)が登場し、司会から「霊長類最強」と紹介されて会場を沸かせていた。
毎度その時代で最もホットな歌手に主題歌を依頼することでも有名なボンド・シリーズ。今作ではテーマ曲をアデルが歌っている。アデルは去年圧倒的な強さでグラミー賞を受賞した歌手である。ジャパンプレミア会場では待ち時間に終始アデルの主題歌が流れていた。
タイトル前のアクションシーンはシリーズ屈指の13分。シリーズならではの楽しみは今作でも健在であるが、今作では、50周年を盛り上げるため、シリーズで初めてとなるアカデミー賞受賞監督(サム・メンデス)に演出を依頼するなど、いつも以上に力が入っているようだ。これを見た3代目ボンドのロジャー・ムーアからも「最高のボンド」とのお墨付きをもらった。映画の人物設定としてこれまで当たり前のように見てきた部分の真相にもクロースアップしており、見どころは満載である。
『007 スカイフォール』は、12月1日(土)から公開。シリーズで初めて日本語吹替版も上映される。
2012/11/26 4:56