『莫逆家族』チュートリアル徳井義実が肉体改造して臨んだ衝撃作

『莫逆家族 バクギャクファミーリア』

9月8日(土)新宿にて、『莫逆家族 バクギャクファミーリア』の初日舞台挨拶が行われ、徳井義実(37)、林遣都(21)、玉山鉄二(32)、中村達也(47)、新井浩文(33)、村上淳(39)、ちすん(29)、熊切和嘉監督(38)が登壇した。


『莫逆家族 バクギャクファミーリア』は、家族を養うために黙々と仕事に明け暮れる平凡な日々を送る男が、かつての暴走族の仲間たちと魅せる傷だらけの大人たちの絆の物語。田中宏の不良マンガが原作で、「莫逆」とは「親しい間柄」を意味する。お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実が数週間の加圧トレーニングによる肉体改造を経て主役に臨んだ。


徳井は「こういう場は慣れないもんでして、どういう表情をしていいのか」と戸惑いながらも「クランクインしてから596日目ということで、ご苦労だな。この辺の語呂合わせはお手の物です」と芸人らしいトークでのっけから盛り上げ、「撮影期間は疲れましたけど、それ以降はへらへらしてましたので、ネエちゃんと遊んだりとか。肉体改造した体は、今はもう見る影もなく、胸についた筋肉はおっぱいになりました」と笑いを誘っていた。


中村は「普段はミュージシャンですが、どこを買われたのか出演することになりまして、自分でもハマり役だと思っています」と挨拶していたが、中村が優しい性格だということをいいことに、徳井は「中村さんが怖いということはかなり印象に残っています。目が怖いんで、どこかに地雷があったらどうしようという。本番中が一番安全なんですよ。撮影の合間の日に当たっているところとか、どこでキれるのかわからないよという危機感は持っていました」とコメント。すっかりネタにされてしまったようだ。


玉山は、「一年半くらい前にこの映画を撮ったのですが、ちょうどそのときに一人の友人を亡くしました。偶然にもその彼がこの原作をすごく読んでて、自分が東京を出てきて18のときによく彼の家で読んでました。現場と彼の病棟をいったりきたりしながら僕は撮影に行ってたんですが、俺の大好きな原作だから精一杯がんばってくれといつも励まされて、これを初号で見たときにはすごく特別な思いになりました。徳井さんを始め、とても力強い、もう30オーバーのおっさんたちですが、『クローズ』には負けてないなと思います」と感動的なスピーチで場内を沸かせた。また、1ヶ月前に子供が生まれたことにも触れ、「徳井さんは胸が出てるんで、今度うちに来て欲しい」と話し、徳井は「授乳ですか。もちろんですよ。いつでも吸わせますんで。何か出たらすみませんけど」と得意げに語っていた。


最後に、徳井は「守ってやる。」という作品のキャッチコピーに絡めて、相方の福田允徳の話題にも触れ、「福田さんが今ガリガリです。絶滅の危機に瀕している状態です。去年まさにこの映画を撮っているときにすい臓を壊しまして、それ以来いっこうに体重が増えて来ません。福田さんは最近何にも興味がなくなってきまして、楽屋で座椅子に座って日差しを浴びているのが何よりの幸せみたいです。福田さんだけは守っていきたいと思いますね」と語り、相方の病気をもギャグのネタにして笑わせてくれる莫逆的コンビ愛に観客も感動していた様子だった。

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2012/09/10 8:34

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