SMだけど青春純愛映画『ナナとカオル第2章』公開
9月8日(土)、渋谷のユーロスペースにて、『ナナとカオル 第2章』の初日舞台挨拶が行われ、栩原楽人(22)、青野未来(22)、瀬戸早妃(27)、清水厚監督が登壇した。
本作は、現在も連載中の漫画「ナナとカオル」を原作とした実写映画化の第2弾。”高校生のSM”という内容がセンセーションを巻き起こし、アニメ化もされている人気タイトルである。SMとはいっても、主人公は童貞で、本人たちのその一生懸命な姿は、ただのSMではない、ピュアな青春純愛物語としての評価が高い。ちょっとエッチだけどR15+の文字はどこにも見当たらないので安心して見られる。SMの見方が変わる作品である。
前作に引き続き主演している栩原さんは、「また縛れるんだと思ってすごく嬉しかった。傑作です」と挨拶。前作から代わって新ヒロイン役を射止めた青野さんは「出演が決まったとき、主演だとは思っていなかった」とコメント。青野さんは栩原さんにお尻をぺしぺしとお仕置きされるシーンを演じているが(SM用語ではスパンキングという)、これはリハーサルなしの一発勝負。監督が一番最初が緊張するからその緊張感を出すためにリハーサル抜きでやったこだわりのワンシーンになっている。栩原さんは「SMは愛がなければできないものなんです。相手のことを思ってやらないとできない」と力説し、青野さんは「お尻を叩かれたときには痛かったけど、愛を強く感じました」と話していた。
そして、瀬戸早妃。映画とは関係ない話になるけど、グラビアアイドルの中でもその道の専門家のお偉い方々が別格に絶賛していた人なので、筆者は数年前から”一番撮ってみたい人は瀬戸早妃”と公言し続けてきたのだが、この日、ついに念願が叶って瀬戸さんをカメラに収めることができた。これは記者冥利に尽きる! まさかSMの映画で瀬戸さんを撮れるなんて思わなかったけど、期待を裏切らず評判通りの素敵な人だった。瀬戸さんは作品を「とてもさわやかなSM映画」と紹介していたが、しかし、なんとまあ礼儀正しいことか。入口で深くお辞儀して登場し、ステージにあがってもまず一礼。舞台挨拶が終わると、最後にまた深々と頭を下げて、舞台挨拶でこんなに何度もお辞儀をする登壇者を見たのは筆者も初めてである。舞台挨拶中、目が合っちゃって、そしたら微笑みかけてくれて、もう大ファンになっちゃったよ。映画館は照明が暗いので、どうしても綺麗な写真が撮れないのが残念。今度はぜひ太陽の下で瀬戸さんを撮影したいものだと思った。そんな瀬戸さんは本作ではSMショップの店長を演じている。1日だけの撮影ながらも強く印象を残す役どころで、これは注目である。こんな綺麗な人が店長だなんて考えただけでもドキドキするよね。
なお、初日には、緊縛されたナナカオガールズが登場し、お客さんの写真撮影のリクエストに応じていた。『ナナとカオル第2章』は現在公開中。(澤田)
2012/09/10 8:17