倉科カナが一番欲しいものは「どこでもドア」

倉科カナ

7月23日(月)、新宿にて、オンデマンド・ドラマ『東野圭吾ドラマシリーズ”笑”』のプレミア試写会が行われ、出演の濱田岳(24)と倉科カナ(24)が登壇した。


東野圭吾と言ったら、『容疑者Xの献身』など、ミステリー作家としてのイメージが強い有名作家であるが、今回の作品は笑いがテーマの3作品である。1995年に「怪笑小説」、1996年に「毒笑小説」、2005年に「黒笑小説」、今年最新刊「歪笑小説」と発表してきた、東野圭吾の裏の代表作といえるシリーズで、タイトルから想像できるように、ブラックで毒の効いた笑いが特徴である。この中から3作品を厳選してのドラマ化であり、インターネットを利用して携帯電話やパソコンで見る、現代ならではの形態の作品となる。


濱田岳と倉科カナは3作品の中の最初の一片「モテモテ・スプレー」に出演している。倉科は、「コメディは私の中では難しい分野だったので撮影中は結構悪戦苦闘してました。濱田さんの、モテたくてモテたくてしょうがない願望によって始まるドラマなんですけど、モテたくてしょうがないエネルギー、衝動、もがいている姿がとても可愛いらしくて、クススク笑ってしまうような言動をやってらっしゃるので、そこは見ていただきたいのと、モテモテ・スプレーを使ったときの、私演じるアユミが変わっていく様はぜひ見ていただきたいです。タイトルに”笑”とあるとおり、クスッと笑えてほっこりできる見やすいドラマになっています」と作品の見どころを紹介していた。


吹きかけるとモテモテになる秘密道具にからめて濱田が「僕は”セガ・ノビール”が欲しいですね。180センチくらいになったらいいな。ジェットコースターに乗るときいちいち制限にドキドキしなくていいから」と語っていると、倉科は「私は”どこでもドア”が欲しいです。移動時間がもったいないので」と話していた。司会が「海外旅行に使うのか」と訊くと、倉科は「現場にすぐに行きたいので」と答えていたのが印象的であった。


Twitter、Facebookを通じて笑顔の写真を投稿すると、入選すればトータス松本の歌うドラマ主題歌のスペシャルプロモーションビデオに使ってもらえるキャンペーンを開催中ということで、濱田・倉科もこれに応募するためにお互いを撮り合って見せた。濱田が倉科にカメラを向けると劇場にBGMが流れだし、倉科は「恥ずかしい」といいながらも照れながらしっかりポーズを決めてみせると、濱田は「さすが」と自分で撮った写真に感心していた。


『東野圭吾ドラマシリーズ”笑”』は、あのミステリーの巨匠がこんな作品も書いていたんだという意外性と、あえてお笑い芸人ではなく、俳優にコメディをやらせていることにプロデューサーのこだわりがある。J:COM オン デマンド、auビデオパス・スマートパスにて、2012年8月1日より配信開始。

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2012/07/29 9:12

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