『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』ジュード・ロウが来日

ジュード・ロウ

2月15日(水)、イギリスの俳優ジュード・ロウ(39)が『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』のPRで来日。新宿・パークハイアット東京にて記者会見を行った。

『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』は、ロバート・ダウニーJr.がシャーロック・ホームズ役を演じるシリーズの第2作目。いよいよホームズの宿敵モリアーティとの天才同士の対決が描かれる。前作に引き続き、ジュード・ロウがワトソン医師の役を好演している。

このシリーズの面白さは、それまでのシャーロック・ホームズのイメージを封印して、新しいホームズ像とワトソン像を作り上げたことにある。そのキャラクターを作り上げるため、ジュード・ロウ自身のアイデアも含まれているという。「ワトソンに関しては、テレビシリーズを見ると原作とは違うワトソン像がすでに出来上がっていたと思うけど、今回は一旦原作に戻って、原作に忠実でありながら、僕なりの解釈を取り入れたんだ。ワトソンはのろまなイメージだけど、原作では軍隊でも活躍しているし、ラグミーもやっていたから今回もアクションに大きく関わっているよ。ロバートと原作の好きなセリフを集めたバイブルを持ち寄って楽しみながら役を作り上げていったよ」と語るジュード。

中でも見どころはスローモーションで描かれる森の中のチェイスシーンだという。ジュードは「森の中のシーンはすごく気に入ってるんだ。撮影中も楽しかったけど、どんな映像になるのかは撮っているときにはまったくわからなくて、できあがりが楽しみだった。最終的にできあがった映像を見たときには驚いたね。ガイ・リッチー監督は最初から頭の中でイメージができあがっていて撮っていたんだね」とコメントしていた。

ファッションリーダーとしても活躍するジュード。今作でも衣装がバッチリ決まっていて粋なこと! 「衣装は監督と衣装デザイナーと自分のコラボレーションで決めて行くものなんだ。この映画は時代ものだからその時代にふさわしい伝統的なものでなければならない。役者も意見を持っていて気に入る衣装に近づけて行った。この映画で僕はツイードのファンになったよ。伸縮性もあって、着るほどに体にフィットしていくんだ。防水効果もあって、雨のときはさっとはらうだけで済む。暑ければ上着を脱げば良い。着るとスマートに見えるんだ。唯一の難点を言えば襟が高すぎて首がきつかったことかな」と語るジュードから役にかけるこだわりのようなものを感じた。

ちなみに、今回も前作同様、残念ながらロバート・ダウニーJr.の来日はなかった。なぜなら、ロバートにはつい先週赤ちゃんが生まれたばかりだからである。赤ちゃん誕生について記者からも質問があったが、何も知らなかったジュードは「本当に? 赤ちゃんが生まれたなんて知らなかったよ! もうすぐかとは思っていたけど、いつだったの? 先週!? 聞いてないよ。君に電話して僕にしなかったなんて侮辱だね。ロバートとの友情はこれでおしまいだ」と驚きながらおどけていた。これには記者陣も爆笑していた。

『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』は3月10日丸の内ルーブル他全国ロードショー。

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2012/02/20 2:20

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